Bybit(バイビット)とは、ユーザー数世界最大級を誇る、比較的新しい海外の仮想通貨取引所です。
130カ国でサービスを展開し、もちろん日本語にも対応しております。
そんなBybitは、P2P取引プラットフォームにて日本語の取り扱いを開始いたしました。
- P2P取引って何?
- Bybit P2Pのメリット/デメリットは?
- Bybit P2P取引プラットフォームの操作方法を知りたい
Bybit P2P取引について、上記のように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Bybitについて以下のポイントを徹底解説いたします。
- P2P取引の概要
- Bybit(バイビット)p2pのメリット/デメリット
- Bybit(バイビット)p2p取引プラットフォームの操作方法
- Bybit(バイビット)p2p取引のトラブル発生時の対象方
- Bybit(バイビット)p2p取引のよくある質問
Bybit P2P取引プラットフォームで日本語が取り扱い開始されたけど、「一体なんなのかよくわからない」という方もいると思います。
本記事ではそんな方々のためにBybit P2P取引のメリット/デメリットや操作方法について分かりやすく解説しております。
Bybitの口座開設をまだ行っていない方は、 以下の記事で仮想通貨初心者の方でも分かりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
P2P取引とは
まずはP2P取引とは何なのかについて、解説いたします。
P2P取引とは peer to peer(ピアツーピア)の略で、仮想通貨取引所を仲介役として介さずに他のユーザーと取引を行う仕組みのことです。
「peer」という単語には「同じ地位で取引を行う者」という意味があり、取引所と取引するのではなく、対等な立場の者同士で取引することを表します。
P2Pの実用例としては、SNSアプリの「LINE」や「Skype」などです。
それではBybit P2P取引プラットフォームについて、以下の2つを解説いたします。
- Bybit p2p取引の取り扱い通貨
- Bybit p2p取引の対応法定通貨
Bybit P2P取引の取り扱い通貨
Bybit p2p取引プラットフォームの取り扱い通貨について解説いたします。
現在、Bybit P2P取引プラットフォームで取引できる通貨は3種類あります。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサ)
- USDT(テザー)
ですが、日本円で取引できるのはUSDT(テザー)のみです。
日本円で取引可能な通貨はかなり少ないですが、今後増えていく可能性もございます。
Bybit P2P取引の対応法定通貨
Bybit p2p取引プラットフォームの対応法定通貨について解説いたします。
現在、Bybit p2p取引プラットフォームで対応している法定通貨は以下の通りです。
通貨名(国名) |
---|
ARS(アルゼンチン.ペソ)
AUD(オーストラリア.ドル) BDT(バングラデシュ.タカ) BRL(ブラジル.レアル) BYN(ベラルーシ.ルーブル) CAD(カナダ.ドル) COP(コロンビア.ペソ) EGP(エジプト.ポンド) EUR(ユーロ) GBP(スターリング.ポンド) GEL(ジョージア.ラリ) GHS(ガーナ共和国.セディ) HKD(香港.ドル) IDRイ(ンドネ.ピア) INRイ(ンド.ルピー) JPY(日本.円) KES(ケニア.シリング) KGS(キルギス.ソム) KZT(カザフスタン.テンゲ) MXN(メキシコ.ペソ) MYR(マレーシア.リンギット) NGN(ナイジェリア.ナイラ) PHP(フィリピン.ペソ) PKR(パキスタン.ルピー) PLN(ポーランド.ズウォティ) RUB(ロシア.ルーブル) SAR(サウジアラビア.リヤル) THB(タイ.バーツ) TRY(トルコ.リラ) TWD(台湾.ドル) UAH(ウクライナ.フリヴニャ) UZS(ウズベキスタンスム) USD(アメリカ.ドル) VES(ベネズエラ.ボリバル) VND(ベトナム.ドン) ZAR(南アフリカ共和国.ランド) |
現在、36通貨とかなりの数の法定通貨を取り扱っており、2022年5月頃より日本円の取り扱いも開始いたしました。
Bybit(バイビット)p2p取引のメリット
それでは、Bybit p2p取引プラットフォームについてメリットを解説いたします。
Bybit p2p取引を使用するメリットは以下の3つです。
- 日本円で仮想通貨を売買できる
- 手数料が取られない
- 素早い取引が可能
それぞれ順番に解説いたします。
日本円で仮想通貨を売買できる
Bybit p2p取引プラットフォームを利用するメリット1つ目は日本円で仮想通貨を売買できる点です。
