本日は台湾やベトナムで高い評価を得ているアジア発の仮想通貨デリバティブ(ビットコインFX)取引所「BingX(ビンエックス)」の特徴や登録方法、使い方についてまとめました。
※BingbonからBingXにリブランドしています。
由緒ある金融業のライセンスを取得し運営しているということで、日本での知名度はイマイチながら今後が期待できる海外取引所です。
BingX取引所の特徴
取引所名 | BingX Exchange |
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運営 | BINGBON INTERNATIONAL FINANCE LIMITED(2018年設立らしい) |
国籍 | 香港 |
出入金通貨 | BTC、ETH、USDT、USDCに対応 |
取引銘柄 | BTC,USD,ETH,XRP,LTC,BCH,S&P500,NASDAQ-100,日経225,DJIAなど |
手数料 | スプレッド+注文決済時0.075% |
追証 | なし |
日本語 | 対応 |
BingX Exchange(ビンエックスエクスチェンジ)は、台湾・ベトナムあたりで高いシェアを得ている2018年頃に香港で設立された暗号通貨FX(ビットコインFX)海外取引所です。
コピートレート機能で初心者でもトップトレーダーのミラトレ可能
コピートレーディング(Copy Trading)やデモトレーディング(Demo Trading)などの機能もあり、およそ30万人以上のユーザーを擁し1日あたり約500,000ドルの取引量があるとのことです。
Bingbonはグローバル事業展開のために、オーストラリア政府発行のAUSTRACライセンス、アメリカ政府発行のMSBライセンス、およびEU政府発行のMTRライセンスを正式に取得しており、所在地表示などプライバシーポリシーもしっかりしている印象です。
BingXはデモ取引も同アカウントでできる
Bingbonは「VST」というデモトレード専用通貨を利用し、トレード画面の練習ができます。(1 VSTは1 USDに相当するバーチャルUSDという感じです。)
登録完了後、利用者の口座残高には自動的に100,000 VSTが入っており好きに使える。
出入金に2種類のステーブルコインに対応
出入金にUSDTとUSDCという2種類のUSDステーブルコインが対応しているわけですが、テザー社の発行しているUSDTの信用に懐疑的な人にとって、USDCで完結できるのはメリットですね。
BingXは為替や指数など幅広い取扱銘柄
BingXは暗号資産だけでなく、金、銀、原油などの主要商品先物、外国為替、S&P500、NASDAQ-100、日経225など人気のある指数先物(インデックス)など他の金融商品のUSDTペアも揃えています。
USDT無期限契約とは、ポジションの証拠金として注文や決済がUSDT(ステーブルコイン)のペアを指す。
インバース型契約取引とは、証拠金としてビットコイン(BTC)/イーサリアム(ETH)を使用するものを指す。
暗号資産取引
BTC、ETH、XRP、LINK、LTC、BCH、EOS、TRX、BSV、ADA、XTZ、DOT、UNI、FIL
グローバル指数(株価指数)
USTECH、WALL、HSI、R2000、US500、JAPAN225、DE30、FT100
商品先物
GOLD、CRUDE、SILVER
外国為替
AUD/USD、USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD、USD/CAD、EUR/GBP、EUR/JPY
BingXのスプレッドと取引手数料
スプレッドとは「買い」と「売り」の価格差です。実質的な取引所の取引手数料となります。
タイプ | スプレッド範囲 |
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ビットコイン | 0.02%〜0.1% |
アルトコイン | 0.02%〜0.2% |
指数先物 | 0.02%〜0.15% |
商品先物 | 0.02%〜0.1% |
外国為替 | 0.02%〜0.1% |
※スプレッドは目安であり相場の過熱感によってはこれよりも広がる可能性があります。
注文決済時にかかる取引手数料
ポジションを閉じるときに(決済するときに)発生する取引手数料率がポジションに対して0.075%かかります。
資金調達率
海外ビットコインFXではお馴染みの資金調達率(Funding cost)もあります。
資金調達率がプラスの場合、ロング側はショート側に支払い。マイナスの場合その逆になります。
ユーザーが1時間以上ポジションを保持している場合、資金調達率が計算され市場によって数値は変化します。
