この記事では実際にBybit(バイビット)とBinance(バイナンス)の両方の取引所を使っている筆者が初心者向けに、両方の取引所の特徴から口座解説の仕方までを丁寧に解説いたします。
- 最近仮想通貨投資を始めたけど、オススメの取引所はある?
- BybitとBinanceってどっちがオススメなの?
- 海外取引所は安心できるの?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
記事前半ではBybitとBinanceのメリットについて、後半では口座解説方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容をよく読んで、安心して仮想通貨取引をしましょう。
すぐに口座解説方法について知りたい方は、「BybitとBinanceの口座開設方法」へどうぞ!
Bybit(バイビット)とBinance(バイナンス)を比較
まずはざっと、BybitとBinanceの比較表を作成してみましたのでご覧ください。
BybitとBinanceの比較表
名称 | Bybit | Binance |
---|---|---|
設立年月 | 2018年3月 | 2017年7月 |
所在地 | ドバイ | マルタ共和国 |
ユーザー数 | 約500万人 | 約2500万人 |
取り扱い通貨数 | 234種類 | 362種類 |
一日の取引高 | 45万BTC 1兆4400億円 |
330万BTC 10兆5000億円 |
最大レバレッジ | 100倍 | 20-125倍 |
クレジットカード入金 | ◯ | ◯ |
日本語対応 | ◎ | ◯ |
取引手数料 | 現物メイカー:0.1% テイカー:0.1% 信用メイカー:0.01% テイカー:0.06% |
現物メイカー:0.1% テイカー:0.1% 信用メイカー:0.02% テイカー:0.04% |
入金手数料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨ごとに変動 | 通貨ごとに変動 |
モバイルアプリ | 有り | 有り |
ネイティブトークン | $BIT | $BNB |
※2022年8月現在(情報元:coingecko)
特に差がある項目に関して取り上げていきます。
所在地を比較
ドバイもマルタも地政学リスクが低い国だといわれています。BybitもBinanceも国政による影響が少ない取引所といえるでしょう。
ユーザー数と取引高を比較
BybitとBinanceのユーザー数と取引高を比較すると、
Binanceの方がユーザー数は5倍、取引高では7倍多いという差があります。
取引板が厚いのは世界最大手のBinanceに軍配が上がります。
初心者の方は比較表だけ見ても分かりにくいと思うので、次章からは上の表を基にどちらがどんな人にオススメかを解説していきます。
【結論】初心者にオススメなのは「Bybit(バイビット)」
先に結論を述べると、これから仮想通貨投資を始める方には「Bybit」の方がオススメです。
理由はシンプルで、Binanceよりも日本人にとって使いやすい環境が整っているためです。
本記事を読んでいただければ、Bybitの方が金銭的にも精神的にも安心できる点が多いと感じると思います。
Bybitをオススメする理由は次章から解説します。
Bybit(バイビット)をオススメする理由4つ
ここからはBybitをオススメする理由を4つ紹介していきます。
Binanceにはない、Bybit独自のメリットを厳選しましたので参考になるかと思います。
主なメリットは下記の4つ
- 日本人向けサービス終了の可能性が低い
- PCもスマホも見やすい洗練されたUI
- 充実した日本語対応
- サーバーが盤石
順番に解説していきます。
日本人向けサービス終了の可能性が低い
まずは、日本人向けのサービスが終了する可能性が低いと言える理由から解説していきます。
主な理由は次の3点です。
- どの取引所よりも日本語のサポートが充実している
- 一度も日本語サービスを終了したことがない
- 金融庁に利用が認められている
日本語のサポートが充実していることに関しては「充実した日本語対応」で解説しています。
「一度も日本語サービスを終了したことがない」とはどういうことかと言うと、実は今回比較対象としているBinanceは過去に一度日本語サービスを終了したことがあります。(2022年現在は復活)