ほとんどの海外の仮想通貨取引所は、日本円を直接入金できません。
大体の取引所は入金する際、国内仮想通貨取引所を介して入金するのがほとんどですが、Bybit p2p取引プラットフォームを利用すれば日本円を使って取引ができます。
また銀行振込だけでなく、さまざまな決済手段があるのもメリットです。
対応決済サービスは以下の8つ。
- 銀行振込
- Line Pay
- ゆうちょ銀行
- セブンイレブン(コンビニ払い)
- Transferwise、Revolut
- Alipay
- Chipper Cash
このほかにも80以上もの支払いに対応していて、数多くある中から自身に合った支払い方法を選択可能です。
Bybit p2p取引プラットフォームを利用することで、支払い方法の幅が広がり仮想通貨運用を手軽に行うことができます。
手数料が取られない
Bybit p2p取引プラットフォームを利用するメリット2つ目は手数料が取られない点です。
Bybitを直接介さずに、あくまで個人間で取引を行うので、手数料を取られずに取引ができます。
通常、Bybitで取引を行う場合は以下の手数料がかかります。
- 国内仮想通貨取引所の送金手数料
- クレジットカードの手数料
- 現物取引手数料
- 先物取引手数料
- 出金手数料
しかしp2p取引では、それらの手数料はかかりません。
Bybit p2p取引プラットフォームを利用する場合は、プラットフォーム手数料を支払う必要がないので、無駄な出費をすることなく取引することができます。
素早い取引が可能
Bybit p2p取引プラットフォームを利用するメリット3つ目は素早い取引が可能な点です。
Bybit p2p取引はBybit を直接介さずに取引を行うため、ユーザー間の送金は即時に行われます。
一箇所にデータが集中しないので、常に高速通信を実現することが可能です。
Bybit(バイビット)p2p取引のデメリット
それでは、Bybit p2p取引プラットフォームについてデメリットを解説いたします。
Bybit p2p取引を使用するデメリットは以下の3つです。
- トラブルが発生するリスクがある
- 適正価格で購入できない可能性がある
- 売却までに時間がかかる可能性がある
それぞれ順番に解説いたします。
トラブルが発生するリスクがある
Bybit p2p取引プラットフォームを利用するデメリット1つ目はトラブルが発生するリスクがある点です。
注文側の立場で取引を行ったときに、なかなか送金されないなどのトラブルに巻き込まれる可能性もございます。
しかしそのような場合には、Bybit のカスタマーサポートが間に入って対処をしてくれるので、その点は安心してご利用いただけます。
適正価格で購入できない可能性がある
Bybit p2p取引プラットフォームを利用するデメリット2つ目は適正価格で購入できない可能性がある点です。
p2p取引プラットフォームは完全な個人間の取引であるため、出品者が欲を出して適正価格で出品していないことがあります。
日本円の場合は取り扱いが開始したばかりなので、なおさら悪質な出品者の割合が多くなります。
しっかりと相場を確認した上で、トラブルに巻き込まれないよう自己判断のできる方のみ使うことをお勧めします。
売却までに時間がかかる可能性がある
Bybit p2p取引プラットフォームを利用するデメリット3つ目は売却までに時間がかかる可能性がある点です。
先ほどに記述した通り日本円の場合は取り扱いが開始したばかりなので、取引相手がまだまだ少ない状況です。
また、自身で価格を設定できるため、少しでも儲けを出そうと適正価格より上乗せして出品することもできます。
そうすると売却までに時間がかかってしまうので、適当な価格設定をして出品するようにしましょう。
Bybit(バイビット)p2p取引の操作方法
Bybit p2p取引の操作方法について以下の順で解説いたします。
- PCからBybit p2p取引を行う方法
- PCから支払い方法の追加方法
- スマホからBybit p2p取引を行う方法
- スマホから支払い方法の追加方法
PCからBybit p2p取引を行う方法
まずはPCからBybit p2p取引を行う方法を解説いたします。
「暗号資産を購入」にカーソルを合わせ「P2P取引」をタップ
「購入」or「販売」を選択します。
販売したい場合は、支払い方法を事前に追加しておく必要がございます。
購入する通貨を選択します。
目印部分が「JPY」になっていることを確認します。
取引したいユーザーの「USDTを購入」をタップ
「支払い金額」を入力します。
入力したら「購入」をタップします。
下にスクロールし、それぞれの決済方法に沿って支払いを行います。
支払いが完了したら「支払いが完了しました」をタップ。
