今回は国内取引所だけでなく海外で広くレバレッジ取引ができることでも知られる、代表的なアルトコイン・リップル(XRP)のトレード戦略に着目してみようと思います。
リップルにはレバレッジ取引があるので、ロングの他にショート(空売り)から入れるというのが大きな特徴ですね。
XRPのレバレッジトレードには実はビットコインFXよりも勝ちやすい美味しいタイミング、収穫時期があると言われています。
リップルはファンダメンタルズ要素だけで、チャートをあまり見ないで勝つことが可能です。チャート以外の情報戦が重要になってきます。
BybitでFXトレードのエントリーポイントなどと合わせて解説してみます。
リップルの大きな値動きのきっかけはファンダメンタルズ
アルトコインの価格はビットコイン以上に、ニュース(ファンダメンタルズ)やイベントに大きく影響されます。
ファンダメンタルズ(ファンダ)とは、「経済活動の状況を示す基礎的な要因」と訳されます。
仮想通貨市場全体のトレンドに沿った動きでは尚更動きやすいです。(上昇相場では、いいファンダで値上がりしやすい、逆もしかり)
リップル社関連の価格操作があることが前提
その中でもリップル社(胴元)が保有している割合が多く、イレギュラーな仕手筋に振り回されない通貨がリップルです。リップル社によって操作されているとも取れます。
つまり、リップルだけが突然高騰・下落するタイミングにはファンダメンタルズ的に意味があるということです。
リップルに関していえば、ファンダメンタルズトレーダーが相性がいいということですね。
リップルショック勃発!SECに訴訟されショートチャンスに
2020年12月23日、リップル社と役員二名が米SEC(証券取引委員会)に告訴されるというセンセーショナルなニュースが飛び込んできました。
参考:リップル訴訟まとめ(coinpost)
XRPが証券に該当するという訴状が主
SECの公開したレポートによると、日本を含む複数の取引所へXRPを上場させる見返りとして時価の2~3割安くXRPをリップル社から仕入れられるインセンティブ契約が交わされていたとか、CEOガーリングハウス氏が相場操縦をしていたなどということが、明記されていました。
- リップル社と役員はXRPの販売で720億円以上の利益を得ていた。
- XRP上場のために、2017〜2018年の間、10社以上の取引所に上場手数料を支払っていた。
- Larsen氏および妻がXRPの販売で約470億円の利益を手に入れた。
今まで疑惑があったものが白日の下にさらされてしまったということですね。(→Gukoさんのツイートが詳しい)
これをうけ、各国の大手取引所がXRPの上場を停止する事態となり、XRP価格は大暴落。
今まで面白おかしくリップル劇場を楽しんできた筆者ですが、ついにそれも閉幕してしまうのかもしれないと思うと少し寂しくもあります。(罰金だけ払ってアメリカ以外で今まで通り上場し続けるという可能性もある)
リップルが作為的に暴騰・暴落した例
過去リップルが突如二日間で60%以上の暴騰をした話
ビットコインをはじめ多くのアルトコインが引っ張られるように価格上昇し、市場全体が活気づきましたが、2018年9月のリップルの値動きは圧倒的でした。
あの波にリップルFXで乗れていれば、わずか半日で原資を数倍にも増やすことが出来たでしょうね。(私は乗れませんでした。)
過去の高騰理由になった良いニュースと言えば…
リップルがコインベースに上場
2018年10月にXRPがアメリカ最大の仮想通貨取引所coinbaseに上場するというニュースを受け価格が上昇しました。
リップル主催のイベント「SWELL」開催
2018年10月1・2日に開催されたリップルのイベント「SWELL2018」では、ブラジル・サウジアラビアの中央銀行が出席し、元アメリカ大統領のビル・クリントン氏も講演が予定され注目が高まりました。
このイベントSWELL前に合わせて価格を上昇させて盛り上げた、という見方も出来ます。
リップルのプロダクト「xRapid」の商用化アナウンス
2018年9月17日に、CNBC(アメリカのビジネス番組)のインタビューでリップルのプロダクトである「xRapid」が今後1ヶ月で商用可・本格稼働するという発言がありました。
これもリップル価格を上昇させる良いニュースでした。
XRP保有者への「Sparkトークン」付与アナウウンス
2020年8月、XRP(リップル)保有者への「Sparkトークン」付与が発表されました。
Flare Networks(リップル社が出資)が、12月12日にXRPの保有者に対し1:1の割合でSparkトークンを付与するエアドロップ権利確定日を発表したことで、11月下旬にエアドロップ目当ての買い演出が起こり暴騰しました。
ただ、XRPもそうですが、Sparkトークンに関しても運営が総発行数の過半数(1000億枚のうち550億枚)を保有前提のものなので値上がり益は期待しない方がいいと思います。
リップル社の立場に立って値動きを考える
リップルの価格が大きく上昇する時期は定期的に訪れます。
私の私見ですが、18年の「暴騰」はリップル社主催のイベント「SWELL」を盛り上げたいリップル社の思惑が反映されていると思います。
SWELL2019がシンガポールにて開催されましたが、この時も開催前に高騰しました。
リップルの情報は日本語が豊富なので玉石混交のニュースが飛びかっていますが、そのような性質のニュースを見極める必要があります。
今話題になっているリップル関連のニュースが、英語圏でも話題になっているのか確認しましょう。
ソース元となってきる英語記事がTwittrtで海外ユーザーでも拡散されているか、など。
リップル社の売り圧がXRP価格を抑え込んでいる説
XRPホルダーにとってセンセーショナルなニュースが報じられました。
XRPを販売しなければリップル社の利益が出ない
リップル社ブラッド・ガーリングハウスCEOがフィナンシャル・タイムズのインタビューで「Rippleを販売することが会社の収益性の大きな部分を占めており、XRPを販売しなければ会社の利益が出ない」と、ついに公の場でリップルの売り圧の存在を認めました。
リップル社がどれだけリップルを売却しているかわかるグラフ
このニュースを受けて、ネットでは様々な憶測が流れました。
これか?XRPが上がらない理由。
リップルの値上がりを期待しているなら、創業者がたたき売りする必要なくない?
