RunBlox（ランブロックス）の始め方と稼ぎ方｜前澤氏出資のM2Eをやさしく解説

様々な種類のNFTゲームがありますが、「運動して稼ぐ」というジャンルはM2E（Move to Earn）と呼ばれています。

今回解説するのは、Move to Earn（運動して稼ぐ）ジャンルのNFTゲーム「RunBlox（ランブロックス）」です。

RunBlox（ランブロックス）の概要や特徴、始め方や稼ぎ方を仮想通貨初心者さんでも分かるようにご説明致します。

RunBlox（ランブロックス）とは

RunBlox（ランブロックス）はAvalanche(アバランチ)チェーンのネットワークを利用したNFTゲームです。

RunBlox（ランブロックス）の基本情報

NFTゲーム名	RunBlox（ランブロックス）
ジャンル	Move to earn(M2E)
ブロックチェーン	Avalanche(アバランチ)
ゲーム内トークン	RUX
開発者	OpenBlox
公式サイト	https://runblox.io/

開発しているのは、「OpenBlox Limited」というイギリスの企業です。
日本では、前澤友作氏が支援するWeb3.0プロジェクトとしても知られています。

Move to earn機能が実装されているので、歩いたり走ることで実際にトークン（$RUX）を稼ぐことができます。

RunBloxのプレイに必要な条件

RunBloxはスマホがあればプレイ可能です。

PCもあれば情報収集やマーケットプレイスの利用が容易になるので、PCとスマホの併用をおススメします。

RunBloxのNFTスニーカー

RunBloxで必要となるNFTスニーカーの購入通貨には$AVAXを使用します。

NFTスニーカーは2次流通はしておらず、基本的にRunBlox内のWeb/スマホアプリ内マーケットプレイスで購入することになります。

M2Eを辞める場合、NFTスニーカーはマーケットプレイスで売却もできます。

売却益等も考慮した上でROI（資金回収）を見積もりましょう。

RunBloxのガバナンストークン/ユーティリティトークン

$GT(ガバナンストークン)は保有者にプロジェクト運営の方針決定に投票できる権利を付与するものです。

RunBloxにおける＄GTは$OBXです。
RunBloxでは$GTである$OBXをプラットフォームトークンと呼んでいます。

また、$OBXはBybit、MEXCなどの海外暗号通貨取引所で売買することができます。

ゲーム内で稼ぐことができるトークンは$RUXです。$UT（ユーティリティトークン）はRunBloxでは$RUXとなります。
ゲーム内のエコシステムに使用されます。

RunBloxの事前準備｜ウォレットへの送金

RunBloxを始める為には、国内/海外仮想通貨取引所から$AVAXをウォレットに送金するという準備が必要です。

事前準備のプロセスは以下の通りです。

国内/海外仮想通貨取引所の口座開設

もし、国内取引所・海外取引所の口座が無い場合は予めそれぞれ作成しておきましょう。

国内取引所のオススメはFTX JPです。国内で数少ないAVAXやSOLの取り扱いがあり、手数料も安いです。

海外取引所のオススメはBybit（バイビット）です。NFT/メタバース銘柄に強い取引所となっています。

メタマスク（METAMASK）のインストール

METAMASK公式からiOS・Androidアプリをインストールし、リカバリーフレーズを保存しましょう。すでにウォレットを持っている方はアプリに同期しましょう。

メタマスク（METAMASK）の詳しい設定方法は以下の記事で詳しく説明しています。

国内取引所で送金できる通貨を購入

国内取引所ならFTX JPがおすすめです。AVAXを購入することが出来、送金手数料も安いからです。

海外仮想通貨取引所へ送金しAVAX購入

BybitやBinanceなどの海外大手取引所、またはメタマスクウォレットにAVAXを送金します。
もしくはETHを送金し、RunBlox内で使用できる通貨$AVAXを購入します。

RunBloxのアプリウォレットに入金

RunBloxのアプリウォレットに$AVAXを送金しましょう。

RunBlox（ランブロックス）の始め方

国内外仮想通貨取引所の口座開設、メタマスク（METAMASK）のインストールが完了した前提で「RunBloxの始め方」を解説させて頂きます。

なお、アプリ内ウォレットが実装されているので、メタマスクは必ずしも必要ではありません。

しかし、Web版マーケットプレイスの利用やプロジェクトイベントの際に使用するので、メタマスクのインストール/設定を推奨致します。

メタマスクにカスタムネットワークを追加して下さい。

ネットワークはアヴァランチネットワークのCチェーンとなります。（ガス代として$AVAXが必要になります。）

ネットワーク名	Avalanche C-Chain
RPC URL	https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
チェーンID	43114
通貨記号	AVAX
ネットワークURL	https://snowtrace.io/

