この記事では、いま注目されている分散型デリバティブ取引所(DEX)の一つ、ApeX Protocol(エイペックスプロトコル)の特徴と登録方法(口座開設)について解説しています。(以下、ApeX Proとします)
- ApeX Pro(エイペックスプロトコル)取引所とは
- ApeX Pro取引所はどうやって登録するのか
- 他のDEXと何が違うのか
- APEXトークンとは
以上の点に焦点を当てます。
この記事を読めば、初心者の方でもAPEX取引所について理解することができます。
すぐにApeX Proの登録方法について知りたい方は、「ApeX Proの登録・口座開設方法」へどうぞ。
ApeX Pro(エイペックス)分散型取引所の特徴
公式サイト | ApeX Pro公式サイト |
設立年 | 2022年 |
名称 | ApeX Protocol(APEX)、ApeX Proと略す。 |
取扱通貨数 | 5種類(BTC、ETH、XRP、ATOM、DOGE)もっと増える予定 |
最大レバレッジ | 最大20倍 |
取引所内通貨トークン | APEX、BANA |
手数料 | メーカー手数料は0.02%、テイカー手数料は0.05%、資金調達率(一時間毎) |
対応チェーン | ETHチェーン、BSCチェーン、Polygon、Arbitrum One(入金はUSDC) |
対応ウォレット | MetaMask、Trust、Rainbow、imToken、BitKeep、TokenPoket、Coinbase Wallet、WalletConnect |
ApeX Pro(エイペックスプロトコル)とは、デリバティブ(信用取引)に特化したDEX(分散型取引所)のことです。世界の企業やBybit等取引所に出資を受けています。
DEXの中でメジャーな取引所といえばAMM型のUniSwap(ユニスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)が人気です。
デリバティブDEXの先駆けとしてdYdXが人気ですが、FTXの破綻事件を機にdYdXが発行する独自トークン「DYDX」が高騰したことも印象深い出来事でした。
FTX破綻事件から世界的大手の中央集権取引所(CEX)でも安心できないという投資家心理から、CEXからDEXへプラットフォームの関心が移りつつあります。
ApeX Pro(エイペックス)の特徴
ここからはApeX Pro(エイペックスプロトコル)の特徴について解説していきます。
主な特徴は下記の3つ。
- デリバティブ取引が可能
- 板取引が可能
- 独自トークンAPEX、BANAを発行
順番に解説していきます。
デリバティブ取引が可能
まず、デリバティブ取引が可能なDEXという点が一番の特徴として挙げられます。
ApeXは、最大20倍のレバレッジでトークンペアの永久スワップ(デリバティブ)取引市場を容易に作成する分散型の非カストディアルプロトコルです。
Ethereumブロックチェーン上のスマートコントラクトで動作しており、ユーザーは少ない資金でも効率的な資産運用が可能です。
ちなみに、日本の取引所では最大で2倍までしかレバレッジをかけられないため、レバレッジ取引をしたい方はこういったデリバティブDEX、もしくは海外取引所を使うしかありません。
板取引(オーダーブック)ができる
次に、板取引(オーダーブック)で取引できる点も特徴として挙げられます。
ApeXはUniSwapのようなAMM(自動マーケットメーカー)型取引ではなく、Bybit等のような中央集権的取引所と同じ板取引ができます。
なのでDEXを使い慣れていない方でも、今までの仮想通貨取引所と同じ感覚で使うことができると思います。
また、UI / UXも使いやすく作りこまれており、初心者でも感覚的な操作ができる点がポイントです。
独自トークンAPEXとBANA
ApeX Proは、ガバナンス権を付与するトークンであるAPEXと、ApeX Pro上のTrade to Earn(トレード・トゥ・アーン)のリワードトークンであるBANAによってサポートされています。
APEXの供給の一部はBANAの作成に充てられます。
今後ステーキング機能や、手数料割引特典などが実装されます。
APEXとBANAの詳細は以下に続きます。
独自トークンAPEX・BANAとは
APEXトークンとは
APEXを保有することによって、ガバナンス、プロトコル・インセンティブ、ステーキングに関与する権利を持ちます。
APEXトークンの23%はコアチームと初期投資家に割り当てられ、残りの77%は参加報酬、エコシステム構築、流動性ブートストラップ用に確保されています。
APEXの供給の一部は、ApeX pro取引所のTrade to Earnのイベントを支える報酬トークンであるBANAの作成に充てられます。
※2022年11月時点
シンボル | APEX |
---|---|
価格 | ¥56.46 |
時価総額 | ¥1,328,074,737 |
時価総額ランキング | 2708位 |
総供給量 | 1,000,000,000APEX |
BANAトークンとは
BANAは、APEXで毎週定期的に開催されるTrade to Earnイベントの参加者に配布される報酬トークンです。
合計25,000,000APEXで造幣され、最低12ヶ月間ロックされました。
25,000,000,000BANAが初回償還レート0.001で供給されています。
手数料、建玉、および一期間のBANA-USDC LPトークン残高の組み合わせに基づいて配分されます。
ApeX ProのTrade to Earnのイベントにより、BANAトークンの燃焼が加速した場合、BANAトークンの供給量を増やすことが検討されます。(APEXホルダーのガバナンスで提案)
※2022年11月時点
シンボル | BANA |
---|---|
価格 | – |
時価総額 | – |
時価総額ランキング | – |
