Bybit(バイビット)で、アカウントが凍結されるということも起こる可能性はゼロではないです。
なんの前触れもなく一方的にアカウント凍結されるというものではなく、もしアカウント停止されてしまったら何らかの原因があるはずです。
実は私もいくつかの理由でアカウント凍結(停止)を食らったことがあります…。
無事凍結を解除してもらいましたが、そのときにBybitのサポートの方々とどんなやり取りをしたのか?
という体験談も踏まえて説明していきたいと思います。
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Bybitでアカウントが凍結(停止)される原因は?
Bybitのアクセス制限国からログインした場合
アメリカ(ハワイ含む)、シンガポル、香港、北朝鮮、カナダのケベック州、キューバ、中国などのBybitのアクセスが規制されている国のIPからBybitにログインした場合に、アカウントが一時的に凍結されます。
日本在住の日本人であれば規制は解除できるので安心してください。
これを解除するには、サポートに連絡し、日本人とわかる免許証やパスポートと顔写真のメール添付などの対応をしないといけません。
ユーザーが18歳以上であること
Bybitには本人確認の書類提出などはありませんが、18歳以下のアカウント登録を禁止しています。
したがって、なんらかの理由で年齢が18歳以下の未成年と発覚した場合にはアカウントが凍結・停止(BAN)される可能性があります。
まあこのケースはかなり稀だと思います。
Bybitが使えない国の国民だと発覚した場合
米国、ケベック州 (カナダ)、シンガポール、セイシェル、香港、バミューダ、キューバ、クリミア・セヴァストポリ、イラン、シリア、北朝鮮、スーダンはBybitに限らずFX取引が制限・禁止されています。
該当国の居住者だと発覚した場合にはアカウント凍結・停止(BAN)対象になります。
不正な資金や操作であると発覚した場合
不正に入手したビットコイン資産で取引を行っている場合や、アカウントのハッキングなどによって他人の口座を不正に操作している場合にはアカウント凍結・停止(BAN)される可能性があります。
サーバーに負荷をかける行為:短時間に大量の注文等
例えば一分間に100以上の指値オーダーをオーダーブックに並べるような高頻度取引をした場合は、アカウント凍結・停止(BAN)対象になるようです。
メイカー手数料を稼ぐことを目的としたbotmmbot(MarketMakeBot)などが当てはまりますね。
つまり、botで取引所のAPIに負荷をかけすぎるのはアウトということです。
Bybitで自動売買BOTを動かしてトレードしている人はこの原因でアカウントが凍結に至ったケースも多いようです。
アカウント凍結に至った場合にサポートに問い合わせると以下のようなメールが届きます。
(銭ナビさんの記事より引用)
お問い合わせの件につきまして、アカウントをお調べさせていただいたところ、次の理由で制限をされています。
Disabled for ignoring ‘Invalid orderQty’. Do not re-enable until the bot developer has fixed this.
(無効な数量の注文というエラーが出ていたにも関わらず注文を続けたため。Botの開発者が修正を行うまで制限を外すことができません)(中略)
現在、Bybitでは、取引エンジンに負荷をかける行為を見直しており、該当する行為は制限させていただいております。
お手数をお掛けし恐縮でございますが、何卒ご理解をいただくようお願いいたします。
Bybitサポートチーム
ドテン君など有名BOTがエラーを履き続けた場合
ドテン君など、多くのユーザーが使っているBOTがエラーを履き続けた場合もアカウント凍結対象になるようです。
多くのトレーダーが同じBOTを使っているということは、同じタイミングでオーダーを出すということです。
例えば、数百人が同じ注文を同じ価格帯で、同じタイミングで出す場合には、マーケットへの影響も出てきます。
まあそこまではあまり問題ないと思いますが、エラーを吐くタイミングまで同じである可能性が高まります。
頻繁にこれらBOTがエラーを出した場合、完全自作BOTの運用よりもBybitのサーバーに多大な負荷をかけているとみられ特定の同じ自動売買BOTを運用しているアカウントを凍結されるということが考えられます。
そうならない為には、全く同じ挙動にならないように多少オリジナルのルールを加える、BOTがエラーを出さないように綿密な調整を行うなどの回避策を打つ必要がありますね。
アフィリエイト規約違反を行った場合
Bybit公式を装って、例えばツイッターなどのSNSや公式サイトを模倣したサイトを作り、そこからアフィリエイトで紹介者を登録させる行為
過度な期待を煽ってBybitを登録させたりする行為、
Bybitのキーワードを含むリスティング広告などを入札する行為、
などBybitのアフィリエイト利用規約違反に当たる行為をした場合には規制対象になる可能性があります。
特にドメインに「Bybit」という商標が入っている場合はアウトらしいです。
ちなみに、アカウント凍結・停止されている間のアフィリエイト報酬は、アカウントが完全に閉鎖されていない限りは継続して払い出しされているようです。
BybitアカウントがBANされた時の対処方法
これは私が使って、実際に解決できた方法をご紹介します。