Binanceは過去に2回金融庁から警告を受けており、その規制から逃れるためサービスを停止したのが背景としてあるようです。
日本語サービスだけでなく日本での使用停止も宣言されていましたので多少の不安は残ります。
Binanceは現在も警告を受けている状態ですが、Bybitは現在(2022年8月)は金融庁からの警告を受けていません。
そのことは金融庁の公式サイトから簡単に調べることができます。
Bybitは登録こそされていませんが、利用することは認められています。
登録を受けない外国証券業者であっても、その取引相手が証券会社やその他金融機関等の場合、もしくは証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。
ここで言う「勧誘に類する行為」とは、「新聞、雑誌、テレビジョン及びラジオ並びにこれらに類するものによる有価証券に対する投資に関する広告、有価証券に対する投資に関する説明会の開催、口頭、文書又は電話その他の通信手段による有価証券に対する投資に関する情報提供」等が含まれます。
– 外国金融サービス業者が我が国市場に参入するにあたって適用される法規制より抜粋
いつサービス終了が発表されるかわからない取引所を使うよりも、Bybitの方が安心できます。
PCもスマホも見やすい洗練されたUI・UX
BybitはUI・UXが非常に洗練されています。
パソコンの大きい画面はもちろん、スマホの小さい画面でも見やすく操作しやすいです。
直感的な操作が可能となっており、初心者にとって嬉しい作りとなっています。
注文ミスなども起こす可能性が減るので、安心して取引ができます。
充実した日本語対応
Bybitは日本語対応の充実さから、最も日本人にオススメの取引所と言えます。
Binanceも日本語に対応はしているのですが、英語をそのままカタカナに変換したような文章が目立ちます。
その点、Bybitは日本語に完全対応しており、英語をそのままカタカナ変換したような文章はほとんどなく、なんの違和感もなく使用することができます。
また、Bybitのブログは日本人の方が執筆されているようで、Bybitに関するお知らせやなどが非常に読みやすいのも初心者にオススメできるポイントです。
更に、Bybitでは24時間無料で使えるチャットサポートがあり、そこでも日本人が受け答えしてくれているかのような自然な日本語でサポートを受けられます。
サーバーが盤石
注文の通りやすさ・サーバーダウンの起こしにくさ等の観点から、サーバーの強さも仮想通貨取引をする上で重要になってきます。
Bybitは他の取引所と比べてもサーバーが強いことで有名です。
その強さから、Bybitのサーバーが落ちる時は他のサーバーも落ちていると言われるほどです。
ですが、必ずサーバーが落ちないと言う訳ではないので、各自で対策を取っておくことが重要です。
具体的には、「複数の取引所を利用する」などが挙げられます。
投資の格言にも「卵はひとつのカゴに盛るな」という言葉があるように、ひとつの取引所だけしか使っていなかったらその取引所がサーバーダウンしたときに身動きが取れなくなってしまいます。
ここまでBybitをオススメしてきましたが、同じようにBinanceも優秀な取引所です。
そのため、Bybitなどで海外の取引所に慣れてきたらBinanceにも口座開設をすることをオススメします。
慣れてきたらBinance(バイナンス)もオススメ
Binanceは世界一大きい仮想通貨取引所なだけあり、Bybitよりも20倍ほど一日の取引高が多いです。
取り扱い通貨数も100種類ほど多くなっているため、様々な草コインを購入したい方にとっては開設必須とも言える取引所となっております。
日本人ユーザーも多く、43万人以上の日本人が利用しているとも言われています。
分からないことがあっても検索すれば大抵のことは出てくるため、安心して使うことが出来ます。
ですが、ネットには多くのデマや、古い情報がそのまま残されていたりするため、全てを信じすぎるのは危険行為です。
一番は公式に直接問い合わせるのが安全だと言えます。
Binance(バイナンス)をオススメする理由3つ
ここからはBinanceをオススメする理由を4つ紹介していきます。
Bybitにはない、Binance独自のメリットを厳選しましたので参考になるかと思います。
主なメリットは下記の3つ
- 最大125倍のレバレッジ取引が可能
- 取り扱う仮想通貨の種類が豊富
- BNBを保有すると手数料が安くなる
順番に解説していきます。
最大125倍のレバレッジ取引が可能
