Cフォーク(=C Fork)というチャートパターンを知っていますか?
このチャートパターン、為替で使う人が多くドル円などでは相応の勝率だそうです。
ですが、実はビットコインFXなど仮想通貨のチャートでも十分機能します。
Cフォークについて、チャートに引く意味・描画方法やトレードでの使い方をご紹介します。
Cフォークとは?
Cフォークというチャートパターンの正式名称は、
「Chuvashov’s Fork(チュヴァショーフのフォーク)パターン」というチャート分析テクニックです。
Stanislav Chuvashov(スタニスラブ・チュヴァショーフ)氏が考案したのでこのような名前になっています。
上の画像のように、直近の終値に対して2本のトレンドラインを引き反発ラインを推測するというチャートから相場状態を分析する手法です。
Cフォークをチャートに引く方法
Cフォークパターンをチャート内に見つけるには、3つの連続した同様の形、つまりフラクタルになっている箇所をまず探す必要があります。
主要となるトレンドラインは、下図で示すように、フラクタル①と②を通した青色のライン(左)・黄色ライン(右)です。
フラクタル②と③を通して引いた緑色ラインは上昇トレンド時には底値、下落トレンド時には天井に引きます。
左図は上昇トレンドラインのCフォーク、右図は下降トレンドラインのCフォークを描いています。
フラクタル②と③を通して引いた緑色ラインを、トレンドとは逆方向にブレイクした場合に、このブレイクした緑色ラインをChuvashov’s Fork(チュヴァショーフのフォーク)パターン=C Forkをとよびます。
Cフォークのパターンラインを引く際には、フラクタルインジケーターを使うことが多いらしいです。
(チャートの中に同じチャートの形を見つけるツールだと思います。)
Cフォークを構成する条件
Cフォークパターンの実例
Cフォークパターンの例(上昇トレンド)
Cフォークパターンが出現し、上昇トレンドの終わり・反転のシグナルが出たことで、トレンドがフラット状態となったことを示しています。
そうなった場合に緑線をブレイクしたらショートでエントリーを考えます。
Cフォークパターンの例(下落トレンド)
下の図でも、C Forkパターンが出現し、下落トレンドの終わり・反転のシグナルが出たことで、トレンドがフラット状態になったことを示しています。
ここでショートポジションを手仕舞い、下右図のようなチャートパターンとなり再びCフォークパターンが形成されれば、条件に従って再びショートポジションをエントリーすることも可能でしょう。
Fork_Ch_ExpertH1_v2.mq4というEAを使用することにより、CFパターンをトレースすることが可能だそうです。
反転するポイントの計算には、フィボナッチ・リトレースメントやギャンファンなどを使うといいと思います。
ビットコインチャートでのCフォーク実例
BTCチャートの底値圏でCフォークが成立してました。
Cフォークを使ったトレード手法
①最初の上昇トレンドでトレンドラインを探します。
②上昇トレンドに押し目が訪れた時に、新しい2次トレンドライン(紫色)をマークします。
2次トレンドラインは僅かでも上昇傾向にある必要があります。
Cフォークのエントリーポイントと損切ポイント
③チャートが2次トレンドラインを下回り、ショートシグナルが発生します。
トレード手法は、ストップロスを最近のスイングの高値をちょっと超えたところに設定します。
利確ポイント:二次トレンドラインの始点
④そのあとはCフォークのパターン通りに下落し、おおよそ利確ポイントまで到達したのでここで利確します。
これで Cフォーク=Chuvashov’s Forkパターンの引き方がわかりましたね。
Cフォークパターンの要約は以下の画像にまとめられています。
CフォークをBitMEXなどで描画するツール
まずはチャートにトレンドラインを描きましょう。
bybitのラインツールは以下です。
リスクリワードレシオで利確ポイントと損切ポイントの比率を客観的にみることもできます。
Cフォークのまとめ
Cフォークをチャートに引く方法や意味を解説してみましたがいかがでしたか?
日本ではまだあまり知られておらず、あまり知られていないが有用なチャートパターン「Cフォーク」ですが、過小評価されているといわれているほど正確に機能することが多い、実力のあるチャートパターンです。
この記事があなたの理解を広げるのに役立てば幸いです。
是非、エリオット波動やウォルフ波動とともに有力なチャートパターンとして覚えておきましょう。
3つの連続したチャートの同じ動きが起きた時に、「この形はもしかして。。。」と判断材料になると思いますよ!
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