ビットコインFXで日々消耗している仙人です。
今回は、ビットコインのガチホウォレット(HODL Wallet)の増加がビットコイン相場と連動しているというデータがあったので検証します。
HODLというのは、海外で使われる表現なのですが、ビットコインのガチホ(長期保有、がっちりホールド)って意味ですね。
一般投資家がどれだけ長期保有しようが本来はビットコイン価格に影響を与える程のインパクトはないと思いますよね?
しかし今回紹介するHODL Waveのデータを見れば印象が覆ると思います。BTC長期保有者はやり手の投資家かもしれません。
主要取引所からビットコインが流出している?
以下の画像を見るとわかる通り、2020年3月12日のコロナショックによる大暴落を境に、OKX・Bitfinex・huobiなど主要取引所からビットコインの預かり資産が減少、つまり外部ウォレットへのビットコインの送金が目立ちます。
以下のデータを見ると合計で31万BTC以上が流出しています。
Bitfinex: -126,845 BTC
Huobi: -95,496 BTC
BitMEX: -95,438 BTC
このデータのみを見ると、トレーダーがビットコイン価格の値上がりに弱気になっているとも見えなくないですが、他のデータも組み合わせてみることで実は上昇シグナルになるのでは、と見ることができます。
動きがないウォレット数が増加傾向にある
以下の長期HODL Waveというチャートみるとわかる通り、ガチホウォレット数の増減を見ると、少なくとも一年動かされていないウォレット比率が60%以上という高い水準であることがわかります。これは2016年の長期上昇トレンドの初期以来の数値です。(HODL Waveデータ)
つまり、HODL Waveチャートを見る限りは、長期的な上昇トレンドの到来を示唆していると見ることが出来ます。
ビットコイン価格チャートとHODL Waveは逆相関している
以下に、ビットコイン価格とHODL Waveのトレンド転換点をマーキングしてみました。
過去ガチホウォレット比率が高い時は長期上昇トレンド入り
上の画像の緑丸を見てもらえばわかると思いますが、HODLウォレットが増加し高比率にある時にはビットコイン価格は上昇傾向にあります。
そしてビットコイン価格が強い上昇トレンドにある時は、緩やかにHODLウォレットは利確され比率を下げています。
ガチホウォレットの減少は下落トレンドを示唆
上昇トレンドの終わり(赤丸)では、HODLウォレットの比率が下がり始め、高値でビットコインが利確された動きを確認できます。
そしてビットコイン価格が下落トレンドにある時は、徐々に買い集めが起きていることがわかりますね。
短期トレードから長期投資へのトレンド転換
以上のデータから、ビットコインがコロナショックの暴落と半減期を迎えたことで、ビットコインFXなどの「短期売買」のトレード手法から、長期的にビットコイン価格上昇を見込んだ「長期投資」にトレード手法、もしくはトレーダー属性が変化したことが考えられます。
HODL Waveチャートは長期投資の重要な指標になる
ビットコイン価格を数年間スパンの長期トレンドで読む場合、他のインジケータのようにHODL Waveは重要な指標になりえます。
以下の画像では2012年から約8年間のログスケールチャートが表示されていますが、こちらでリアルタイムなHODL Waveチャートを確認することができるので、定期的にチェックすることをオススメします。
2012年1月にビットコインの上昇相場が訪れたのでチャートを追記しました。HODL Waveとチャートの逆相関は健在ですね。現在58%。50を切るまではロング継続でいいのかもしれません。
HODL WaveとBTC価格まとめ
ビットコインのガチホウォレット数(HODL Wave)増加と価格上昇は連動している説を検証してみました。
コロナショックの暴落と半減期後の価格ヨコヨコ相場により、投資家心理は弱気になっているのではないかというところから、HODLウォレット数の増減を併せてみることにより、短期トレードから長期トレードに比重が移っているという見方ができましたね。
ビットコインの半減期は2020年5月に終わったばかり。これから壮大な上昇トレンドに向かって価格が徐々に上昇していくイメージが一番しっくりくるのではないでしょうか。
ビットコイン半減期後の動きに関しては、以下の記事で詳しくまとめているので是非合わせて読んでみてください。
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