私がオススメする国内/海外仮想通貨取引所ランキング→

ビットコインのSOPRとは?弱気相場の底打ちを示す条件と過去の事例

ビットコインのSOPRとは テクニカル分析

bit仙人が実際に使っている取引所

現在、実際に利用している取引所を紹介しています。


MEXC
現物・先物取引に対応。BTC建て運用やFunding運用で利用しています。

▶ MEXCはこちら


BingX
シンプルな操作性で、先物取引にも対応。使いやすい海外取引所です。

▶ BingXはこちら


Hyperliquid
ウォレットから直接取引できるDEX。オンチェーン先物取引向け。

▶ Hyperliquidはこちら


※ bit仙人では、実際に利用・検証したサービスのみ紹介しています。
今後もBingX・MEXC・Hyperliquidの運用結果を随時公開していきます。

ビットコインの弱気相場が終了したかどうかを判断するには、価格チャートだけでなく、投資家の損益状況を確認することも重要です。

そこで注目したいのが、オンチェーン指標のSOPR(Spent Output Profit Ratio)です。

STH-SOPRとは?

SOPRは、ブロックチェーン上で移動したビットコインが、取得時と比較して利益状態にあるのか、損失状態にあるのかを示す指標です。

特に、短期保有者に注目した「STH-SOPR」は、過去の弱気相場からの回復局面を分析する際に役立ちます。

実際に2019年と2023年には、STH-SOPRが重要な水準である1.0を回復する動きとともに、ビットコイン価格も大きく上昇しました。

この記事では、SOPRの仕組みと見方を解説したうえで、過去2回の底打ち局面と2026年10月時点の市場を比較します。

SOPRとは?ビットコインの損益状況を示す指標

SOPRは「Spent Output Profit Ratio」の略称で、ビットコインのオンチェーン分析に利用される代表的な指標の一つです。

SOPRとは?ビットコインの損益状況を示す指標

簡単に説明すると、移動したビットコインの現在価値が、以前移動した時点の価値に対して何倍になっているかを表します。

基本的な計算式は次のとおりです。

SOPR = 移動時の価値 ÷ 前回移動時の価値

例えば、5万ドルで取得したビットコインを移動させた場合、次のようになります。

移動時の価格 SOPR 損益状態
60,000ドル 1.2 20%の利益
50,000ドル 1.0 損益分岐点
40,000ドル 0.8 20%の損失

実際のSOPRは、対象となるビットコインの移動データを集計して算出されます。

SOPRの1.0が重要な理由

SOPRを見る際、最も重要なのが「1.0」という水準です。

  • 1.0を上回る: 利益状態にあるビットコインの移動が優勢
  • 1.0付近: 移動したビットコインの損益がおおむね均衡
  • 1.0を下回る: 損失状態にあるビットコインの移動が優勢

弱気相場では、損失を抱えた投資家が保有するビットコインを移動させるため、SOPRが1.0を下回る場面が増える傾向があります。

一方、相場が回復すると、利益状態で移動するビットコインが増え、SOPRも1.0を上回りやすくなります。

ただし、注意点があります。

SOPRはオンチェーン上の移動をもとに計算されるため、すべての移動が実際の売却や利益確定を意味するわけではありません。

ウォレット間の資産移動なども存在するため、SOPRは市場参加者の損益状況を推測する指標として利用する必要があります。

STH-SOPRとは?短期保有者の動きを分析する指標

SOPRには複数の種類があります。

今回注目するのは、短期保有者の損益状況を示す「STH-SOPR」です。

STH-SOPRとは?

STHは「Short-Term Holder」の略で、一般的には155日未満の短期保有者を指します。

STH-SOPRは、こうした短期保有者に関連するビットコインの移動について、損益状況を分析する指標です。

なぜ短期保有者が重要なのか?

