今回はビットコインFXでウィリアムズアリゲーター(williams alligator)とウィリアムズフラクタルというインジケーターを使ったトレード方法をご紹介します。
ウィリアムズアリゲーターは、トレンドの発生をとらえて市場に参加するために考案されたテクニカル指標ですがトレンド判定の精度は高いです。
この指標は3本の移動平均線からなり、
- ラインが重なる(収束する)ところ⇒Sleeping(眠っている)
- ラインが離れているところ⇒Hunting(口が開いて捕食している)
という風にイメージと結びつきやすく、トレード方法が分かりやすくて面白いのが最大の特徴です。
これにフラクタルという指標も加えて盤石なトレードを行うことができます。
ビットコインFX(TradingView)で使えるので是非使ってみましょう!
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ウィリアムズアリゲーターとはどんな指標?
ウィリアムズアリゲーターはビル・ウィリアムズ(Bill Williams)という世界的有名な投資家が考案した指標の一つです。(ウィリアムフラクタルについては後述)
あまり知られていないインディケーターのうちの一つですが、トレンド判定の実力は高いです。
トレンドの発生と終了がわかりやすいとても面白いインディケーターですが、ウィリアムズアリゲーター単独で使用するよりもウィリアムズフラクタルと組み合わせることで威力を発揮すると言われています。
相場の15~30%でしか明確なトレンドは発生しないと考えられており、トレンドが発生するまでは売買を控え、トレンドが発生したタイミングでのみトレンドに追跡する(トレンドフォロー)ことを狙ってアリゲーターは考案されました。
3本のラインをアリゲーター(ワニ)の生態にたとえてトレンドの発生を捉えていきます。
長い時間軸のライン。8目盛り分未来方向にずらした13期間の平滑移動平均(SMMA)。
中間の時間軸のライン。5目盛り分未来方向にずらした8期間の平滑移動平均(SMMA)。
短い時間軸のライン。3目盛り分未来方向にずらした5期間の平滑移動平均(SMMA)。
ウィリアムズアリゲーターのトレード利用方法
アリゲーターを構成するこの3本の線が拡散し始めたときに順張り、収束するときに利益確定の決済とするのがウィリアムズアリゲーターを使った基本的なトレード方法です。
この3本のラインをワニの口にたとえて、
- ラインが重なる(収束する)ところ⇒Sleeping(眠っている)
- ラインが離れているところ⇒Hunting(口が開いて捕食している)
と表現します。
収束⇒拡張⇒収束をワニの捕食にたとえているんですね。
タイミングは、口の開き始めでエントリーして口を閉じて再び眠りに入るところでイグジットです。
買いシグナル(ゴールデンクロス)
アリゲーターのラインが右肩上がりで、上から
・短期(緑ライン)
・中期(赤ライン)
・長期(青ライン)
の順に並んだらゴールデン・クロスなので『買い』シグナル
売りシグナル(デッドクロス)
アリゲーターのラインが右肩下がりで、下から
・短期(緑ライン)
・中期(赤ライン)
・長期(青ライン)
に並んだらデッド・クロスなので『売り』シグナル
となります。
価格がアリゲーターラインを下回っていると、ロングポジションをエントリーします。異なるバーは、前の足よりも安値である必要があります。買い逆指値はバーの上に置く必要があります。ストップロスはバーの下に指定しなければなりません。
アリゲーターの動きに例えて、次のように説明されているので参考までに引用します。
アリゲーターは長く眠れば眠るほど、目覚めたときの空腹感は強くなります。
目覚めた後の最初の行動は、口を開いてあくびをし、漂ってくる食べ物の匂いを嗅ぎつけることです。それは雄牛(ブル=価格上昇)かもしれないし、熊(ベア=価格下落)かもしれません。アリゲーターは狩りを開始します。【トレンド発生・エントリーポイント】アリゲーターは満腹になると、関心を失くしラインが再び収束します。【利益確定ポイント】
次項でより精度の高い、アリゲーターとフラクタルの併用トレード戦略をご紹介します。
ウィリアムフラクタルとは?
ウィリアムフラクタル(williams fractal)とは、最近の5本のなかで一番高いところか、低いところに三角マークを付け、結果として、チャートの反転を示すテクニカル指標です。
フラクタルは、上昇トレンド時にはアリゲーター(歯)の平均線よりも高く、下降トレンド時には平均線よりも低く形成された場合に有効であると考えられています。
レジスタンスライン・サポートラインの位置を示しているとも見えますね。
三角マークがローソク足の
上に出ると「売りシグナル」となります。
下に出ると「買いシグナル」となります。
しかし、反転した後に(次のロウソク足実線が確定した後に)三角を描くので、シグナル点灯が遅いです。なので、ウィリアムズアリゲーターと併用して制度を高めます。
ウィリアムズアリゲーターとフラクタルを併用したトレード方法
アリゲーターの赤い線よりも上に、下向きのフラクタルが出たら、買いサイン。
アリゲーターの赤い線よりも下に、上向きのフラクタルが出たら、売りサイン。
となります。
売買のサインが明確なので迷うことなくトレードをすることができますね。
利確ポイントはアリゲーターのラインが収束してきた時、
損切りポイントは赤い線を越えた地点にしましょう。
TradingViewでウィリアムズアリゲーター/フラクタルを表示する方法
TradingViewのチャート機能であるインジケーターアイコンをクリックし、ウィリアムとか検索窓に入力すれば「ウィリアムズアリゲーター」と「ウィリアムフラクタル」が見つかります。
アリゲーターの三本の移動平均線の値は変えることもできます。(デフォルトでは21,13,8)
表示を削除するときには以下の箇所をクリックします。
まとめ
ビル・ウィリアムズが考案した指標、ウィリアムズアリゲーターとフラクタルを使ったビットコインFXトレード戦術についてまとめてみましたがいかがでしたか?
アリゲーターだけでも勝率の高いトレードが可能ですが、フラクタルを併用することにより更に精度を高めることができるウィリアムズ肝入りのトレード戦略。
BOTのアルゴリズム開発にも使えそう。
ウィリアムズ氏について
名前の由来にもなっている開発者のラリー・ウィリアムズ氏は、アメリカのリアルマネーコンテストで、自己資金を113倍にし未だその記録は破られていないという有名なトレーダーです。
是非実践してインジケーターを使ったトレードの視野を広げましょう。
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