ビットコイン先物取引高No.1の海外取引所OKX(オーケーエックス)のオーダー注文方法を日本語でわかりやすく解説します。
OKXは日本人にはとっつきにくいUIであまり知名度は高くありませんが、ひととおり使えるようになれば、この巨大な開けた市場で自在にポジションを構築することができます。
使えるようになっておいて絶対に損はないので、是非OKXの使い方をマスターしてくださいね。
まずは証拠金の準備(トークン転送)
OKXのレバレッジ取引やスポット取引を行うにはそのトレードに応じたウォレットに転送(Transfer)する必要があります。
OKXにBTCを送金するとまずは「Funding Account」に着金します。それをビットコイン先物取引であれば「Futures Account」へ、ビットコイン無期限取引であれば「Swap Account」に送金することになります。
資金をOKXに入金する
OKXで暗号通貨を保有していない場合は、デリバティブを取引する前に、まず資金を預ける必要があります。
「Buy Crypto」で直接購入することもできますが手数料が高いので(5%ほど)お勧めしません。
送金したい仮想通貨を他アドレスからOKXのFunding Accountに入金しましょう。
証拠金に使う資金を移動する
OKXの「Funding Account」からトレードしたい銘柄に応じたAccountに資金移動します。
例えば、ビットコイン先物取引をする場合、上部にある[Asset]-> [Transfer]をクリック、転送したい通貨(BTCなど)を選択します。
次に、転送するアカウントを選択します。「Funding Account」から「Futures Account」へを選択し、サブカテゴリでBTCUSDアカウントを選択できます。その後、送金するBTCの金額を入力します。最後に「確認」をクリックして転送を完了しましょう。
また、OKXのオーダー注文画面の以下の箇所でも資金移動することができます。
ちなみに、ビットコイン先物(Futures)、つまり「Futures Account」が最も需要が多いと思うので他Accountの説明は省きますが、以下のようにOKXのAccountは細分化されているので、トレードしたい商品によって任意のAccountに資金を振り分ける必要があります。
OKXの先物オーダー注文方法
OKX公式サイトにアクセスし、上部メニュー「Derivatives」をクリックし、デリバティブ市場にアクセスします。
「Futures(先物)」または「Swap(無期限スワップ)」の取引を選択できます。ここでは例として先物取引を選びます。
サブメニューで、「Weekly(毎週)」「Bi-Weekly(隔週)」「Quarter(四半期)」の先物契約を選択できます。
左サイドバーの通貨一覧から選択しトレード画面を開くことができます。例としてBTCにしています。
新規注文をエントリーする方法
OKXで新規注文を出す場合、Openタブを選択し、ショート(ショートポジションをオープン)、逆の方向はロング(ロングポジションをオープン)でエントリーすることができます。
Limit Order(指値注文)を出す場合
指値注文は、指定の希望価格より有利な価格帯でエントリーする場合に使う一般的な注文タイプです。オーダーブックに注文板を出しマーケットを作るのでメイカーとも言います。
「Order Type」でLimitを選択し、エントリー希望価格を入力もしくはオーダーブックをクリックで挿入されます。
エントリーしたい注文サイズ(金額)を入力し、Open LongまたはOpen Shortをクリックして注文できます。また、割合を選択する方法もあります。20%を選択した場合は、証拠金に対して注文最大数の20%を入力することができます。
レバレッジレベルを分離マージンとクロスマージンで調節する
以下の画像のように契約銘柄の右側、マージンモードでレバレッジレベルを選択することができます。証拠金のことをOKXでは「マージン」と呼びます。
高いレバレッジを掛けると、より多くのリターンを期待できますが、同時に大損しロスカットリスクも増大します。
マージン取引には、基本的にBTCを証拠金にするペアとUSDTを証拠金にするペアがあります。
以下のBTCUSDT四半期契約ではUSDT証拠金が選択されています。
レバレッジ調節画面(Adjust Leverage)では、数を入力もしくはバーを水平にスクロールしてレバレッジレベルを調整できます。
システムは、レバレッジとポジションを維持するために必要なマージン量に基づいて、ポジションの最大値を計算します。
分離マージンモードとクロスマージンモードの違い
OKXは2つのマージンモード、つまりクロスマージンモードと分離マージンモードがあります。
たとえば、BTC先物取引でクロスマージンを選択した場合、取引口座で利用可能な資本イコール、証拠金と見なされます。
また、分離マージンモードを選択する場合、利用可能な資金を証拠金として使用できるので、損失を限定し強制清算のリスクを低くすることができます。
分離マージンを選択するトレードは、ポジションを個別に決済するなど、すべてのポジションに全振りするリスクを回避することにあります。
注文のステータスを確認する方法
保留中の注文
未約定の指値注文などは、トレード画面下「Pending Orders」で確認できます。「キャンセル」をクリックすると、一部未完了の注文をキャンセルできます。
平均約定価格や注文価格など、以前に行った注文の詳細を確認したり、決済注文を他のタイプで注文したい場合は、ドロップダウンメニューから選択できます。
「Date」とは注文した時刻を指します。
注文履歴を確認する方法
注文が実行された後、「Past Orders」で約定およびキャンセルされた注文のステータスを確認できます。
OKXでIceberg Order(アイスバーグ注文)を出す方法
おまけとして、アイスバーグ注文について分かりづらかったので紹介します。
アイスバーグ注文は、大量の注文を市場をゆがめることなく出したいという隠し注文という注文タイプです。一部の注文をオーダーブックに表示させ、大きな数量を隠すことが可能です。
右の画像では、1,000BTCを購入したいが、コストを上げたくないため、アイスバーグ注文を出すときの例です。
最後の市場価格が20,000ドルを超えると、アイスバーグ注文は一時的に中止され、価格が20,000ドルに下がった後再開されるということを表しています。
アイスバーグ注文のシステムは、表示注文の金額が単一の注文の平均になります。
注文価格は、最新の購入価格~になります。注文が約定すると新しい注文が行われます。
OKXの注文方法まとめ
OKX取引所のオーダー注文方法を、ビットコイン先物のレバレッジ取引を例にわかりやすく解説してみました。
ビットコイン先物取引高No.1はダテではありません、使ってみれば無駄のなさというか、考えられて改良されているのがわかります。
ただ、OKXはBitMEXを使い慣れている筆者にとっては最初とっつきづらいものでした。
日本人も簡単に登録できるBybit(バイビット)はBitMEXとほぼ同じ使い勝手でトレード画面を操作することができたのですんなり覚えましたが、OKXでどうしてもビットコイン先物をトレードしたかったので調べ上げました。
世界一位出来高のビットコイン先物をトレードしたい方はOKXを使ってみてくださいね。
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