短期保有者は、比較的最近ビットコインを取得した投資家です。

なぜ短期保有者が重要

そのため、長期保有者と比較すると、直近の価格変動によって損益状況が変化しやすい特徴があります。

例えば、価格が急落すると、最近購入した投資家の多くが含み損を抱える可能性があります。

反対に、価格が回復すると、短期保有者の損益状況も改善していきます。

こうした変化を確認できるため、STH-SOPRは弱気相場からの回復を分析する際に役立ちます。

なお、データ提供元によって集計方法や調整の有無が異なる場合があります。異なるサービスの数値を比較する際は注意が必要です。

2019年の底打ち|STH-SOPRが1.0を回復

まず、2018年から2019年のビットコイン市場を振り返ります。

2017年末、ビットコイン価格は約2万ドルまで上昇しました。

しかし、その後は長期的な弱気相場に入り、2018年末には3,000ドル台まで下落しています。

2019年の底打ち|STH-SOPRが1.0を回復

この弱気相場では、STH-SOPRが1.0を下回る場面が多く見られました。

短期保有者が損失状態でビットコインを移動させていたことが読み取れます。

2019年春に変化が発生

2019年に入ると、ビットコイン市場に変化が現れます。

価格が徐々に回復する中で、STH-SOPRも1.0を上回る場面が増えていきました。

2019年の底打ち|STH-SOPRが1.0を回復2

ビットコイン価格は2019年初頭の4,000ドル前後から、同年6月には13,000ドル付近まで上昇しています。

ここで重要なのは、STH-SOPRが一度だけ1.0を突破したのではなく、1.0を上回る場面が増加したことです。

短期保有者の損益状況が改善し、市場の回復が進んでいたと解釈できます。

ただし、SOPRの上昇が価格上昇の原因だったと断定することはできません。

価格の回復とともに、オンチェーン上の損益構造も改善していたという関係です。

2023年の底打ち|2019年と共通する特徴

続いて、2022年から2023年の市場を確認します。

2021年11月、ビットコイン価格は約69,000ドルの高値をつけました。

しかし、2022年には金融引き締めや暗号資産市場の混乱が重なり、価格は16,000ドル前後まで下落しています。

2023年の底打ち

この時期も、STH-SOPRが1.0を下回る場面が頻繁に見られました。

2023年にSTH-SOPRが改善

2023年に入ると、ビットコイン価格が回復を開始します。

それに伴い、STH-SOPRも1.0を上回る場面が増えていきました。

2023年の底打ち2

ビットコイン価格は16,000ドル台から30,000ドル付近まで上昇しています。

2019年と2023年には、次のような共通点が確認できます。

比較項目 2019年 2023年
直前の弱気相場 2018年 2022年
底値付近の価格 3,000ドル台 16,000ドル前後
弱気相場のSTH-SOPR 1.0未満の場面が多い 1.0未満の場面が多い
回復局面の特徴 1.0を上回る場面が増加 1.0を上回る場面が増加
その後の価格 13,000ドル付近まで上昇 30,000ドル付近まで上昇

この2つの事例から、弱気相場の底打ちを分析する際には、STH-SOPRが1.0を回復し、その状態が継続するかが重要な観察ポイントになると考えられます。

ただし、過去2回の事例だけで、今後も同じ値動きが再現されると判断することはできません。

SOPRの1.0は抵抗線にも支持線にもなる

SOPRを分析するうえで興味深いのが、1.0という水準の役割です。

弱気相場と強気相場では、1.0付近で異なる動きが見られる場合があります。

STH-SOPRが1.0を回復

弱気相場では1.0が抵抗線になりやすい

弱気相場では、多くの投資家が含み損を抱えています。

価格が回復して損益分岐点に近づくと、損失を減らしたい投資家が売却することがあります。

その結果、SOPRが1.0付近まで上昇しても、再び低下するケースがあります。

このような局面では、SOPRの1.0が抵抗線のように見えることがあります。

強気相場では1.0が支持線になりやすい

一方、上昇相場では、利益確定の売りが発生しても、それを上回る買い需要があれば価格は上昇を続けます。

価格の調整によってSOPRが1.0付近まで低下しても、その後に再び上昇する場合があります。

このような局面では、1.0が支持線のように機能することがあります。

ただし、SOPRそのものが価格を支えているわけではありません。

市場参加者の損益状況や行動が、結果として指標に反映されていると理解することが重要です。

2026年10月のSTH-SOPR|再び1.0付近へ

2026年2月、ビットコイン価格が7万ドル前後まで下落する中で、STH-SOPRも1.0を大きく下回りました。

2026年10月のSTH-SOPR

その後、ビットコイン価格は回復し、2026年春にはSTH-SOPRが1.0を上回る場面が増加しています。

さらに、8月から9月にかけては、一時1.04付近まで上昇しました。

しかし、10月には再び1.0付近まで低下しています。

当時のビットコイン価格は8万ドル台前半で推移していました。

2026年は2019年・2023年と何が違うのか?

