多機能なOKX(オーケーエックス)取引所の手数料は取引種別によって異なるという特徴があります。
取引種別には【スポット取引、先物取引、永久スワップ取引、オプション取引】という、BTCトレードをメインとして4つに大別できます。
- Buy Crypto(カードで現物購入)
- スポット取引(ドル建て現物/マージントレード)
- デリバティブ(BTC証拠金の無期限/先物/オプション)
- C2Cローン(レンディング?)
スポット取引とは、法定通貨建て(USDT)で仮想通貨のトレードができるものをひとくくりにしています。
主な商品は無期限と先物を含む「デリバティブ」ですね。ビットコイン先物取引(BTC/USD)は先述したように世界一の取引高を誇っています。
そんな海外の大手取引所OKX取引所の手数料解説について詳しく紹介していきます。
ビットコイン無期限契約(つまり通常のビットコインFX)をトレードしたいのであればBybit(バイビット)の方が出来高が多く使いやすいので登録をオススメしています。
OKX取引手数料は取引高とOKB保有量で変わる
OKXは、「過去一カ月間の取引量」と「OKBの保有量」によって手数料割引される階層に分類されます。翌日の取引手数料が階層によって決まります。
手数料割引される階層を計算するとき、スポット、先物、永久スワップ、オプション市場の中でいづれかの商品で条件を満たしているのであれば、上記4つの商品で階層の手数料割引を受けることができます。
たとえば、過去一か月間に5,000BTC(VIP2)、先物30,000 BTC(VIP3)、オプション1,000 BTC(VIP1)のスポット取引量を達成しているとするとします。
その場合、手数料割引される階層は4つの商品で共通してVIP3の割引料率を受けることが出来ます。
OKXのスポット取引手数料
OKXのスポット取引、つまりドル(USDT)建ての現物板に基づくレバレッジ取引の手数料は以下となっています。
ユーザーLv | OKB保有量 | 30日取引量(BTC) | メーカー | テイカー | 一日引出限度額 |
---|---|---|---|---|---|
Lv1 | <500 | <1,000 | 0.100% | 0.150% | 500(BTC) |
Lv2 | 500以上 | <1,000 | 0.090% | 0.135% | 500(BTC) |
Lv3 | 1,000以上 | <1,000 | 0.080% | 0.120% | 500(BTC) |
Lv4 | 1,500以上 | <1,000 | 0.070% | 0.105% | 500(BTC) |
Lv5 | 2,000以上 | <1,000 | 0.060% | 0.090% | 500(BTC) |
OKXの永久スワップ(無期限)取引手数料
証拠金がBTC・USDTに関わらず、無期限契約レバレッジ取引銘柄の手数料は以下となります。
ユーザーLv | OKB保有量 | 30日取引量(BTC) | メーカー | テイカー | 一日引出限度額 |
---|---|---|---|---|---|
Lv1 | <500 | 5,000未満 | 0.020% | 0.050% | 500(BTC) |
Lv2 | 500以上 | 5,000未満 | 0.018% | 0.045% | 500(BTC) |
Lv3 | 1,000以上 | 5,000未満 | 0.017% | 0.040% | 500(BTC) |
Lv4 | 1,500以上 | 5,000未満 | 0.016% | 0.035% | 500(BTC) |
Lv5 | 2,000以上 | 5,000未満 | 0.015% | 0.030% | 500(BTC) |
OKXの先物取引手数料
OKXの先物手数料の手数料は以下となります。OKXの主要取引銘柄で、世界一の取引高を誇るのがビットコイン先物取引です。毎週、隔週、または四半期ごとの取引銘柄があります。
ユーザーLv | OKB保有量 | 30日取引量(BTC) | メーカー | テイカー | 一日引出限度額 |
---|---|---|---|---|---|
Lv1 | <500 | 10,000未満 | 0.020% | 0.050% | 500(BTC) |
Lv2 | 500以上 | 10,000未満 | 0.018% | 0.045% | 500(BTC) |
