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bybit(バイビット)の両替方法|使い方・USDT手数料・仕組みを徹底解説

bybit両替アイキャッチ ByBit(バイビット)

bybit(バイビット)ではデリバティブアカウントの対象通貨であれば、通貨同士で両替(convert)を行うことができます。

「bybitで持っている通貨をUSDTに両替したい」
「両替ってどうやるの?」
「そもそも両替をするメリットってなんだろう?」

そのような疑問や悩みを解決する記事を書きました。

あまり聞き慣れない機能かもしれませんが、両替機能を知っておくだけで取引の利便性がグッと高まります。

この記事では以下の内容について解説していきます。

  • bybitでの両替の仕組み
  • bybitでの両替のメリット
  • bybitでの両替の注意点
  • bybitでの両替方法【PC/スマホアプリ画面】
  • bybitの両替でよくある質問

この記事を読み終えた時には、bybitの両替機能に対する理解が深まり、トレード戦略の選択肢が広がること間違いなしです!

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bybit(バイビット)での両替の仕組み

bybitの両替とは、保有している通貨を直接別の通貨に交換できる機能のことです。

Bybitではデリバティブアカウントにおいて、以下の6種類の通貨では通貨同士の両替を行うことができます。(2022年8月12日現在)

  • BTC(ビットコイン)
  • ETH(イーサリアム)
  • EOS(イオス)
  • XRP(リップル)
  • USDT(テザー)
  • DOT(ポルカドット)

そのため、例えばBTCをETHに替えたい場面があるとします。
この時、両替機能を使えば、ボタン1つで瞬時にBTCをETHに両替できるのです。

上記リストに含まれている通貨同士であれば同じ様に両替ができます。

ちなみにもし両替機能を使わないとすると、以下のような手順を踏まなければいけません。

  1. デリバティブアカウントのBTCを現物アカウントに振り替える
  2. BTC/USDTの組合せでBTCを売りUSDTを手にする
  3. 手にしたUSDTを使いETH/USDTの組合せでETHを買う
  4. 現物アカウントのETHをデリバティブアカウントに振り替える

これでは時間も手間もかかってしまいます。
このように複数のプロセスを踏まなくても保有している通貨を別の通貨に替えることができるのが、bybitの両替機能の大きな特徴です。

上記通貨であっても現物アカウントや資産運用アカウントの中にあるものは両替できません。
両替はデリバティブアカウントのみが対象なので注意してください。
デリバティブアカウント以外の上記通貨を両替したい場合は、振替機能を使って上記通貨を振替えれば両替することが可能になります。

bybit(バイビット)での両替のメリット

Bybitで両替をするメリットは以下のような場合にあると考えることができます。
具体的に3つのケースを解説します。

  1. 保有している仮想通貨をUSDTに両替してリスクを回避したい場合
  2. 保有している仮想通貨をすぐ他の通貨に替えたい場合
  3. 新たに入金を行わず両替可能通貨を保有したい場合

1.保有している仮想通貨をUSDTに両替してリスクを回避したい場合

両替可能な仮想通貨を保有していて、相場が下落トレンドにあるかまたは急落するとします。
その場合、保有通貨の評価額がそれ以上下落することを回避するため、ステーブルコインであるUSDTにいったん両替して資産を退避させるというケースが考えられます。
その際に両替機能を使えば、即座に保有通貨をUSDTに両替することができます。

ここで実際の状況を想定してみましょう。

保有している仮想通貨をUSDTに両替して退避したい場合には、通貨の価格がみるみるうちに下がっていって「もうだめだ。ここで諦めて損失を少しでも小さくしたい」という狼狽売りに近い状況があるかもしれません。

この時、両替機能を使えば即座にUSDTに替えることができますが、そうでなければいったん現物アカウントに振り替えてから板取引を・・・とわずかではありますが手間と時間がかかってしまいます。
価格の変動が大きい仮想通貨においては、わずか数秒の差が損益の明暗を分けることもあります。

このような「わずかな時間ももったいない。1秒でも早くリスクを回避したい」という状況で両替機能はとても効果的です。

2.保有している仮想通貨をすぐ他の通貨に替えたい場合

デリバティブアカウントで資産を保有している時というのは、仮想通貨を証拠金にして取引するインバース取引を行いたい場合です。
なお、お伝えしている両替可能な通貨はUSDTを除き全てインバース取引に対応している通貨です(BTC・ETH・EOS・XRP・DOT)。

ではここで、インバース取引をこれから行いたい場面を想定して以下のようなケースを考えてみましょう。

例えばBTCを持っている時に、BTCの価格はあまり上昇(下落)していないけれどもETHの価格は上昇(下落)しているとします。
そして、BTCは手放してその原資でETHを持ち、インバース取引でロングポジション(ショートポジション)を持ちたいと考えます。

