ビットコインFXを追究している仙人ブログですが、今回は連載でハーモニックパターンについて解説しております。
この記事で解説するのは、サイファーパターンとシャークパターンです!
取り敢えずネーミングがカッコイイですね、中二っぽい。
前回の記事はこちら
この記事ではハーモニックパターンの中でも比較的新しい、サイファーパターン、シャークパターンについて解説します。
出現頻度はそこまで多くありませんが、成立した時勝率9割というデータもあるハーモニックパターンを是非会得しましょう。
ハーモニックパターン記事一覧
サイファーパターンとは
サイファーパターンはダレン・オグレスビー氏によって発見されたそうですが諸説あります。
サイファーの意味は、暗号・輪になって即興ラップするとかいう感じです。
バットやガートレーなどと比べるとマイナーですが、ハーモニックパターンの新種の一つとして認識されトレードに活用されています。
サイファーパターンの成立条件
サイファーパターンでは各ポイントで以下のフィボナッチ数などの条件があります。
- B点はXAに対して、0.382から0.618のリトレースメント
- C点はXAに対して、1.272から1.414のプロジェクション
- そしてD点はXCに対して0.786のリトレースメント
- 反転の第一ターゲットはCDの0.382リトレースメントで、第二ターゲットはCDの0.618リトレースメント
- C地点がAを切っている
C地点がAを切っているのが大きな特徴です。
サイファーパターンのエントリーと損切ポイント
ストップはX点を超えた、次のパターンのサポート・レジスタンス位置に置きます。
ハーモニックパターンのみを根拠としたエントリーはせず、トレンドラインのサポート・レジスタンスや移動平均線、RSI、、ローソク足のプライスアクションなど複数の証拠を見つけるようにしましょう。
気をつけなければいけないポイントは、
AC間の割合表示はXAに対するCの位置で、XDの割合表示はXCに対するDの位置を示している点です。
サイファーパターンを実例で感覚を掴みましょう
※fx-harmonic-tradingより引用
フィボナッチやABCD描画ツールをTradingViewで使う
フィボナッチやハーモニックパターンXABCDの線画は、bybitのツール(TradingView)を使っていきましょう。
「Cypher Pattern」や「三角パターン」「Three Drives Pattern」を使うことでチャートに以下のような図を描画することもできるので、パターンの発見に役立ちます。
これらツールを使って反転ゾーン(PRZ)、エントリーポイントや利確ポイント を算出します。
シャークパターンとは
シャークパターンは、スコット・カーニー氏に発見された比較的新しいハーモニックパターンです。
シャークというのはサメのことです、海面に出るサメの上ヒレ?のイメージですかね。
バットパターンに似ていますが、C点がBC線上を超えており、強い反転の動きとなっています。
シャークパターンはサイファーパターンに形が少し似ていますが、フィボナッチ指数の引き方が少し違います。
サイファーパターンが不成立になった時、シャークパターンに移行することがあります。
シャークパターンの成立条件
シャークパターンは次のハーモニックレベルで定義されます。
- B点は38.2-61.8 XAリトレースメント、
- C点は1.13-1.618 ABプロジェクション、
- D点はは0.886/1.13 XAエクステンションと1.618-2.24 BCプロジェクション、
- D点がエントリーポイントになり、BCプロジェクション1.618-2.24の間がPRZ(反転期待ゾーン)
シャークパターンのエントリーと利確ポイント
他のハーモニックパターンと少し異なる特徴は、エントリーポイントのD点はBCプロジェクション1.618-2.24を用いるという点です。
ストップの場所は、D点の後で次にD点の価格まで戻って来た時、もしくはXAの1.41エクステンションの2パターンが推奨されています。
他のハーモニックパターン同様に、シャークパターンもエントリーする前にトレンドラインや移動平均線。RSIなどのインジケーターに基づいて、反転サインやシグナルとの合致など追加根拠を確認しましょう。
シャークパターンの実例を見て覚えましょう
※fx-harmonic-tradingより引用
まとめ
ハーモニックパターンであるサイファーパターン・シャークパターンをビットコインFXで紹介してみましたがいかがでしたか?
以前の記事でご紹介したレガート、バット、バタフライ、クラブと比べ比較的新しく知名度は低いですが、このようなパターンも覚えておくとトレードの引き出しが増えることに間違いはありません。
ヘッドアンドショルダー(三尊)やエリオット波動などのチャートパターンも合わせて見るとより有力なエントリーの根拠になりますよ。
他にも様々なチャートパターンがあるので見てみてくださいね。
ハーモニックパターン記事一覧
参考文献:
ハーモニックパターン – TradingView
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