RunBloxでM2Eを開始するプロセスは以下の通りです。

RunBloxアプリダウンロード

アプリはGoogle Store、App Storeで入手できます。

※テストプレイの段階では「TestFlight」アプリのインストール、招待コードの入力が必要でした。2022年8月29日時点では「TestFlight」は必要ありません。

RunBloxアカウント作成

アカウント作成はウォレット作成、もしくはウォレットを回復させることで完了します。

まずはアプリロック解除コード、フェイスID認証を設定しましょう。

※AppleIDやGoogleIDでのアカウント作成は2022年8月時点でなくなりました。

RunBloxアプリ内ウォレット作成

アプリ内ウォレットの作成時、12個のリカバリーフレーズが表示されます。
第三者に知られないように保存しておきましょう。

シークレットフレーズの漏洩でウォレット内資産が盗まれる可能性がありますので、十分に注意して下さい。

ウォレットを作成したら、NFT購入代金となる$AVAXを入金しましょう。

RunBloxウォレットへ入金

ウォレットを作成したら、NFT購入代金となる$AVAXを入金しましょう。
NFT購入代金の他、ガス代も見積もってご入金下さい。
まずは、アプリ画面右上のトークンアイコンをタップします。

次にウォレットを選択し、RECEIVEをタップします。
入金用アドレスが表示されます。
CEXやウォレットから送金してみましょう。

RunBloxのNFT購入

NFTスニーカーには運動（ウォーキングやランニング）の速度に最適化された種類が用意されています。

自分に合ったスニーカーを選択しましょう。

NFTスニーカーは$AVAXを使用して購入します。購入の際は、フィルター機能によってNFTを選択することができます。

NFTスニーカーには種類や属性、レアリティが設定されています。

NFTスニーカーの種類と属性

タイプ	種別	移動速度
Walk	草タイプ	1-6 km/h
Jog	水タイプ	5-11 km/h
Run	炎タイプ	8-20 km/h

NFTスニーカーの能力値はSTEPNに似ています。

スニーカーのパラメーター性能

	性能
Attack	RUXを稼ぐ効率に関わる（STEPNでいうEfficiency）
Luck	ルートボックスを拾う確率に関わる（STEPNでいうLuck同様）
Speed	開発中のため不明
Hit Points	靴の耐久性に関わる（STEPNでいうResilience）

スニーカーのレアリティによる能力差は、レベルアップ時の能力値の振り分け、レベルアップ時のコストに影響します。

基本的にレアリティが高いものほど能力値がトータルで高くなりますが、その分値段が高いです。

RunBloxスニーカーのレアリティとポイント

レアリティ	能力値の振り分け	レベル30迄のコスト
Common	4	120
Rare	6	180
Epic	8	240
Hero	10	300
Regendary	12	360

また、スニーカーボックスを購入してNFTスニーカーを入手する方法もあります。

中身はどんなスニーカーが入っているか分かりませんが、レアリティ―だけは設定されています。

このあたりの設定はSTEPNにかなり似通っているので参考にしていそうです。STEPNは元祖M2Eですね。

M2E開始

RunBloxはエネルギーシステム、デイリーキャップシステムを採用しています。

エネルギーが無くなれば稼げなくなります。

デイリーキャップ（1日の報酬制限）以上は稼げません。

所有するNFTの数によって、1日に使用できるエネルギーが決定されます。

また、デイリーキャップはNFTレベルによって決められます。

RunBlox（ランブロックス）の稼ぎ方

RunBloxで稼ぐトークンは$RUXです。
主にM2Eで稼ぐことになります。

他にも、ミントによるNFT売買で稼ぐことも可能です。
将来的にはデイリークエストによって報酬を得ることもできるようになります。

DeFi機能にステーキングが加わればアプリ内で全て資産運用も可能です。

トークンを稼ぐ

RunBloxプロダクト内で稼ぐことができるトークンは$RUXです。

$RUXは取引所でトレードができません。

アプリ内スワップを利用するか、TraderJoe（アヴァランチの代表的DEX）のスワップを利用しましょう。

また、まれにルートボックス（運動中にドロップされる宝箱）から$AVAXが入手できる場合があります。

いずれにしても、稼いだトークンはCEX（中央型取引所）を使って日本円にしっかり戻しましょう。

RunBloxで稼いだトークンは以下のプロセスで日本円に戻すことができます。

使用するNFTの最適化

NFTスニーカーは運動の速度によって最適化されたものが用意されています。

散歩することが多い方はウォークタイプ、ジョギングやランニングをすることが多いというのであれば、JogやRunタイプのNFTを選択しましょう。

NFTスニーカーの種類と属性

タイプ	種別	移動速度
Walk	草タイプ	1-6 km/h
Jog	水タイプ	5-11 km/h
Run	炎タイプ	8-20 km/h

NFTスニーカーには種類の他に属性値（稼ぐ力、耐久性、運など）があります。

スニーカーのパラメーター

	パラメーター
Attack	RUXを稼ぐ効率に関わる（STEPNでいうEfficiency）
Luck	ルートボックスを拾う確率に関わる（STEPNでいうLuck同様）
Speed	開発中のため不明
Hit Points	靴の耐久性に関わる（STEPNでいうResilience）