総供給量 | 25,000,000,000BANA |
仮想通貨APEXを保有するメリット
ここからは、仮想通貨APEXを保有するメリットを解説していきます。
仮想通貨APEXを保有するメリットは下記のとおりです。
- ガバナンストークンとして使用できる
- 取引手数料が割引される予定
- ApeX NFTゲームで使用できる
- ステーキングにより増やせる予定
順番に解説していきます。
ガバナンストークンとして使用できる
まず、ガバナンストークンとして使用される点がメリットとして挙げられます。
MetaMask等の対応ウォレットにAPEXを入れておくだけで、保有する枚数に応じAPEX運営に投票する権利が得られます。
取引手数料が割引される
次に、取引手数料が割引される点が挙げられます。
割引機能は今後発表されるようです。
ApeX NFTゲームで使用できる
ApeX Predators NFT保有者は、ApeX NFTのゲームが始まると、NFTを燃やして$APEXを得ることができます。それ以外の場合、ApeX NFTはOpenSeaで直接購入することができます。
取引やステーキングにより増やせる
最後に、APEXは取引やステーキングにより増やせる点が挙げられます。
詳細については今後発表されると思います。
ApeX Pro(エイペックス)の登録・口座開設方法
ここからは、ApeX Proの登録・口座開設方法について解説していきます。
登録手順は下記の5ステップです。
- 公式サイトにアクセス
- 取引画面にアクセス
- メタマスクウォレットに接続
- メール認証
- USDCの入金
公式サイトにアクセス
まずは公式サイトにアクセスしましょう。
ウォレットに接続
画面右上の取引画面の右にある、「ウォレットを接続」からメタマスクと接続します。
※例としてメタマスクを挙げていますが、対応ウォレットならどれでもOK。
署名の要求
「署名の要求」をされるので、ガイダンスに従いウォレットの署名をしていきます。
設定を入力する
Settingsを入力する画面になるので、UserName(ユーザーネーム)を入力しておきましょう。
General、Account、Tradingのチェックを求められますが、General以外はチェックを入れておきましょう。
メールアドレスの認証
ApeXから以下のようなメール認証メールが届くので、「Verify」をクリックしましょう。
以下の画面が表示されれば認証成功です。
USDCを準備
Deposit(入金)を施すガイダンスが表示されます。
BybitやBinanceなど海外取引所でUSDCを購入し、それをメタマスクに送金しておきましょう。
Bybitでの購入方法とメタマスクへの送金方法は以下の記事で解説しています。
※ETH→USDCに置き換えて読んでください。
ApeX Pro(エイペックス)の将来性
ApeX Proの将来性について解説していきます。
下記3つの理由から、今後デリバティブDEXの市場は伸びると思います。
- ガス代が無料
- トレードマイニング
- FTX破綻による規制の強化に対抗
順番に解説していきます。
ガス代が無料
まずは、ガス代が無料という点が今までのDEXより優れています。
ApeX Proはレイヤー2(イーサリアムチェーンと互換性のある別のチェーンで取引を処理)を使用することで、ガス代がかからないという点がユーザーにとって大きなメリットです。
トレードマイニング
ApeX Proでのトレードマイニングとは、取引する度に独自トークンのBANAが貰える仕組みです。
また、ステーキングすることでも今後トークンを増やせる仕組みを作っているので、ApeX Proを使えば使うだけお得になります。
FTX破綻による規制の強化に対抗
2022年11月初旬に世界最大手のFTX取引所が突如破綻しました。
これにより資金の横流しが発覚し中央集権的な取引所の人的リスクが露呈し、連鎖倒産も起きています。
社会的に成功していた見られていたFTXがこの体たらくだったので、これからも国家の仮想通貨取引所に対する規制は強まるでしょう。
中央集権ではない、人的リスクができるだけ少ないデリバティブDEXであるApeX Proには追い風となるでしょう。
ApeX Proについてよくある質問(Q&A)
ApeX Proについての質問をまとめてみましたのでご覧ください。
ApeX Proの登録はメールアドレスだけで出来ますか?
はい、メールアドレスさえあればApeX Proの登録は問題なく行えます。
使用するためにはメタマスクなどのウォレットも用意する必要があります。
ApeX Proにスマホアプリはありますか?
はい、iOSとAndroid両方の公式アプリがあります。
アプリは使いやすく、ブラウザと同様の機能が揃っておりレバレッジ取引もできます。
アプリのインストールはこちらからどうぞ
ApeX Proは日本語に対応していますか?
はい、対応しています。
日本語への切り替えはトップページ左上の地球マークのアイコンから行えます。
ApeX Pro(エイペックス)まとめ
この記事では、ApeX Proの口座開設・登録方法や特徴、将来性について解説しました。
ApeX Proの特徴をおさらいすると下記になります。
ApeX Proの特徴
- マルチチェーン対応
- DEXでレバレッジ取引が可能
- ガス代が無料
- Trade to Earnが採用されており取引する度に報酬あり
- 中央集権取引所の人的リスクからの解放
上記のように、ApeX Proではガス代が無料になり処理も高速です。
最大20倍のレバレッジ取引が可能であり、Trade to Earn(トレード・トゥ・アーン)ができる点も特徴でしたね。
中央集権取引所(CEX)から分散型取引所(DEX)への移行の流れが起き始めています。
チャンスを逃さないためにも、ApeX Pro取引所での口座開設をしておくことをオススメします。
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