資金調達スケジュールは8時間ごとに、0:00、8:00、16:00(GMT + 8)に発生します。
最大150倍のレバレッジと分離マージン
銘柄の性質によって最大レバレッジは異なる
BTC/USDTの契約では、最高150倍のレバレッジ。
ETH/USDTでは、最高100倍のレバレッジ。
そして、ほかの暗号資産の取引ペアはレバレッジ倍率範囲が35~50倍。
FX為替契約では、最大300倍のレバレッジ。
コモディティ(商品先物)と市場指数では、最高100倍のレバレッジとなっています。
クロスマージンと分離マージンでリスク管理できる
分離マージンモード(口座残高と証拠金を分離できる)とクロスマージンモード(口座残高=証拠金)という2つのモードを選ぶことが出来るので、残高全てを吹っ飛ば差ないようにリスク管理できます。
BingXの登録方法(口座開設)
BingX公式サイトの新規登録をクリックし登録フォームに入力していきます。携帯番号よりは替えが効くメールアドレス登録をオススメします。
次のステップに進むと「認証コードを送信しました」となるので、メールを確認してコードを入力しましょう。以上で登録完了です。
KYCなしでも出金できるが上限低め
KYC(パスポート)をすれば一日の出金限度額がUPします。KYCなしでも出金できます。1BTC/日程度。※最新の値は公式を参照してください。
Bingbon(ビンボン)の入金出金機能
BingXに入金
BingXのダッシュボード(アカウント)ページから「入金」ページをクリック。
ここに表示されているビットコインアドレスに送金すると入金が完了します。※法定通貨の預金をサポートしていません。
「資産」→「入金」をクリックし、対応する通貨を選択しQRコードもしくはアドレスコピーしてください。
別の取引所またはウォレットにアドレスを入力し出金処理をします。
最小入金額は1USDT程度になっています。
BingXから出金
BingXのダッシュボード(アカウント)ページから「出金」ページをクリック。
「資産」→「引き出し」を開き、対応通貨を選択します。
送金先となるアドレスを貼り付ける、もしくは引き出しアドレスのQRコードをスキャン入力し、引き出し金額を入力して、[確認]をクリック、最後に検証メールをクリックすれば送金申請完了です。
入金にはネットワークノード全体による確認が必要であり、平均10〜60分かかります。
最小引き出し額は15USDTで、KYCユーザーの1日あたりの累積引き出し限度額は1,000,000USDTです。
出金アドレス | 送金宛先の対応アドレスをコピペ |
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出金数量 (BTC) | 出金したい数量(最小枚数0.006BTC) |
コメント | 空欄でOK |
手数料 | 手数料は0.0005BTCとなっています。 |
BingXのコピー注文取引機能
BingXは業界初でコピー注文機能をデフォルトで導入しています。
コピー注文取引機能はかなり新しいもので、世界中の腕に覚えのあるトレーダーが集結しているとのことです。
プロトレーダーの取引戦略をそのままコピーし、トレーダーの操作に従い、自分の口座で同時にポジションが注文または決済されるという機能です。
簡単操作で、一定金額あるいは一定比率の設定によって、許容リスクを調節できます。
例えば、100USDTもしくは資金の10%のみでコピー注文を利用したい場合、そのまま100USDT/10%を入力すれば、その分のみ利用でき、さらに損切率や最大ポジション金額まで設定できます。すごい。
BingXのスマホアプリは使いやすい
BingXには公式のスマホアプリがリリースされています。私も使用していますが、指紋認証ログインがついており、サクサク動き操作性も高く、仮想通貨取引所のスマホアプリの中でも使いやすい部類だと感じます。
BingXについてのまとめ
コピトレ機能もある台湾の取引所BingXの登録方法と使い方を解説しました。
暗号通貨銘柄もUNIやらFilなど流行りものも含め幅広いラインナップであるにも関わらず、ナスダックやS&P500などの株価指数、ゴールドや原油などのコモディティなど人気の金融商品をトレードできるのがいいですね。
ただ、手数料はスプレッド+決済手数料0.075%と安くはないので、スプレッドが何処まで狭くできるかお手並み拝見といったところ。
コピートレードは色んなトレーダーを選んで注文もある程度カスタマイズできるので使いこなせば面白い戦略が立てられるかもしれませんね。
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