レベルアップの際にポイントを振り分けて、属性値を上げることができます。
特にこだわりがなければ稼ぐ力（Attack）を上げましょう。

基本的にレアリティが高いものほど能力値がトータルで高くなりますが、その分値段が高いです。

RunBloxスニーカーのレアリティとポイント

レアリティ	能力値の振り分け	レベル30迄のコスト
Common	4	120
Rare	6	180
Epic	8	240
Hero	10	300
Regendary	12	360

資金に余裕があるのであれば高レアリティ―のNFTをそろえましょう。

エナジーシステム

RunBloxはエネルギーシステムを用いたM2Eです。NFTエネルギーが無くなればトークンを稼ぐことはできなくなります。

エネルギーはNFTスニーカーの所有数によって変化します。

多く持っていればその分、1日に使用できるエネルギーは増えます。
しかし、NFTシューズが増えすぎると1日でエネルギーが全て消費できなくなるリスクもあります。

ROI（投資回収率）に影響しますので、計画的にNFTスニーカーは増やしていきましょう。

ルートボックスシステム

M2E中にランダムでルートボックスという宝箱がドロップされます。

箱の中身は$RUX、$OBX、エネルギー、報酬制限アップ、$AVAXなどです。

箱を空ける際は$RUXを消費する必要があり、60日以上ルートボックスを開けないと破棄されます。

せっかく手に入れた報酬を無駄にしないように注意しましょう。

ブリーダーシステム（ミント）

2つのNFTスニーカーを掛け合わせて新しいスニーカーをミント（生成）することができます。

ミントコストとして$RUXと$OBXが必要です。
レアリティ―の高いスニーカーができた場合は売却を計画しましょう。

高値で売れれば原資回収が容易になります。
NFTスニーカーは7回までミントに使用することができます。

RunBlox（ランブロックス）の攻略方法

RunBloxで合理的に稼いでいくためにはエコシステムやDeFi機能を理解し、適切に使用していく必要があります。

アンチチート

アンチチートシステムはGPSトラッキング、モーションセンサー、ヘルスデータ、機械学習データなどを用いて機能しています。

自転車やバイクでの移動はGPSトラッキングとモーションセンサーの相乗で齟齬（食い違い）が起こります。

M2E中はチート判定されないように、しっかりと自分の足で移動しましょう。

NFTスニーカーの補修

NFTスニーカーを補修（リペア）を怠ると報酬が減っていきます。

使用の都度、スニーカーを補修しましょう。
NFT補修の際は$RUXを消費します。

レベルアップ

レベルを上げることで属性を強化できます。稼ぐ力（Attack）を上げましょう。

レベルアップの際は$RUXを消費します。

レベル4、9、19、28、29に上げる際、$RUXの他に$OBXが必要になります。

RunBloxスニーカーのレアリティとポイント

レアリティ	能力値の振り分け	レベル30迄のコスト
Common	4	120
Rare	6	180
Epic	8	240
Hero	10	300
Regendary	12	360

