Bybit(バイビット)とは、ユーザー数世界最大級を誇る、比較的新しい海外の仮想通貨取引所です。130カ国でサービスを展開し、もちろん日本語にも対応しております。
そんなBybitについて、このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
- Bybitってやばいの?
- 海外の取引所だけど日本人でも取引できる?
- Bybitを使うメリット/デメリットは?
Bybitを使用して仮想通貨を取引したいけど、「日本人は使用禁止になる」と聞いたことがあるから少し不安だという方もいると思います。
本記事では、そんな方々のためにBybitについて以下のポイントを中心に分かりやすく解説しております。
- Bybitの概要
- Bybitは日本人でも利用できるのか
- Bybitのメリット・デメリット
Bybitの口座開設をまだ行っていない方は、 こちらの記事で仮想通貨初心者の方でも分かりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
Bybit(バイビット)とは
運営会社名 | Bybit Fintech Limited |
---|---|
設立年 | 2018年3月 |
代表 | Ben Zhou |
所在地 | シンガポール ドバイ/イギリス領ヴァージン諸島 |
日本語対応 | ○ |
取扱通貨数 | 220以上 |
登録ユーザー数 | 1000万人 |
最大レバレッジ | BTC100倍・アルトコイン12~50倍 |
取引形態 | 板取引 |
追証 | なし |
アプリ対応 | iOS Android |
法人口座 | あり(機関投資家向け) |
公式サイト | https://bybit.com |
Bybitとは、2018年3月にシンガポールで設立された海外の仮想通貨取引所であり、取り扱い通貨数は現在220通貨を超えています。
日本語にも対応しており、日本人でもかなり使いやすいと評判です。
仮想通貨情報サイトCoinMarketCapが出しているトップ仮想通貨デリバティブ取引所ランキングでは、世界8位にランクインしており世界でも人気のある仮想通貨取引所となっております。(情報元:coinmarketcap.com)
Bybit(バイビット)は日本人が利用できない?
結論は日本人も利用できます。
Bybitを日本人が、もしくは日本国内から利用することは違法ではなく、なんの問題もありません。
確かにBybitは日本の金融庁に正式に登録しておらず、金融庁は令和3年5月28日に無登録で暗号資産交換業を行う者としてBybitに警告を行なっております。
おそらくこのことからBybitは国内で利用できなくなる、もしくは国内で利用することは違法なのではないかと思われているようです。
しかし、金融庁に登録をしていなくても日本人がBybitを利用することは可能であり、違法にもなりません。
こちらに関しては、金融庁も明言しております。
登録を受けない外国証券業者であっても、その取引相手が証券会社やその他金融機関等の場合、もしくは証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。
ここで言う「勧誘に類する行為」とは、「新聞、雑誌、テレビジョン及びラジオ並びにこれらに類するものによる有価証券に対する投資に関する広告、有価証券に対する投資に関する説明会の開催、口頭、文書又は電話その他の通信手段による有価証券に対する投資に関する情報提供」等が含まれます。
しかし世界最大級の仮想通貨取引所のバイナンスは過去に一度、日本語でのサービスを終了しております。
現在は日本語対応は復活しておりますが、Bybitもいつ日本人向けサービスが終了するかわかりません。
もしもの時のために、複数の仮想通貨取引所の口座を開設しておくなど、対策することをおすすめします。
Bybit(バイビット)のメリット
それでは、Bybitについてメリットを解説いたします。
Bybitを使用するメリットは以下の10個です。
- アプリがシンプルで使いやすい
- クレジットカードで日本円の決済可能
- 日本円でP2P取引が可能
- 日本語のサポートが充実している
- サーバーが強い
- 100倍までレバレッジ可能
- ゼロカットシステムを採用している
- KYCなしで取引可能
- 取引量が多いため注文が通りやすい
- テストネットでデモトレードができる
それぞれ順番に解説いたします。
アプリがシンプルで使いやすい
Bybitを利用するメリット1つ目はアプリがシンプルで使いやすい点です。
Bybitはアプリの表記、操作性がシンプルで使いやすいと評判です。
必要最低限のボタンのみ設置してあり、初心者の方でも直感的に操作が可能となっております。
画面のデザインが洗練されていて、操作ミス、注文ミスが起こりにくく、画面の小さいスマートフォンでもすっきり収まっており、何不自由なく取引ができます。
クレジットカードで日本円の決済可能
Bybitを利用するメリット2つ目はクレジットカードで日本円の決済が可能な点です。
Bybitは仮想通貨購入方法の1つとしてクレジットカード決済があります。
クレジットカードを使用することで実質日本円の入金が可能です。
