本日はシンガポールの仮想通貨デリバティブ(ビットコインFX)取引所「Bityard(ビットヤード)」の特徴や登録方法、使い方について解説します。
Bityardは板取引ではなく2Way方式の販売所ですが、ビットコインなどのメジャー暗号通貨に限ればスプレッドが非常に小さく設定されています。取引手数料はかかりますが、即約定するというメリットがあります。
Bityard取引所の特徴
取引所名 | Bityard |
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運営 | Bityard Blockchain Limited(2019年11月設立) |
国籍 | シンガポール |
入金通貨 | BTC,ETH,TRX,HT,XRP,EOS,USDT |
出金通貨 | USDTのみ対応 |
取引銘柄 | BTC,ETH,BCH,DOT,GOLD,NASDAQ100,日経225など |
手数料 | 微小スプレッド+注文時0.05% |
追証 | なし |
色々金融ライセンスを取得しているらしい
Bityardは、シンガポールのACRAに基づいて規制を及び認可されており、米国規制庁(MSB)、シンガポール企業規制庁(ACRA)、エストニア規制庁(MTR)、オーストラリア分析センター(AUSTRAC)など金融ライセンスを既に取得しています。
取引所トークン「BYD」は手数料割引や採掘可
BityardはBYD(ビットヤードコイン)を保有することで、取引手数料を差し引いたり、上場から超過収入を得ることができます。まだ実装はされていない様子。
「マイアセット」ページのBYDの項目「採掘」をクリックすると、少しだけもらえるデイリーマイニングというもので今のところ増やせる。
USDTのみ出金可能
入金にはBTCをはじめETHなどの主要通貨を選択できますが、出金の際にはUSDT(米ドルペッグのステーブルコイン)しかできません。
その分BTC→USDTなどの両替手数料は現在0.0005%となっており、非常に安く設定されています。
USDTに対応していない日本国内取引所に送金できないというデメリットがありますが…。
ハッピーフライデー特典
毎週金曜日は、指定の先物取引ペアの取引手数料が無料になるキャンペーン中です。
Bityardの幅広い取扱銘柄
Bityardは基本的にUSDTペアで、暗号資産だけでなく、金、原油などコモディティ、NASDAQ-100、NIKKEI225など人気のインデックスなどもトレードできます。
以下のように暗号通貨ペア「契約取引」と伝統的金融商品ペア「デリバティブ」に分かれています。
契約取引(メインゾーン)
ATOM、BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、EOS、TRX、DOT
契約取引(ニューコイン)
ADA、BAT、DASH、XLM、XTZ、DOT、LINK、KNC、UNI、ZRX
デリバティブ
Crude Oil、Copper、GOLD、Silver、Mini DOW、Nasdaq100、Natural Gas、China A50、Heng Seng、DAX、NIkkei225
※最新情報は公式を参照してください。
Bityardは、3つの主要取引所の価格データ:Binance(30%)・OKEx(40%)・Huobi(30%)の加重平均からレートを算出しています。
Bityardのスプレッドと取引手数料
Bityardの取引手数料
Bityardの手数料はテイカーメイカー一律で0.05%となっています。
※新規注文時にクローズ分の取引手数料も同時に差し引きます。
約定ごとに手数料がとられる仕組みになっていますが、ただ以下に書きますがスプレッドが非常に狭く設定されています。
Bityardの極小スプレッド
買いと売りの価格差をスプレッドといいますが、以下のBTCUSDTとXRPUSDTの価格差を見てもらえばわかる通り、かなり狭く設定されていることがわかります。
流動性が低そうなXRPでさえ狭くなっているので他2Way取引所よりもユーザー有利な価格設定になっていると言えます。
また、ゴールドや原油の商品先物や株価指数も同じように狭いスプレッドになっており、トレードしやすくなっています。
これだけスプレッドが狭い2WAY取引所を他に知りません。
オーバーナイト手数料
Bityardには、スワップのような手数料でオーバーナイト手数料というものがあります。
12時間を超える時間でポジションを持っており、SGT 5:55:00以降にクローズされたポジションの場合、レバレッジポジションに対して0.045%×日数分かかります。
毎日5:55:00(GMT + 8、シンガポール時間)に請求されます。
外貨両替手数料
ビットヤードの外貨両替手数料は現在0.0005%です。
最大200倍のレバレッジ
ビットコインは最大レバレッジ100倍、
イーサリアムは最大80倍、
アルトコインは一律で最大50倍、
商品先物や指数はだいたいすべて最大200倍となっています。
レバレッジは簡単に調整できる
トレード画面のサイドメニューにあるバーでレバレッジを調節できます。設定の項目で許容する損失割合など細かい数値も設定することができます。
Bityardの登録方法(口座開設)
Bityard公式サイトの新規登録をクリックし登録フォームに入力していきます。携帯番号よりは気軽なメールアドレス登録をオススメします。
メールアドレスを入力し「Eメール認証番号」をクリック、メールに届くコードを入力しましょう。パスワードを設定したら登録完了です。
登録完了後にボーナスミッションがある
ユーザーネームを設定、デモ取引をするなど簡単なミッションもあるのでいくらか貰えるはずです。
※ボーナス報酬は出金や両替できません。
Bityard(ビットヤード)の入金出金機能
Bityardに入金
Bityardの「マイアセット」ページで「入金」を選択し、入金する通貨をクリック。
ここに表示されているアドレスとQRコードに通貨を入金できます。
別の取引所またはウォレットにアドレスを入力し出金処理をします。
受け取れる通貨:BTC、ETH、TRX、HT、XRP、EOS、USDT(USDT-Omni、USDT-Erc20、USDT-Trc20)
最小入金額は15USDT程度になっており、それ以下の場合は入金できないとのこと。
Bityardから出金
Bityardの「マイアセット」ページで「出金」を選択し、出金する通貨をクリック。
「引き出しアドレス」、「金額」、「資金パスワード」を追加し、メールアドレスから「確認コード」を入力し、確認をクリック。
最後に検証メールをクリックすれば送金申請完了です。※PINコードの設定が必要です
引き出しは現在USDTのみ。一回当たりの最小引き出し額は50USDT、上限は100,000USDT/日です。
出金処理時間は9:00-21:00シンガポール時間です。
チェーンネーム | USDTチェーン名を選択しアドレス貼り付け |
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USDT出金アドレス | 送金アドレスを貼り付け |
残り | 出金したい数量(最小枚数50USDT) |
手数料 | 手数料はOMINI-5.92USDT、ERC20–6USDT、TRC20-0USDT |
※最低出金金額は50USDT~になっています。
Bityardのスマホアプリは使いやすい
Bityardには公式のスマホアプリがリリースされています。
スマホアプリの方でもBYDの採掘機能がついており、何に使うか決定していないBYDを採掘するというちょっとしたコンテンツも楽しめます。
使い方も分かりやすく操作性に不自由はありませんでした。
アプリのみコピートレード機能もリリース
Bityardのスマホアプリでは、コピートレード機能もリリースされました。
Bityardについてまとめ
極小スプレッドとBYDトークンの活用方法が待たれるBityard(ビットヤード)取引所の登録方法と使い方について解説してみました。
スプレッドは狭いとはいえプラス取引手数料0.05%が毎回かかってくるのでトータルでけっして安くはないので、この極小スプレッドが相場急変時に何処まで狭く保つことができるかどうかチェックしていきたいですね。
幅広いラインナップの暗号通貨だけではなく、ゴールドや原油などの商品先物なども低スプレッドでトレードすることができるので、金融市場全体でチャンスを逃さないトレード戦略が立てられそうですね。
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