Lv3 | 1,000以上 | 10,000未満 | 0.017% | 0.040% | 500(BTC) |
Lv4 | 1,500以上 | 10,000未満 | 0.016% | 0.035% | 500(BTC) |
Lv5 | 2,000以上 | 10,000未満 | 0.015% | 0.030% | 500(BTC) |
OKXのオプション取引手数料
OKXの、ビットコインオプション取引の手数料は以下となります。
ユーザーLv | OKB保有量 | 30日取引量(BTC) | メーカー | テイカー | 一日引出限度額 |
---|---|---|---|---|---|
Lv1 | <500 | <1,000 | 0.020% | 0.050% | 500(BTC) |
Lv2 | 500以上 | <1,000 | 0.018% | 0.045% | 500(BTC) |
Lv3 | 1,000以上 | <1,000 | 0.017% | 0.040% | 500(BTC) |
Lv4 | 1,500以上 | <1,000 | 0.016% | 0.035% | 500(BTC) |
Lv5 | 2,000以上 | <1,000 | 0.015% | 0.030% | 500(BTC) |
BTCオプションの行使料率は、ユーザーレベルに関わらず0.02%固定です。
また、単一オプション契約の行使料率は、行使収入の12.5%未満となります。
OKXスポット取引のスワップ金利
OKXのスポット取引・マージン取引において、ポジションを保有している時にかかるスワップ金利の手数料率です。
銘柄名 | レベル0~1 1日の料率/制限 |
レベル2 1日の料率/制限 |
---|---|---|
BTC | 0.02%/ 50 | 0.019%/ 100 |
LTC | 0.05%/ 5,000 | 0.0475%/ 10,000 |
ETH | 0.05%/ 2,000 | 0.0475%/ 4,000 |
OKB | 0.098%/50,000 | 0.0931%/ 100,000 |
BCH | 0.05%/ 1,250 | 0.0475%/ 2,500 |
EOS | 0.05%/ 100,000 | 0.0475%/ 200,000 |
XRP | 0.05%/ 2,000,000 | 0.0475%/ 4,000,000 |
USDT | 0.04%/ 500,000 | 0.038%/ 1,000,000 |
OKX永久スワップの資金調達率(スワップ)
OKXの永久スワップ(無期限)でのみ発生する「Funding rate(資金調達率)」という手数料について解説します。
Funding手数料は相場状況により随時変動していく手数料で、特定の時間(8時間ごと)にポジション(ロング or ショート)を持っていると手数料の支払い・受け取りがそれぞれポジションを持っている人のアカウントに発生します。
ロング側 | ショート側 | |
---|---|---|
資金調達率が+ | 支払う | 貰える |
資金調達率が- | 貰える | 支払う |
資金調達率は、現物価格との乖離を修正するために設定されており、仮想通貨の先物銘柄には仕組みは違えどほぼこのようなスワップ手数料があります。(限月先物にはありません)
基本的に資金調達率の範囲は -0.375% ≦ -0.001% 0.001% ≦ 0.375% です。
OKXの現物購入(Buy Crypto)の手数料
OKXでは、外部サービスと連携したクレジットカードで現物を購入する機能もありますが、スプレッドのような手数料になっているようで、けっこう高いです。
表面的には手数料は書いていませんが、1BTC=8840ドルの時の購入レートが1BTC=9230ドルとなっているので5%ほどのスプレッドがあり、実質手数料は5%かなり高いので使う価値無しです。
OKX手数料まとめ
OKX取引所のスポット取引、先物取引、永久スワップ取引、オプション取引の手数料をまるごと解説してみました。
私が特に強調しておきたいのが、OKXのビットコイン先物取引は世界一位の取引高を誇っており、長期ポジションを持つとき最も手数料的にはコストを抑えることができるという点です。
大手海外取引所の中でも商品が多く分かりにくいですが、OKXを使う人は自分が取引する取引商品の手数料は知っておきましょう。
ビットコイン先物取引をするなら先物取引高世界一位のOKXに登録してみましょう。
コメント欄