すべての市場サイクルは繰り返される…。
2017年に起こった仮想通貨ビットコインをはじめアルトコインの価格が軒並み急騰したのはバブルだったと今となっては言えます。
ただ、仮想通貨市場のピークはまだまだこんなものではない、という根拠を今回ひとつご紹介します。
ナスダックNASDAQ株価指数の週足とビットコインチャート日足の動きが一致しているという話です。
2017年の仮想通貨バブルと2000年代に起こったドットコムITバブルが完全に一致していると言われているのです。
その話を元に実際のチャートの動きから、ビットコイン価格が再び高値を更新するおおよその期間を考察することができました。
ナスダックNASDAQ株価指数とは?
そもそもナスダックって何なのか、よく知らない人の為に説明します。
ナスダック総合指数(NASDAQ Composite Index)は、株価指数のひとつ。
アメリカの全米証券業協会(NASD)が開設・運営している電子株式市場「NASDAQ」に上場している3,000以上の銘柄の全てを対象に、時価総額加重平均で算出した指数です。1990年代後半以降、NASDAQには、マイクロソフトなどのハイテク関連企業、グーグルなどのインターネット関連企業が数多く上場しており、このため、現在ではハイテクやネット関連業界の動向を窺う上での重要な指標とされる。
引用元 wikipedia
つまり、IT関連企業全体の株価をわかりやすく数値化したものです。
仮想通貨とドットコムITバブルは似ている?
ドットコムバブルというのは今から15年くらい前に起きたITバブルです。
その中でインターネットに関する期待が先行し、単なるドメイン名である「.com(ドットコム)」の名前を冠したIT企業の株価が、業績の裏付けもなく期待だけで上昇しバブルが起こりました。
ナスダックの平均株価はITバブル絶頂で約5000ドル近くまで上昇し、バブルがはじけたことで1200ドル近くまで下落しました。
ドットコムバブルは1年近くで崩壊し、株価が最高値の100分の1になった企業やその後倒産した企業、IT分野の詐欺事件も多く起きていました。
2017年の仮想通貨バブルも、実際の使い道や中身の裏付けもなく期待だけで草コインや詐欺ICOが爆上げしましたね…。
その後、ITバブルが弾けてから株価が同じ水準まで回復するまで10年近い月日が掛かっています
と思ったんですが、ビットコインの氷河期はもしかしたら1年もないかもしれません。
以下はそんなデータです。
仮想通貨ビットコインの動きは「ドットコム」バブル時代のテクノロジー株との類似が指摘されることが多いが、モルガン・スタンレーはスピードが違うと指摘する。
bloombergニュース記事によると、モルガン・スタンレーのリポートにて、ビットコインの最近の動向は、ナスダック総合株価指数の動きを15倍の速度でほぼなぞっているとのこと。
ナスダックは2000年3月のピークまでの519日で278%上昇。
ビットコインは昨年12月に付けた最高値の1万9511ドルまで、35日間で248%値上がりした。ビットコインは12月のピークの後、3回の下落局面があり、それぞれ45-50%下落。
ナスダックは2000年以降の弱気相場で5回の下げ局面があり下落率は平均44%と、ビットコインとほぼ同じだった。Bitcoinの平均市場シェアは平均43%、ナスダックの市場シェアは平均40%だった。
ベア市場は、最初の分散型デジタル通貨にとって新しいものではありません。2009年のコインの創出以来、価格下落が28%から92%の4つの弱気市場がありました。Bitcoinの価格は2月の12月のピークから最近の低水準まで、「普通のものではない」と70%低下した。
ナスダックNASDAQ株価の週足とビットコインチャート週足を並べて見ました。
上が日足のBTC。下がnasdaqの週足。
実際に見てみたら確かに似ています。
もしこのように価格が推移するのなら、高値を更新するのは2018年末~2019年になるのかもしれませんね。
ナスダックも暗号通貨ビットコイン取引に参入
話はちょっと変わりますが、ナスダックのCEOアデナ・フリードマン氏は
「暗号通貨市場が成熟すれば、ナスダックはビットコインのような暗号通貨を取り扱うプラットフォームになる可能性がある。
市場が成熟し規制が整い、時が来れば、投資家にとって公正な経験を提供するものとなるだろう。」
とCNBCの番組で話しました。
ナスダックはすでに暗号通貨業界への第一歩を踏み出している。水曜日、ナスダックはビットコイン投資家のタイラーとキャメロン・ウィンクルボスによって設立された暗号通貨取引所Geminiとの共同作業を発表した。CEOのタイラーウィンクルボス氏は、Geminiがナスダックの監視技術を利用して、同プラットフォームが公平かつルールベースの市場を提供できるようにすることを明らかにした。
引用元 cryptocurrencymagazine.com
ドットコムバブルを経験したナスダックだからこそ、仮想通貨バブルからビットコインの可能性を見出したのかもしれません。
ゴールドマンサックス、ナスダックなど世界トップ金融機関が続々と参入を決めている仮想通貨市場はまだまだ成長株ですね。
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まとめ
ナスダックの週足とビットコイン日足チャートの動きが一致?相関から未来を読む。というテーマで記事をまとめてみましたが、いかがでしたか?
もし人間の心理がこのようなチャートを作るのだとしたら、確かにこのような価格推移になるかもしれませんね。
未来の価格がわかっているのなら、ビットコインFXで大きく財産を築く大きなチャンスと言えるのではないでしょうか。
是非この機会に乗り遅れないよう、今から準備をしておきましょう。
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