通常海外の取引所を使用する場合は、国内取引所の口座開設を行い、購入した仮想通貨を送金して入金を行います。
しかしクレジットカードを使用すれば、国内取引所の口座開設を行う必要がないので、少ない手順で始めることができます。
使用できるクレジットカードブランドは以下の2つ。
- VISA
- Mastercsrd
しかしクレジットカードで購入する際には以下の点に注意しましょう。
- 手数料が割高(約4%)
- 反映までに時間がかかる
- 限度額がある(2,500~1,250,000円)
日本円でP2P取引が可能
Bybitを利用するメリット3つ目は日本円でP2P取引が可能な点です。
BybitはP2P取引を行う場合、日本円を使用して仮想通貨の売買ができます。
P2Pとは、ユーザー同士が保有している資産を、お互いに合意した金額で売買することです。
対応決済サービスは以下の8つ。
- 銀行振込
- Line Pay
- ゆうちょ銀行
- セブンイレブン(コンビニ払い)
- Transferwise、Revolut
- Alipay
- Chipper Cash
ちなみにBybitP2Pプラットフォームで取引を行う場合は、手数料はかかりません。詳細
日本語のサポートが充実している
Bybitを利用するメリット4つ目は日本語のサポートが充実している点です。
Bybitは日本語に完全対応していて、公式サイトやスマホアプリは全て日本語で表記されています。
また、24時間日本語でカスタマーサポートの対応を行なっていますので、万が一わからないことがあれば運営に日本語で質問することができます。
日本人に対して万全なサポートの上運営を行なっているため、日本人利用者もかなり多く、青汁王子こと三崎優太さんも利用していることで有名です。
Bybitは日本人にかなりおすすめの仮想通貨取引所となっておりますので、海外の仮想通貨取引所を使用したことがない方や、英語が苦手な方ではぜひ利用してみてください。
サーバーが強い
Bybitを利用するメリット5つ目はサーバーが強い点です。
Bybitは世界中の仮想通貨取引所の中でもトップクラスのサーバーの強さを誇ります。
大相場時に多くの取引所がサーバーダウンする中、Bybitのみ問題なく使えることもあるほどです。
仮にサーバーが弱かったりすると、相場が大荒れした場合に思うように取引ができずに損益に影響が出てしまいます。
そのため、仮想通貨を取引する上でサーバーの強さは重要であり、Bybitであればサーバーが集中する際にも安定して操作が可能です。
100倍までレバレッジ可能
Bybitを利用するメリット6つ目は100倍までレバレッジが可能な点です。
レバレッジとは口座に預けた資金を担保にすることで、資金の何倍もの金額で取引できる仕組みのことです。
例えば自身の資金が1万円の人がレバレッジ100倍に設定すると100万円分の取引が可能となります。
レバレッジを掛けることで少ない手元で多くの利益を得ることができるかもしれません。
以下の表は国内の取引所とレバレッジを比較したもの
取引所名 | 倍率 |
---|---|
Bybit(バイビット) | 100倍 |
coincheck(コインチェック) | なし |
DMM Bitcoin | 2倍 |
FTX JP(エフティーエックス) | 2倍 |
GMOコイン | 2倍 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 2倍 |
表を見ると、国内の仮想通貨取引所は高くても2倍までしかレバレッジを設定できません。
レバレッジを高く設定し取引を行いたい方は、Bybitを利用することをおすすめします。
その分リスクも高くなるので資金管理などに気をつけながら、レバレッジ取引を行いましょう。
ゼロカットシステムを採用している
Bybitを利用するメリット7つ目はゼロカットシステムを採用している点です。
ゼロカットシステムとは仮想通貨の取引を行う上で、損失が出た場合に損失分を運営が負担してくれる制度のことです。
なので100倍のレバレッジをかけて取引に失敗しても、入金額以上の損失は背負うことはありません。
レバレッジ取引をしたいけど、損失を最小限に抑えたいという方はBybitがおすすめです。
KYCなしで取引可能
Bybitを利用するメリット8つ目はKYCなしで取引できる点です。
KYCとは、Know Your Customerの略で「本人確認」のことを指します。
仮想通貨取引所の口座開設を行う上で、一番めんどくさく時間のかかるものは本人確認です。
しかしBybitでは本人確認をせずに取引を開始できますので、本人確認を面倒だと感じている方はBybitを利用しましょう。
一つ注意点があり、本人確認をせずに出金できる金額には限度があります。
以下の表は出金できる限度額をまとめたものです。
本人確認(KYC)レベル | 1日の出金限度額 |
---|---|
レベル0(本人確認なし) | 2BTCまで |
レベル1(本人確認) | 50BTCまで |
レベル2(居住地確認) | 100BTCまで |
本人確認をせずに出金できる額は2BTCです。
今現在の価格(1BTC=320万円)で約640万円まで出金可能なので、ほとんどの方は何不自由なく仮想通貨を運用できると思います。