この時通常であれば、現物アカウントに振り替えてからBTCを清算し、USDTを手にしてからETHを購入し、ETHをデリバティブアカウントに振り替えてからインバース取引を行う形になります。

しかし、これだと時間がかかってしまいますし、最適なレートでETHを買い逃してしまうかもしれません。
そのような場合に両替機能が効果的と言えるでしょう。

両替できる通貨同士であれば両替機能を使うことで、時間も手間もかけず即座に目当ての通貨を保有することができます。
他の通貨にトレンドが発生した時に1秒でも早くその通貨に切り替えたいという場合に重宝するのが両替機能なのです。

3.新たに入金を行わず両替可能通貨を保有したい場合

例えばETHにトレンドが発生したからETHを保有したいと思ったとしても、以下のような理由で入金が難しいという状況があると思います。

  • 新たに入金したくない
  • 入金する原資を持っていない
  • 入金するまで時間や手間がかかってしまうのが嫌だ

このような理由でチャンスを逃してしまうのはもったいないことでもあります。

しかし新しく入金することが難しい状況でも、両替機能を使えば簡単に目当ての通貨を保有することができます。
限られた資金の中でチャンスを逃さず効率的にトレードしたい、という状況においても両替機能は重宝するのです

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bybit(バイビット)での両替の注意点

ここまでbybitの両替のメリットをお伝えしてきましたが、注意しなければならない点もあります。
以下ではbybitでの両替に際し押さえておきたい点や注意すべき点を解説します。

  1. bybitの両替手数料は無料
  2. 両替レートはインデックス価格が基になる
  3. 見積もり時のレートと0.5%の乖離があれば自動キャンセルされる
  4. 両替の最小数量と最大数量がある
  5. ボーナスの残高は他の通貨に両替できない
  6. 両替は清算価格に影響する場合がある

1.bybitの両替手数料は無料

両替に際して手数料は発生しません。

両替手数料は無料ですが、両替レートは下記で述べる通り、インデックス価格に応じてbybit側で自動的に決められます。
つまり、両替時の現物取引のレートとは必ずしも一致しません。
そのため、両替レートが現物取引のレートより不利になった場合、実質的な手数料に相当する場合があります。

2.両替レートはインデックス価格が基になる

両替レートはインデックス価格に応じてbybit側で自動的に決められます。
現物取引のレートが基になっているわけではないので注意してください。

3.見積もり時のレートと0.5%の乖離があれば自動キャンセルされる

両替前に見積もりのレートが提示されますが、実際に両替ボタンをクリックするまでわずかな時間であってもタイムラグが発生します。
そのため、見積もりで提示される両替レートと実際のレートに差異が発生する場合があります。

しかしこの時差異が0.5%以上になれば自動的に注文はキャンセルされます。
その場合は再度操作をやり直せば大丈夫です。

大きな損失を被ることがなくなるという意味で、この仕組みはユーザーにとっては安心でしょう。

4.両替の最小数量と最大数量がある

通貨ごとに1回あたりの両替に必要な最小数量や最大数量があります。
通貨を一定数量以上持っていないと両替はできないので注意してください。
各通貨の両替限度は以下の表のようになっています。

コイン 1回の最小数量 1回の最大数量 24時間の交換上限(個人) 24時間の交換上限(bybit全体)
BTC 0.001 20 200 4,000
ETH 0.01 250 2,500 50,000
EOS 2 100,000 1,000,000 3,000,000
XRP 20 500,000 5,000,000 60,000,000
USDT 1 1,000,000 10,000,000 150,000,000
DOT 1 10,000 10,000 10,000

なお、1回あたりの両替最大数量となるとかなり大きな数量になるのでここはあまり気にしなくてよいかと思います。

また、24時間の1ユーザーごとの交換上限や、24時間のbybit全体の交換上限もありますが、ここもあまり気にしなくてよいかと思います。

5.ボーナスの残高は他の通貨に両替できない

デリバティブアカウントの残高に含まれていたとしても、ボーナス残高は他の通貨に両替することはできません。ボーナスは付与された時から、使用用途が手数料の支払いなどに限定されているためです。

6.両替は清算価格に影響する場合がある

クロスマージンでは両替が清算価格に影響する場合があります。
そのため、ポジションを持っている場合は注意してください。

上記1~6の内容はBybitの公式ホームページを参考にしています。
引用元:bybit公式ホームページ「資産の変換方法」

bybit(バイビット)での両替方法【PC画面】

それではBybitの両替をパソコン画面で行う方法を解説します。
非常にシンプルで簡単です。

1.画面右上の人型マークにカーソルを合わせ「資産」より「デリバティブ」をクリックします。

bybit両替方法PC画面1

2.両替したい通貨の「交換」をクリックします。
ここではBTCを例に取ります。

bybit両替方法PC画面2

3.振替元がここではBTCになっていることを確認し、どの通貨に両替したいか振替先の中から選びます。
ここでは例としてETHを振替先に選びます。

4.振替元の通貨をどれだけの量両替したいか、数量を入力します。
最低両替数量に注意してください。

5.両替の見積りレートと受取予定の通貨数量が表示されるので確認します。

6.問題なければ「交換」をクリックします。
なお、実際の両替レートが見積りレートと0.5%以上の差があれば注文は自動的にキャンセルされます。
両替を実行したい場合は改めて操作を行ってください。