別アカウントからサポートに連絡する
Bybitの「メール」から問い合わせたのになかなか返信が返ってこないので、
少額でトレード研究する為のBybit別アカウントを持っていたので、そちらから連絡しました。
Bybitログイン画面の下部、フッターメニューから「サポート」をクリック。
サポートページの「Check ticket status」をクリック。
数時間以内にBybitサポートのスタッフが、登録メールアドレス宛てにメールかチャットを返信してくれます。
ちょっと専門的な話やイレギュラーな内容である場合には英語(本社の)スタッフが返信をしてくれます。つまり、日本語の問い合わせでも問題ないが、簡単な英語ができる場合は英語の方がレスポンス早いかも、という感じです。
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アカウントの凍結・停止を回避する方法
年齢・国籍が規約違反ならアウト
まあ当然の話ですが、規約に18歳以上とかいてあるのに、18歳に達していないのだとしたらアカウント解除は難しいのではないでしょうか。
国籍に関しても同様です。
アメリカ合衆国や香港、カナダのケベック州などBybitの利用が禁じられている国と地域の住民であると発覚した場合には覆すことは難しいでしょう。
ほよどの大金が凍結されてしまったとしたら、国籍を変更してしまえば対応してくれるかもしれません、最後の手段ですね。
もしアカウントの凍結解除の見込みがないと判断したら、新しくBybit(バイビット)アカウントを登録し直すのも一つの方法です。
BOTでの自動売買でアカウント停止を避けるには?
ドテン君開発者のAKAGAMIさんが以下のようにBybitサポートと連絡をとり、BOT取引でアカウント凍結にならないよう打開策を模索しています。
①400系エラーが返るときにリトライし続けるとAPIからBANされる
②WebSocketでmarginトピックを購読しmargin.excessMargin > 0の時だけ注文すること
③絶対にorderQty=0で注文してはいけない
④充分な証拠金がある時のみ注文すること(原文)
1. If your bot receives a 4xx error, e.g. 400, 401, 402, 403, 404, 429 then that means the request is bad. The bot should not re-try the request. Please make the bot stop if it receives an error. If you keep sending bad requests the user gets an API ban2. The bot should subscribe to margin via WebSocket and only submit orders when margin.excessMargin > 0
3. The bot should never send an order with orderQty = 0
4. The bot should only submit orders when it has enough margin: For contracts with instrument.multiplier > 0: Math.abs(orderQty * instrument.multiplier * price) * position.initMarginReq < margin.excessMargin For contracts with instrument.multiplier < 0: Math.abs(orderQty * instrument.multiplier / price) * position.initMarginReq < margin.excessMargin
ドテン君に限らず、全てのBybitBOT開発者の方は以上の条件を満たす自動売買を心がけましょう。
BOTに対する対処はユーザーの増加により厳しくっていく傾向にあるでしょう。
Bybitアフィリエイト方法がまずかった場合の解除方法
例えば、Bybitアフィリエイト方法が原因でアカウントの凍結・停止(BAN)されている場合には、サポートに問い合わせて、改善するべき点を聞き出して、修正しましょう。
サポートと何度も連絡を取って解決に向けて歩み寄りを続けていれば、アカウントの解除は高確率でされると思います。
関連記事 Bybit(バイビット)スマホアプリの操作方法はこちらの記事で解説しています。
まとめ
Bybit(バイビット)のアカウントが凍結・停止された!その原因と解除する方法についてまとめてみましたがいかがでしたか?
アカウントの停止(凍結)理由は色々ありますが、Bybitのサポートは返信も早く、真摯に対応してくれます。
上記で説明した通りに、Bybitのサポートに連絡してみてください。
ちゃんと運営側の要望を聞いて対処すれば必ずアカウントの凍結は解除して復旧してくれます。
サポートの対応力でも日本の仮想通貨取引所より優秀です。嬉しいような切ないような…
Bybitの登録がまだの方は是非この機会にアカウント開設だけでもしてみてください。(所要時間1分)
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