以上で完了です。
PCから支払い方法の追加方法
次にPCから支払い方法の追加方法について解説いたします。
こちらの設定は、p2p取引で販売をしたい方は必ず設定を行いましょう。
p2p取引画面から「P2Pユーザーセンター」をタップします。
支払い方法の「今すぐ追加」をタップします。
支払い方法の「▽マーク」をタップし、支払い方法を設定します。
本記事では「Line Pay」で解説いたします。
「Name」「Card No」をそれぞれ入力します。
「確認」をタップします。
Google認証アプリにて6桁の認証番号をコピーして「Google認証」に貼り付けします。
「確定」をタップします。
支払い方法の欄に追加されていれば、以上で設定は完了です。
スマホからBybit p2p取引を行う方法
次にスマホからBybit p2p取引を行う方法を解説いたします。
「暗号資産の購入」をタップします。
「P2P取引」をタップします。
「購入」or「販売」を選択します。
販売したい場合は、支払い方法を事前に追加しておく必要がございます。
購入する通貨を選択します。
目印部分が「JPY」になっていることを確認します。
取引したいユーザーの「購入」をタップします。
「支払い金額」を入力します。
入力したら「購入」をタップします。
それぞれの決済方法に沿って支払いを行います。
支払いが完了したら「今すぐ支払う」をタップします。
以上で完了です。
スマホから支払い方法の追加方法
次にスマホから支払い方法の追加方法について解説いたします。
こちらの設定は、p2p取引で販売をしたい方は必ず設定を行いましょう。
p2p取引画面から右上「•••」をタップします。
「P2Pユーザーセンター」をタップします。
支払い方法の「追加」をタップします。
「今すぐ追加」をタップします。
「▽マーク」をタップし、支払い方法を設定します。
本記事では「Line Pay」で解説いたします。
「Name」「Card No」をそれぞれ入力します。
「確認」をタップします。
Google認証アプリにて6桁の認証番号をコピーして「Google認証」に貼り付けします。
決済方法の欄に追加されていれば、以上で設定は完了です。
Bybit(バイビット)p2p取引を使用する上で気をつけるべきポイント
それでは、Bybit p2p取引プラットフォームを使用する上で気をつけるべきポイントを解説いたします。
Bybit p2p取引を使用する上でのポイントは以下の3つです。
- 価格の設定
- 完了率の高さ
- 取引上限
それでは解説いたします。
価格の設定
Bybit p2p取引プラットフォームを使用する上で気をつけるべきポイント1つ目は価格の設定です。
p2p取引では出品者自身で価格を設定することができます。
購入者は購入したい通貨の相場をしっかりと理解しておかないと、適正価格よりも高い値段で通貨を掴まされ、損をしてしまう可能性もございます。
p2p取引を使用する際は、事前に適正価格をよく調べて使用しましょう。
完了率の高さ
Bybit p2p取引プラットフォームを使用する上で気をつけるべきポイント2つ目は完了率の高さです。
ただ価格が安いからといって、無闇に購入していいわけではありません。
取引画面では、これまでの取引件数や取引完了率を確認することが可能です。
価格が安くても、これらの数字が低い場合はトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
取引を行う際は、二つの項目も考慮した上で取引相手を判断しましょう。
取引価格の上限
Bybit p2p取引プラットフォームを使用する上で気をつけるべきポイント3つ目は取引価格の上限です。
取引画面では取引上限額の確認もできます。
価格が安かったとしても取引最低金額に達しない場合は、取引できませんのでこちらの項目も事前に確認しておきましょう。
Bybit(バイビット)p2p取引トラブル発生時の対処法
Bybit p2p取引プラットフォームを使用する上でトラブルに巻き込まれた場合の対処法について解説いたします。
トラブルに巻き込まれた場合は、Bybitアプリ、またはブラウザにログインし右下の「ヘッドホンのようなアイコン」をタップします。
するとBybitライブチャットサポートが開くので、そちらで問い合わせを行いましょう。
もしくはBybitメールアドレス「support@bybit.com 」までお問い合わせを行いましょう。
素早く問題を解決したい場合はP2P注文番号、UID、スクリーンショット画面もあわせて送信することをお勧めします。
Bybit(バイビット)p2p取引に関するよくある質問
それでは、Bybit p2p取引プラットフォームを使用する上でよくある以下の質問に答えていきます。
- Bybit p2p取引はKYCをせずに使用可能ですか?