bybit両替方法PC画面3

7.以上で両替は完了です。
資産のページでデリバティブアカウントの残高が反映されているか確認してください。

bybit(バイビット)での両替方法【スマホアプリ画面】

次にBybitの両替をスマホのアプリで行う方法を解説します。
パソコン画面とレイアウトは異なりますが、やること自体は先程と同じでシンプルです。

1.画面右下の「資産」をタップします。

2.画面上部の「契約」をタップします。

3.画面中央の「両替」をタップします。

bybit両替方法スマホアプリ画面1

4.「振替元口座」と「振替先口座」でそれぞれ通貨を選択します。
ここではBTCからETHに両替する場合を例に取ります。

5.振替元の通貨をどれだけの量両替したいか、数量を入力します。
最低両替数量に注意してください。

6.両替の見積りレートと受取予定の通貨数量が表示されるので確認します。

7.問題なければ「交換を確認」をクリックします。
なお、実際の両替レートが見積りレートと0.5%以上の差があれば注文は自動的にキャンセルされます。
両替を実行したい場合は改めて操作を行ってください。

bybit両替方法スマホアプリ画面2

8.以上で両替は完了です。
資産のページでデリバティブアカウントの残高が反映されているか確認してください。

bybit(バイビット)の両替でよくある質問

ここではbybitの両替についてよくある質問をまとめました。

板取引と両替はコスト的にどちらがお得なのか?

その時のレートやタイミングによるので何とも言えません、というのが結論です。

例えばBTCをETHに替えたい時、以下の2つの方法があります。

A.板取引でBTC→USDT、USDT→ETH
B.両替機能を使いBTC→ETH

Aの場合、2回の板取引でそれぞれ取引手数料が発生します。
(VIPレベルが通常であれば0.1%です)
しかし取引時のレートはBよりよい場合があるかもしれません。
一方Bの場合は両替時に手数料は発生しません。
しかし両替時のレートはAより悪い場合があるかもしれません。

したがって、板取引と両替はコスト的にどちらがお得なのかは一概には言えないというのが答えになります。

そのため両替機能については、板取引と比べてコスト的なメリットがあるから活用するというよりは、「手間がかからない」「即座に目当ての通貨に替えられる」という理由で活用するのがよいかと思います。

両替可能な通貨は6種類だけなのか?

2022年8月12日現在では、bybitで両替可能な通貨はBTC、ETH、EOS、XRP、USDT、DOTの6種類のみです。
しかしもともと両替可能な通貨は6種類もなかったことを考えると、これから対象通貨が増える可能性はゼロではないと思います。

また、インバース取引で取り扱われる通貨の種類が今後変更されることがあれば、そのことに伴い両替可能な通貨の種類も変更になる可能性はあると思います。

現物アカウントの通貨では両替ができないのか?

2022年8月12日現在、bybitで両替機能が使えるのはデリバティブアカウントに保有されている通貨のみです。
そのため現物アカウントで保有している通貨を他の通貨に替えたい場合は、板取引で保有通貨を売却しUSDTを手にしてから別の通貨を購入するという流れになります。

両替可能通貨なのに両替ができないのはなぜか?

本記事で述べた6通貨であるにもかかわらず両替ができない場合は、両替元の通貨が両替に必要な最低数量を満たしているか確認してください。

最低数量を満たしているにもかかわらず両替ができない場合は、残高の中にボーナスで付与された分が含まれている可能性があります。ボーナス分は両替することができません。
なお、ボーナスの受取状況は特典センターから確認できます。

このように両替可能な残高が不足している状況で通貨を替えたい場合は、両替機能ではなく板取引を利用してください。

まとめ:bybitの両替はシンプルで使い勝手がいい

いかがでしたでしょうか。
Bybitの両替はとてもシンプルで、パソコンでもスマホでも簡単に操作できることがお分かりいただけたかと思います。

注意するべき点もいくつかありますが、両替機能を知っているだけでトレード戦略の選択肢がグッと広がるのではないでしょうか。

改めて両替機能が重宝する利用シーンをまとめました。

  • 保有している仮想通貨をUSDTに両替してリスクを回避したい場合
  • 保有している仮想通貨をすぐ他の通貨に変えたい場合
  • 新たに入金を行わず両替可能通貨を保有したい場合

bybitの両替機能を活用して、効率的にトレードしていきましょう!

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