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ムーアの法則から仮想通貨ビットコイン理論価格を考察【8ヶ月で2倍?】

ムーアの法則からビットコイン理論価格を考察 トレード戦略
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今回は2017年にビットコイン理論価格の算出方法で話題になった「ムーアの法則」をご紹介します。

当時ムーアの法則に当てはめて考察された4年後(2021年)のビットコイン価格がいいセン行ってたので、今後もそれなりの精度で当ててくる可能性があります。

長期トレンド戦略トレードの参考に、ムーアの法則を簡単なので覚えておきましょう。

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ムーアの法則とは

ムーアの法則(Moore’s law)

ムーアの法則(Moore’s law)とは、半導体の集積密度は18カ月で2倍になるという法則です。
インターネットが本格普及する1965年に、半導体技術の飛躍的な発展を予言したIntel共同設立者ゴードン・ムーア氏が提唱しました。

ムーアの法則とは

半導体の集積密度半導体の集積密度とは、同じ面積の基盤上に構成できる半導体素子(トランジスタ)の数を意味します。
微細化技術の進展で半導体素子の小型化が進み、同じ面積上に構成できる数が18カ月ごとに2倍に増えていくというものです。

18ヵ月で2倍というペースは、指数関数的に数量が増大していくことを意味しています。

近年では、半導体におけるムーアの法則の上昇率はペースダウンしていると指摘されています。

ムーアの法則に基づいたシミュレーション

現在開発ペースは鈍化しているものの、ムーアの法則について言及した当時はまだ誕生していなかったマイクロプロセッサ(超小型処理装置)のスペックはまさにそのピッチで向上していたことから、今なおムーアの法則は特別視されています。

18ヵ月で2倍とは、以下のシミュレーションように指数関数的に数量が伸びていくことを示します。

ムーアの法則(半導体集積密度)
スタート時 1倍
1.5年目 2倍
3.0年目 4倍
4.5年目 8倍
6.0年目 16倍
7.5年目 32倍

一見、ムーアの法則とビットコインには何の関連性もないように思えますが、奇しくもビットコインが誕生してから現在に至るまでの価格の推移は、半導体技術発展のペースと似ています。

サトシナカモトもムーアの法則を意識か

ビットコイン開発者サトシナカモトの発言(Satoshi Nakamoto Institute)を見ると、2008年11月(ビットコイン誕生以前)にコンピュータの性能向上(ムーアの法則?)を前提とした発言があります。

「コンピュータが高速化し、ビットコインの生成に適用される総計算能力が増加すると、難易度も比例して増加し、総新規生成量を一定に保つことができます。」
サトシナカモトもムーアの法則を意識
2008年既にムーアの法則は有名だったので、ビットコインの総計算能力の指数関数的な上昇を予期していたかもしれません。

BTC版ムーアの法則は8ヵ月ごとに2倍

ハーバード大学研究者デニス・ポルト氏によると、ムーアの法則はあらゆるデジタルテクノロジーに適用でき、ビットコインは誕生以来価格が8カ月ごとに2倍になっているとのこと。
ビットコイン価格がこれまでのパターン通りなら、2021年2月には1BTC=10万ドル(約1100万円)に達する可能性があるという記事でした(businessinsider)。

2017年の記事なので、当時からすると2021年2月と言えば、約4年後。
当時のビットコイン価格は3500ドルだったので、10万ドルと言えば28.6倍という非現実的な数値でした。

ムーアの法則BTCグラフ

ところが蓋を開けてみると、ビットコイン価格は2021年1月に4万ドルを突破しました。
あと2倍ちょっとで10万ドル達成という現実的な射程圏内に入っています。

今後もビットコイン価格がムーアの法則通りに推移していくなら、ビットコインの理論価格、そして今後の価格はどのように上昇していくのでしょうか。

ムーアの法則からビットコイン今後の価格を予想

ムーアの法則をまとめると、今後の予想価格は以下のようにシミュレーション出来ました。

BTC版ムーアの法則
2019年2月 1.15万ドル(130万円)
2019年10月 2.5万ドル(250万円)
2020年6月 5万ドル(525万円)
2021年2月 10万ドル(1050万円)
2021年10月 20万ドル(2100万円)
2022年6月 40万ドル(4200万円)
2023年2月 80万ドル(8400万円)
2023年10月 160万ドル(1億7000万円)
2024年6月 320万ドル(3億3000万円)

う~ん、「8カ月で2倍」のペースが続いたとした場合、ちょっとペースが速すぎるような気がしますね。

ポルト氏は「ビットコインが一般的に普及するまでこのトレンドは続くだろう」と予想していますが、半導体の集積回路も2019年頃にはペースダウン(ムーアの法則は役目を終えたとか)を指摘されていましたし、ビットコインの価格の上昇もすでにペースダウンに入っている可能性があります。

仙人

いつかは失速するタイミングが訪れるように思います。

ところでビットコインは4年に1度半減期が設定されており、ムーアの法則と何らかの関係性があるかもしれませんね。(8カ月×6=4年とキリがいいので)

ムーアの法則とBTC価格のまとめ

ムーアの法則の算出方法から仮想通貨(暗号通貨)ビットコインの適正価格を考察してみました。

まとめると、

  • ムーアの法則は「18カ月で2倍」になるという半導体の集積回路の法則
  • ビットコイン版ムーアの法則は「8カ月で2倍」で価格上昇している
  • この説では2021年2月にビットコイン理論価格は10万ドルを超える可能性
  • とはいえムーアの法則は永遠ではなくいつかペースダウンするはず
  • ムーアの法則が今後も有効かは微妙なところ

Bitcoin Logarithmic Growth Curvesやストックフロー比率のS2Fモデルの理論価格の方が長期的な指標として機能するかもしれませんね。
是非他の考察記事も読んでみてください。

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