Binanceでは最大125倍のレバレッジ取引が可能となっています。
125倍と聞くと当たった時のリターンが大きい反面、損失が出た時がやばいのではないかと思われると思います。
ですが、Binanceには「ゼロカットシステム」が採用されており、証拠金以上の損失は取引所が負担してくれるシステムになっています。
例えば、ユーザーが1万円を125倍のレバレッジで運用して暴落してもユーザーの損失は1万円だけということになります。
ちなみにこのシステムはBybitでも採用されています。
取り扱う仮想通貨の種類が豊富
取り扱う仮想通貨種類の豊富さも大きな特徴で、Bybitより約100種類も多いです。
仮想通貨投資に慣れてきて、より多くの仮想通貨を購入してみたい人などはBinanceの口座を開設するのをオススメします。
Bybitも262種類というかなり多くの仮想通貨を取り扱っているため、使いやすいBybitだけでいいという方はそれでいいと思います。
海外の取引所の柔軟性がわかります。
BNBを保有すると手数料が安くなる
Binanceの現物取引手数料は一律0.1%となっており、他の取引所と比べても比較的安い部類に入ります。
デリバティブの取引手数料はメイカー:0.02% テイカー:0.04%となっておりBybitもやや高いです。
ただ、Binanceのネイティブトークンである「$BNB」を保有することで最大25%の割引を受けることができます。
0.1%なら、0.075%まで手数料が下がるということですね。
この割引率はBinance設立の2017年から年々低くなっていき、下記の通りです。
経過年数 | 手数料割引率 |
---|---|
1年 | 50% |
2年、3年 | 25% |
4年 | 6.75% |
5年 | 0% |
25%オフは2022年7月13日までと発表されていましたが8月17日現在も25%オフになっています。
Bybitの安さには及びませんが、安いに越したことはないですね。
Binanceは余計な手数料がかからないという所も多くのユーザーに利用される理由です。
Bybit・Binanceを使うデメリット
ここまで、BybitとBinanceという2大海外取引所を紹介してきましたが、デメリットも存在することも忘れてはいけません。
この章では、BybitとBinanceを利用するデメリットを解説していきます。
考えられるデメリットは下記の通り。
- 詐欺メールに気がつきにくい
- 金融庁から警告を出されておりサービス終了の可能性もある
順番に解説していきます。
詐欺メールに気がつきにくい
BybitやBinanceは海外の取引所であるため、英語でメールが送られてきてもあまり不審ではありません。
そのため、メールに記載されているページからログインして資金を盗まれたりする可能性もあります。
詐欺の手口は年々巧妙化してきており、新しい技術も開発されているため簡単には見抜けないようになっています。
対策としては、メールは完全に無視するのがいいと思います。実際に筆者はそうしています。
また、BybitもBinanceも2段階認証が簡単に設定できるため口座開設をしたら必ず設定しておきましょう。
2段階認証を設定するだけで一日の出金上限などが引き上げられるため、設定しておいて損することはありません。
Bybitの2段階認証を済ませていない方はこちらの記事でやり方を詳しく解説しているため、サクッと済ませておきましょう。
Binanceの2段階認証についてはこちらで解説しております。
金融庁から警告を出されておりサービス終了の可能性もある
先ほども少し触れましたがBinanceは2022年8月現在、金融庁から警告を出されています。
だからといってすぐに「日本人は利用停止」となる可能性は限りなく低いと考えます。
理由としては、過去に日本人ユーザーの利用を停止すると発表した際も公式では「段階的に利用を停止する」と発表され、最初は日本語対応サービスが無くなっただけでした。
このことからも、また利用の制限をするとしても「段階的に」停止していくと考えられます。
Bybitに関しては警告を出されていませんので、その点は安心して使っていけそうです。
BybitとBinanceで迷うならどっちも登録しよう
どちらも信頼できる取引所である
ここまでBybitとBinanceのメリット・デメリットを解説してきましたが、この2つで迷うなら、両方開設するのがいいと思います。
というのも、BybitとBinanceはどちらも人気のある取引所で、口座開設をしておいて損をすることはないからです。