これを運営が売りまくって儲けてるからダメだと見るか、世界に波及していると見るかどっちが正解かな
など。
それ以上の考察は博識なリップラーの方々に任せますが、やはりリップルはニュース材料が重要という結論に達しました。
リップル社がどれだけリップルを市場に放出したか監視する
リップル社の売り圧が発生すると仮定した場合に重要になるのは、XRPがどれだけ市場に放出されたかというトランザクションの監視も重要なトレード戦略になってきます。
もしリップル社のウォレットから仮想通貨取引所に大量のXRPが送金された場合、BTCへの換金売りを疑うべきです。
このXRPのトランザクションの監視には、Twitterの「Whale Alert」が便利です。
これは、大量の仮想通貨の送金が検知された場合に自動でツイートしてくれるツイッターbotです。
BTC, ETH, XRP, USDt, EOS, XLM, NEO, TRX, XTZなど主要仮想通貨はカバーしているので、何かを仕掛けようとしている大口の送金が丸わかりです。
先日もリップル社による10億XRPのアンロックをいち早く検知しました。
材料出尽くし後はリップルのショート(空売り)
リップルのイベントが終了したあと、事実売りという、材料出尽くしで下落傾向があります。
今回もその法則が当てはまるのか?
10月1~2日のイベント直後の値動きに注目です。
ビットコインの値動きにつられて動くパターンも
ビットコインの上昇のあと遅れて上昇することもあります。
これはどちらかというとテクニカルな話しではありますが、要は普段はビットコインの価格に多分に影響されるってことです。
値動きが大きいので、ロスカットラインは浅めに設定
値動きが大きいということは、OKEX両建てでも勝つことできるはずです。
ビットコインFXのようにリップルのポジションを両建てということはできないので、リップルFXで両建てする場合はOKEXアカウントを二つ用意しましょう。
リップル(XRP)はいづれステーブルコインになる?
Facebook社が開発した通貨バスケット制(複数の通貨レートを参照し法定通貨よりも安定した価値を担保した仮想通貨)の「Libra(リブラ)」が登場したことにより、リップル社が掲げる「国際送金のブリッジ通貨」という役割が根底から揺らいでいます。
FB社が全世界でユーザーを持つFacebookアカウント上でLibraを使えるようにすればスムーズな国際送金が実現できてしまいますからね。
本来、世界の銀行の多くが使っている国際送金システム「SWIFT」よりもローコストで使える、というのがリップル(XRP)の強みでしたが、libraはさらにコストダウンできることが分かっています。
このような状況下でXRPが生き残る術は、XRPのステーブルコイン化です。
リップルがブリッジ通貨として当初の理念を実現するにはボラティリティが足かせになっており、libraにとって代わられる前にXRPもステーブル化するしかないとのこと。流動性以前の話ですよね。(参考記事)。
リップル社はこれを見越して市場にXRPを放出し続けてるのかもしれません。(ビットコインという利益の為でもあるだろうが…)
もしかしたら、リップル社「何月何日から1XRP=0.?ドルとする。」というような電撃発表があるかもしれませんね。
Bybitのリップル(XRP)FXの最大レバレッジ
リップルの最大レバレッジは50倍となっています。
最大100倍のビットコインFXと比べると低いですが、日本のGMOコインやDMMビットコインは上限5~4倍レバレッジとなっていますから、BybitがアルトコインFXでもハイレバレッジな取引が可能であることがわかりますよね。
BybitのアルトコインFXはイーサリアムなども最大レバレッジ50倍となっており、アルトコインでありながら高倍率のトレードをすることができます。
- イーサリアム(ETH)…最大50倍
- ライトコイン(LTC)…最大50倍
- EOSトークン…最大50倍
リップル(XRP)以外のアルトコイン銘柄に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
Bybitのリップル(XRP)FXの取引手数料は違う?
リップル(XRP)のFXに限らず、BybitのアルトコインFXは基本的にビットコインFXと同じ手数料となっています。
- メイカー手数料:-0.025%
- テイカー手数料: 0.075%
無期限ビットコインFX(USD/XBT)と同じテイカー手数料とメイカー手数料なので、うっかり成行注文(テイカー)を使っても大丈夫です。
ただ、板もビットコインペアのように厚くないので出来るだけマイナス手数料である指値注文(メイカー)を使うようにしましょう。
リップルのトレード戦略まとめ
リップルFX(XRP/XBT)のトレード戦略はファンダ情報だけでOK!その理由は…という内容で記事を書いてみましたがいかがでしたか?
リップルはビットコインとは違う性質の値動きをすることが理解できたかと思います。
- リップル社のファンダに注目
- リップル社のトランザクション監視
- ファンダでの価格変動を待つ
- 日本語での情報は海外でも話題かみる
ということで、他のアルトコインFXに比べて比較的やりやすい要素を兼ね揃えています。
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