- Bybit p2p取引の最小/最大取引額はいくらですか?
Bybit p2p取引はKYCをせずに使用可能ですか?
結論、KYCをせずに取引は可能です。
しかし、KYCなしでは累計取引限度がありますので、頻繁にBybit p2p取引プラットフォームを使用したい場合はKYCを行ってから使用しましょう。
以下の表は、主要法定通貨の累計取引限度額をまとめたものです。
法定通貨名 | 累計取引限度額 |
---|---|
JPY(日本円) | 1,000 USDT |
USD(アメリカドル) | 1,000 USDT |
EUR(ユーロ) | 1,000 USDT |
AUD(オートラリアドル) | 1,000 USDT |
HKD(香港ドル) | 1,000 USDT |
PKR(パキスタンルピー) | 1,000 USDT |
TRY(トルコリラ) | 1,000 USDT |
ARS(アルゼンチンペソ) | 1,000 USDT |
EGP(エジプトポンド) | 1,000 USDT |
RUB(ロシアルーブル) | 0 USDT |
表を見てみると、ほとんどの通貨は累計取引限度額1000USDTに設定されています。
詳しくは こちら を参照ください。
1000USDTは日本円で約13万円ほど(2022年8月現在)ですので、Bybit p2p取引プラットフォームヘビーユーザーの方はすぐに上限に達してしまうでしょう。
KYCにはそこまで時間はかからないので、パパッと終わらせておきましょう。
Bybit p2p取引の最小取引額はいくらですか?
結論、Bybit p2p取引の最小取引額は通貨ごとに異なります。
以下の表は、主要法定通貨の最小/最大取引額をまとめたものです。
法定通貨名 | 最小取引額 |
---|---|
JPY(日本円) | 250 JPY |
USD(アメリカドル) | 2 USD |
EUR(ユーロ) | 2 EUR |
AUD(オートラリアドル) | 30 AUD |
HKD(香港ドル) | 10 HKD |
PKR(パキスタンルピー) | 350 PKR |
TRY(トルコリラ) | 30 TRY |
ARS(アルゼンチンペソ) | 500 ARS |
EGP(エジプトポンド) | 37 EGP |
RUB(ロシアルーブル) | 500 RUB |
最小取引額はそれぞれ異なり、日本円は250円から取引できます。
詳しくは こちらを参照ください。
Bybit(バイビット)p2p取引まとめ
本記事ではBybit p2p取引プラットフォームのメリット・デメリットや操作方法について解説いたしました。
Bybit p2p取引を利用することで、日本円を使って手軽に仮想通貨を取引できます。
ぜひこちらの記事を参考にして、Bybit p2p取引プラットフォームを使用してみてください。
本記事のまとめ
Bybitを利用するメリット
- 日本円で仮想通貨を売買できる
- 手数料が取られない
- 素早い取引が可能
Bybitを利用するデメリット
- トラブルが発生するリスクがある
- 適正価格で購入できない可能性がある
- 売却までに時間がかかる可能性がある
Bybit p2p取引プラットフォームの操作方法
- PCからBybit p2p取引を行う方法
- スマホからBybit p2p取引を行う方法
Bybit p2p取引を利用する際の気をつけるべきポイント
- 価格の設定
- 完了率の高さ
- 取引上限
そして、まだBybitの口座開設をまだ行っていない方は、 以下の記事で仮想通貨初心者の方でも分かりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
コメント欄