取引量が多いため注文が通りやすい
Bybitを利用するメリット9個目は取引量が多いため注文が通りやすい点です。
Bybitの24時間における取引高は全世界の仮想通貨取引所の中で5位を記録しており、取引高が多いことで注文が通りやすいというメリットがあります。
仮想通貨はかなり値動きの激しい投資商品ですので、注文の確定までに時間がかかると損益にかなり影響してきます。
注文が通りやすくなることで、急な暴落や価格の上昇などの変動に対応できるので、その点Bybitは多くのユーザーが利用していて、注文が通りやすくスムーズに取引が可能となっております。
テストネットでデイトレードができる
Bybitを利用するメリット10個目はテストネットでデモトレードができる点です。
テストネットとはテスト用として使用される仮想通貨ネットワークのことです。
テストネットを使用することで、架空のお金を使って仮想通貨取引の練習を行うことができます。
自身の資金を使うことなくBybitの使用方法やトレードの仕方を確認することが可能であり、実際に注文を飛ばすこともできます。
デモトレードなので、実際に損益は発生しません。
仮想通貨を始めてみたいと思っているけど、勇気がないという初心者の方は積極的に活用してみましょう。
Bybit(バイビット)のデメリット
それでは、Bybitについてデメリットを解説いたします。
Bybitを使用するデメリットは以下の3つです。
- 出金手数料が高い
- 円建てで取引が不可能
- 出金回数と時間が決められている
それぞれ順番に解説いたします。
出金手数料が高い
Bybitを利用するデメリット1つ目は出金手数料が高い点です。
以下の表は主要な仮想通貨取引所の出金手数料をまとめたものです。
通貨名 | 出金手数料 |
Bybit(バイビット) | BTC:0.0005 BTC
XRP:0.25 XRP ETH:0.02 ETH |
Binannce(バイナンス) | BTC:0.0005BTC
XRP:0.25XRP ETH:0.01ETH |
MEXC(エムイーエックスシー) | BTC:0.0005 BTC
XRP:0.1 XRP ETH:0.008 ETH |
Gate.io(ゲート) | BTC:0.001BTC
XRP:1.8XRP ETH:0.013ETH |
CryptoGT(クリプトGT) | 無料 |
表を見て分かる通り
- BTC(ビットコイン)
- XRP(リップル)
- ETH(イーサ)
この主要3通貨は全てBybitが一番手数料が高く設定されております。
出金手数料が割高な分、出金する際の処理速度は他の取引所と比べて早いので、出金の処理速度を選ぶか、手数料の安さを選ぶかを自身で判断しましょう。
Bybitを使用する場合は、出金する際こまめに行うのではなくまとめて行うことをおすすめします。
円建てで取引が不可能
Bybitを利用するデメリット2つ目は円建てで取引が不可能な点です。
Bybitは日本円表記で取引は出来ず、USDTなどドル表記で取引を行います。
為替も変動するためその都度計算する必要があり、瞬時に円で損益などが把握できないため、日本人にとっては少し使いにくいかもしれません。
出金回数と時間が決められている(高額出金のみ)
Bybitを利用するデメリット3つ目は出金回数と時間が決められている点です。
Bybitはセキュリティ対策のため、出金申請の確認を全て手動で行なっております。
そのため、Bybit口座から出金できる回数と時間が決まっており、1日3回 日本時間の1時、9時、17時と8時間毎でしか出金できません。
出金する際には上記の時間から30分前までに出金申請する必要があります。
少額の出金であれば数分で実行されます。
すぐに出金したいというときでも時間まで待たないといけないので、1日に何度も出金しなければいけない事情がある方は、少し不便に感じてしまうかもしれません。
Bybitのデメリットまとめ
本記事ではBybitの概要、メリット・デメリット、そして日本人でも使用できるのかについて解説いたしました。
結論、Bybitは日本語サポートが充実しており、日本人にかなりおすすめの取引所となっております。
海外の取引所は少し抵抗があるという方でも簡単に扱うことができるので、ぜひ使ってみてください。
本記事のまとめ
Bybitを利用するメリット
- アプリがシンプルで使いやすい
- クレジットカードで日本円の決済可能
- 日本円でP2P取引が可能
- 日本語のサポートが充実している
- サーバーが強い
- 100倍までレバレッジ可能
- ゼロカットシステムを採用している
- KYCなしで取引可能
- 取引量が多いため注文が通りやすい
- テストネットでデモトレードができる
Bybitを利用するデメリット
- 出金手数料が高い
- 円建てで取引が不可能
- 出金回数と時間が決められている
そして、まだBybitの口座開設を行っていない方は、以下の記事で仮想通貨初心者の方でも分かりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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