Bybit(バイビット)は国内のビットフライヤーFX(日本でメジャーなビットコインFX業者のUI)に比べて使い勝手が違うとたまに言われます。
慣れるとそうでもないのですが、手数料体系なども単純ではないですし、初めて触るときはわかりにくいと感じるかもしれませんね。
ただ、ビットコインFXの手数料ってどの取引所もわかりにくいし、あえてわかりにくくしているところもあるんですよ。
(ビットフライヤーのSFD算出方法なんてブラックボックスです)
その中でもBybitほど平等に手数料が設定されており、計算式も明記してある良心的な取引所もないと思います。
Bybitの難しいと思われるポイントや、分かりにくい機能の使い方などをピックアップしてまとめて説明していこうと思います。
Bybitは利確のタイミングが難しい?
最近、Bybitで一万円チャレンジやっているんですが、今半分くらいマイナス…
やっぱり欲げでて利確のタイミングが難しい…‼️
コツコツ頑張ろう。
一万円チャレンジはいいですね!Bybitには追証がありませんから、一万円勝負だったらロスカットされたらそれまで!という感じで潔く勝負をかけることが出来そうです。
ビットコインFX全般に言えますが、たしかに利確するタイミングって難しいんですよね。
このへんまで上がったら利確しよう
と思っていても、いざその価格まで達したときに、
もうちょっと上がるかも…
これは無双状態のビットコイン先生の動き…ッ!
とかそのトレンドがあたかも永遠に続くかのような錯覚を…欲張ってしまい利確し損ねるんですよね。
そして放置した結果、またチャートが元通りの価格に戻っていたりトレンドが反転して含み損になってしまったり。
さっきまで勝っていたのに、結局損切りに終わってしまうようなトレードをしていてはいつまでもトータルで勝つことはできません!
勝つためには、エントリーする前に
- 高値掴みになっていないか?
- 原資からどれくらい利益が増えたところで利確するか?
- どこまでいったら損切りするか?
という三点を決めてイメージするようにしましょう。
予め次に取る行動を何通りが決めておくことで、素早い利確損切りができるので、トータルで負けることが少なくなり勝率が高まります。
利確や損切りラインは計算ツールで決めよう
あまり知られていない機能なのですが、Bybitにはとても便利な計算機ツールがついています。
この計算ツールをつかえば、ビットコインが何ドルになった時に、利益はいくらになり、そのオーダーを出した時の清算価格は何ドル、というところまで事前にわかります。
是非計算機ツールの使い方を知っておいてください。オーダーを出すときに確実に役立つはずです。
手数料負けしないラインが難しい?
Bybitの指値注文の手数料(メイカー手数料)はマイナス0.025%となっており、ユーザーは手数料ボーナスがもらえるので気にしなくていいのですが、
スキャルピングなど成行注文を使う場合はテイカー手数料が0.075%、オーダーごとにかかります。
合計で0.15%です。
これは地味に高い手数料なので、エントリーしたビットコイン価格と同値で決済オーダーをしても手数料負けします。
成行注文の場合は20ドル以上の値幅が必要
エントリーも決済も成行注文で入る場合、この人のツイートのように13-14ドル幅、できれば20ドル幅とって利確するようにしないと手数料負けします。
これはレバレッジがかかった保有ポジション自体にかかる手数料なので、レバレッジ設定が5倍だろうが100倍だろうが関係ありません。
レバレッジが何倍であろうとも、エントリーも決済も成行注文を使うなら、利確ラインは30-50ドル幅以上を心がけましょう。
もしくはエントリーか決済のどちらかを指値注文にすれば合計手数料は変わってくるので、現実的には成行注文と指値注文を混合で使うことになると思います。
(エントリー)成行注文0.075% + (決済)成行注文0.075%=0.15%指値注文で入って成行注文で決済した場合:
(エントリー)指値注文-0.025%+(決済)成行注文0.075%=0.05%どちらも指値注文だった場合:
(エントリー)指値注文-0.025%+(決済)指値注文-0.025%=-0.05%
指値注文だけを使うつもりなら、同値撤退でも手数料分プラスになるので、指値注文が通ったら同値にストップ指値注文を出して置いたりすればトレードの勝率はとても高いものになります。
スキャルで成行注文だけで勝つのは難しい?
スキャルで成行注文を使う場合はテイカー手数料が0.075%かかるので、エントリーと決済どちらも成行注文するとどちらのオーダーにもテイカー手数料がかかることになります。
そうすると、一度のトレードにかかる手数料は合計で0.15%となるので、例えば100万円分のトレードをした場合は1500円となります。
エントリーも決済も成行注文を使う場合、スプ負けしないためには、利確ラインは30-50ドル幅以上を心がけましょう。
Bybitには指値注文だけでスキャルする方法がある!
厳密にいうと、成行注文を出さずとも、指値注文のオーダーを格段に約定しやすくするワザがあります。
指値注文を出すと、チャート上に指値ポジションが出現しますが、そのポジションのタブをドラックすることで、指値の数値を変更する方法を応用したものです。
ビットコイン現在価格の直前まで指値オーダーを移動してあげれば、指値注文を放置しているときよりも格段に約定しやすくなります。
指値が刺さらなかったらもっと現在価格に近付けて無理やり約定させましょう!
これで本来成行注文していた場面でも指値注文のメイカー手数料をゲットすることができます。
Bybitの注文枚数は難しい
Bybitのオーダーのサイズは一貫してUSドル表記になっていますが、これはビットコイン価格がいくらになってもいいようにドル表記になっています。
今のビットコイン価格が何ドルなのかをしっかり意識して、オーダーを出すサイズ(ドル)を決定しましょう。
アルトコインFXは計算が難しい?
BitMEXをメインに使っていたころは、「リップルのレバってドル建てじゃなくてbtc建てだから難しい」という意見をみました。
しかし今はアルトコイン証拠金でFXができるBybitをおすすめしているので、以下のような課題は解決されました。
リップルやBCH(ビットコインキャッシュ)が暴騰するときというのはたまにありますが、そういうチャンスに便乗して、下がっているならロング、上がり切っているならショートポジションを持つことで大きな利益を得ることができる可能性があります。
ただちょっとややこしいのが、BitMEXのビットコインFXはドル表記であるのに、
アルトコインFXに関してはBTC(XBT)建ての表記だということです。
これはビットコインFXのドル記入にも慣れていない状態で見ると訳が分からないと思います。
マイルールの徹底は難しい
簡単そうでこれが難しい。
最も基本的なところです。
自分自身のトレード戦術を決めましょう。
そして、エントリーして決済するまで、その決めたマイルールをぶれずに実行するようにしましょう。
マイルールに欠陥があるのなら、一度ノーポジ(ポジションを持っていない状態)にして考えましょう。
私がオススメするのはスキャルピングかスイングトレードを決めることです。
スキャルとスイングの中でも細かなマイルールを決めるべきですが、まず第一歩としてここから決めていきましょう。
Bybitの難しいポイントまとめ
Bybitの難しいポイントや分かりにくい機能の使い方まとめについて記事を書いていきましたがいかがでしたか?
この記事でのポイントは、
- 利確・損切ラインは計算ツールで確認
- 成行注文の場合は20ドル以上の値幅が必要
- Bybitのスキャルはチャートから指値注文
- BTCFXとアルトコインFXは証拠金通貨が違う
- マイルールの徹底
でした!
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