自分に合っている取引所を使い続ければいい
できることも似ているため、どちらかで迷うよりも実際に両方使ってみて自分に合った方を選択した方が速いです。
次章からはBybitとBinanceの口座開設方法を解説していきます。
BybitとBinanceの口座開設方法
ここからはBybitとBinanceの口座開設方法を解説していきます。
どちらも1分ほどで開設できるためサクッと開設しておきましょう。
Bybitの口座開設方法
Bybitの口座開設に最低限必要なものはメールアドレス、電話番号だけです。
簡単な流れは、Bybit(バイビット)公式サイトにアクセス→メールアドレス・パスワード入力→認証メールに記載された認証コードを入力するだけです。
Eメールアドレス | フリーメールアドレスで登録できます。 |
---|---|
パスワード | パスワードは8文字で、1つの大文字、1つの小文字、及び数字を含んでいる必要があります。 |
紹介コード | 当サイトから登録では記入欄はありません。 |
Bybitの詳しい開設方法はこちらで解説しております。
Binanceの口座開設方法
BinanceもBybitと同様の手順で口座開設できます。
Binance公式サイトにアクセス→メールアドレス・パスワード入力→認証メールに記載された認証コードを入力するだけです。
Binanceの詳しい開設方法はこちらで解説しております。
BybitとBinanceに関するQ&A
BybitとBinanceについての質問をまとめてみましたのでご覧ください。
日本人は海外の仮想通貨取引所を使っても大丈夫ですか?
大丈夫です。ユーザーが罰せられることはありません。
もし金融庁がいきなり規制を強めたとしても、罰せられるのはBinanceだけでユーザーが罰せられることはないです。
そのことは「日本人向けサービス終了の可能性が低い」でも解説した通り、海外取引所を利用することは認められていますので安心できます。
レバレッジ取引で損したら借金しますか?
いいえ、心配ありません。
もしBybitやBinanceで100倍や125倍のレバレッジ取引で損失が出た場合でも、借金する可能性はほぼありません。
「最大125倍のレバレッジ取引が可能」でも解説した通り、BybitやBinanceはゼロカットシステムを採用しており、証拠金以上の金額を請求されることはありません。
国内の仮想通貨取引所でオススメはありますか?
あります。
海外の取引所は直接日本円を入金することができないため、国内の取引所から仮想通貨を送金する必要があります。
その際は「bitbank(ビットバンク)」がオススメです。スプレッドが狭く、良心的な取引所となっております。
ビットバンクの贔屓目なしのレビューや口座開設方法はこちらの記事で詳しく解説しております。
BybitとBinanceにスマホアプリはありますか?
はい、あります。
BybitもBinanceにもスマホアプリがあるため、手元にパソコンが無くても簡単に取引を始められます。
Bybit | Binance | |
---|---|---|
IOS | BybitのiOS公式アプリ | BinanceのiOS公式アプリ |
Android | BybitのAndroid公式アプリ | BinanceのAndroid公式アプリ |
BybitとBinanceの比較まとめ
この記事では、BybitとBinanceの比較とそれぞれの取引所のメリット・デメリットを解説してきました。
本記事の内容をおさらいすると以下のようになります。
- 初心者には日本語に完全対応したBybitがオススメ
- 仮想通貨に慣れてきたらBinanceの口座も開設するのもいい
- 海外取引所ならではのデメリットもあるため注意が必要
- 日本人が利用しても問題ない。
- レバレッジ取引で損失がでても借金の心配はない
日本人にオススメの仮想通貨取引所として、よくBybitとBinanceが比較されますが、どちらも信頼できる取引所となっているため、どっちを使っても失敗することはありません。
強いていうなら初心者でも扱いやすいBybitが最初はオススメです。
仮想通貨は値段の上下が激しいため、一日購入タイミングがズレるだけでチャンスを逃してしまうことも多々あります。
そのため、この機会に1分で終わる口座開設をしておき、いつでも取引ができるように準備しておきましょう。
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