ミント戦略

ミント（NFT生成）は歩いて稼ぐM2Eより稼げる可能性があります。

特にレアリティ―の高いNFTがミントできた場合は売却して利益を得ましょう。

ミントにはコストがかかります。

売却益をしっかり見積もってミントをすることが大切です。
上記の表は手前の数字が$RUX、後の数字が$OBXのミントコストです。

スワップやDeFiの活用

RunBloxはアプリ内ウォレットにスワップ機能を搭載しました。

更なるDeFi機能についても開発の動向が注目されています。

もし、ステーキングや暗号資産貸出し等のDeFi機能が実装されれば外部DEXを使用せずにM2Eを完結できます。

現在は、アヴァランチネットワークを代表するDEXである「ToraderJoe」で$RUXと$OBXの運用が可能です。

プロダクト外でのDeFiですが、M2E以外でも$RUXや$OBXを増やせるチャンスです。

$RUXや$OBXをホールドする予定の方はステーキングも積極的に利用しましょう。

RunBlox（ランブロックス）の将来性について

RunBloxは一般的なM2Eプロダクトと異なり、Openbloxが開発するNFTゲームプラットフォーム上のプロダクトです。

将来的にはOpenbloxが展開するメタバース「BloxVerse」内において、様々なNFTゲームとRunBloxのコラボを楽しめるようになります。

OpenBloxの新作ゲーム

Opnebloxは、RunBloxの他にもNFTゲームの開発を続けています。

Rogueblox（RPGカードゲーム）やLandblox（シュミレーションゲーム）といったNFTゲームは特に期待されています。

RunBloxの$RUX経済圏がより強固になることが想定されているため、RunBlox以外のNFTゲームもしっかりチェックしていきましょう。

(2)事業提携/出資

ZOZO創設者の前澤友作氏がOpenbloxに投資したというニュースは大きな話題となりました。

SNSなどでRunBloxが「前澤靴」「MZシューズ」と呼ばれているのはそのためです。

前澤氏以外にもOpenbloxはDigital Strategiesといった投資会社からも出資を受けています。OpenbloxはNFTゲーム開発企業なので、Web3.0ジャンルへの投資先としてこれから益々注目されていくことは間違いありません。

(3)ロードマップ

2022年後半よりデイリークエストやウィークリークエストなどPVEモードが実装されます。

プレイモードを多く用意することでプロダクトの魅力は上がります。

また、スマホだけでなくスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスでもRunBloxをプレイできるようになります。

RunBloxプロダクトはより使いやすく、より便利になっていくでしょう。

RunBlox（ランブロックス）のリスクや注意点

最後にRunBloxリスクについて解説致します。

RunBloxは素晴らしいプロジェクトですが、エコシステムが長く機能するためにはいくつかのポイントがあります。

M2Eに熱中してプロジェクト自体の決定的リスクを見逃さないようにしましょう。

それは、撤退時期を見積もることにもつながります。

新規参入者の増減

RunBloxだけに関わらず、NFTゲームは新規参入者が増えないとエコシステムが働きません。

正確には「稼げなくなります」。

単純に稼ぐトークンが買われなくなる、消費されなくなると価値が下がっていきます。
価値のないトークンを頑張って稼ぐ人がいるでしょうか？

トークンの売り圧を防ぐためには新規参入者増加が一番の効果を果たすのです。

ゲームのソーシャルスコア（参加数など）はチェーンプレイやP2E.NETなどのゲームプラットフォームサイトなどで確認できます。

DappsRadarを参照するのもいいでしょう。

プロダクトのアップデート

プロダクトのアップデートはバグ修正やUI（ユーザーインターフェース）刷新のためだけではありません。

ゲームで稼げなくなるようなプロダクトアップデートもあります。
具体例としてAxie Infinityのデイリークエスト撤廃、BombCryptoのゲーム内トークン追加が挙げられます。

アップデートを上手く活用できた人もいたかも知れませんが、多くのプレイヤーにとっては損切材料でしかありませんでした。

RunBloxにおいてもアップデートをしっかりと見極めて評価しましょう。

$RUXと$OBXの市場評価

NFTゲームで使用されるトークンはボラティリティリスクが高くなっています。
トークン使用がNFTプロジェクトに限定されるので、少数のホルダーしかいないからです。

ゲーム内トークンを多く保有しているプレイヤーが全て売りに出したとしたら、暴落を引き起こすかも知れません。

各NFTゲームプロジェクトではクジラ（トークンの大量保有者）対策をしています。
しかし、ゲームが続くとどうしても大量保有者が出てきます。

レアリティの高いNFTを多く使用するなどして稼ぐ量が増えてくるからです。
$GT、$UTの下落が必然だとして、どの程度の価格まで耐えられるかという基準を持っておくのは大切です。

幸い、RunBloxはマーケットプレイスが実装されています。
撤退時はNFTを売却して逃げることができますので、$RUXと$OBXの価格は常にチェックしておきましょう。

RunBlox（ランブロックス）のまとめ

ここまでRunBlox（ランブロックス）の始め方と稼ぎ方についてやさしく解説しました。

RunBloxがアヴァランチネットワークのプロダクトということで、ウォレット操作が面倒だと思った方はいますか？

今はCチェーンやアプリ内ウォレットがあります。

更に、招待コードやアカウント作成時のSNSリンクなどの手間が省けるようになり、以前よりも簡単にRunBloxでM2Eを始めることができます。

RunBlox（ランブロックス）に興味を持った方はぜひプレイしてみて下さい。

当記事がこれからM2Eを始めようと考えている方、M2Eが気になっていた仮想通貨初心者の方々にとって有益な情報となれば幸いです。