注目したいのは、2026年にはすでに春から夏にかけてSTH-SOPRが1.0を回復する局面があったことです。

つまり、10月時点の1.0付近への低下は、必ずしも弱気相場終了の初期段階を意味するわけではありません。

一度回復した市場が再び調整している可能性もあります。

このため、2019年や2023年と同じパターンだと判断するのは早いと考えています。

SOPRから考える2つの相場シナリオ

STH-SOPRを使った分析では、強気・弱気の両方の可能性を考えることが重要です。

強気シナリオ:STH-SOPRが1.0以上で安定

強気シナリオ:STH-SOPRが1.0以上で安定

STH-SOPRが1.0付近で下げ止まり、その後も1.0を上回る状態が続く場合です。

短期保有者の損益状況が改善し、市場が利益確定の売りを吸収できている可能性があります。

同時にビットコイン価格も上昇するなら、過去の回復局面と共通する特徴が見られることになります。

ただし、短期間の上昇だけでは判断できません。

弱気シナリオ:STH-SOPRが1.0未満で推移

弱気シナリオ:STH-SOPRが1.0未満で推移

反対に、STH-SOPRが1.0を下回る状態が長く続く場合です。

短期保有者の損失状態での移動が増え、市場の回復力が弱まっている可能性があります。

特にビットコイン価格も重要な支持線を下回るようであれば、下落圧力の強まりに注意が必要です。

なお、SOPRは日々変動するため、単日の数値だけで判断せず、数日から数週間の推移を確認することが大切です。

SOPRだけでビットコインの底打ちは判断できる?

結論として、SOPRだけでビットコインの底打ちを断定することはできません。

SOPRは投資家の損益状況を把握するための有用な指標ですが、将来の価格を保証するものではないからです。

私なら、次のような指標も組み合わせて確認します。

指標 確認したいこと
STH-SOPR 短期保有者の損益状況
MVRV Z-Score 市場全体の割高・割安の傾向
200日移動平均線 中長期の価格トレンド
Funding Rate 先物市場のポジションの偏り
取引所のビットコイン残高 取引所への資金移動の傾向

例えば、STH-SOPRが1.0を回復し、ビットコイン価格も主要な移動平均線を上回るなら、複数の指標から市場の改善を確認できます。

反対に、SOPRだけが改善していても、価格が重要な支持線を下回っている場合には慎重な判断が必要です。

関連記事

まとめ|STH-SOPRの1.0を継続して確認したい

今回、最も注目したいのは、STH-SOPRの1.0という水準です。

2019年と2023年には、弱気相場の底打ち後にSTH-SOPRが1.0を上回る場面が増え、ビットコイン価格も大きく上昇しました。

このことから、STH-SOPRが1.0以上で安定するかどうかは、市場の回復を考えるうえで重要な判断材料になります。

一方、1.0を下回る状態が続く場合は、短期保有者の損益状況が悪化している可能性があります。

SOPRだけでビットコインの底打ちを断定することはできません

ただし、SOPRだけで底打ちを断定することはできません。

私自身も、今後のビットコイン市場を分析する際には、STH-SOPRだけでなく、MVRVや移動平均線、先物市場の動向などを組み合わせて確認していきたいと思います。

YouTubeでも詳しく解説

2019年・2023年・2026年のSTH-SOPRの動きについて、チャートを使って詳しく解説しています。

※投資には価格変動による損失リスクがあります。本記事は市場分析を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。

bit仙人が実際に使っている取引所

現在、実際に利用している取引所を紹介しています。


MEXC
現物・先物取引に対応。BTC建て運用やFunding運用で利用しています。

▶ MEXCはこちら


BingX
シンプルな操作性で、先物取引にも対応。使いやすい海外取引所です。

▶ BingXはこちら


Hyperliquid
ウォレットから直接取引できるDEX。オンチェーン先物取引向け。

▶ Hyperliquidはこちら


※ bit仙人では、実際に利用・検証したサービスのみ紹介しています。
今後もBingX・MEXC・Hyperliquidの運用結果を随時公開していきます。

テクニカル分析トレード戦略
スポンサーリンク
この記事を書いた人
bit仙人

「ビットコイン狂騒曲」編集長。2017年から仮想通貨トレードを日々研究し5億稼ぐことができました。X(旧Twitter)で相場分析や暗号通貨ニュース紹介。海外から金巻き上げましょう。

気軽にフォローどうぞ
\この記事をシェアする/
タイトルとURLをコピーしました