この記事では実際にOpensea(オープンシー)でNFTを購入している筆者が初心者向けに、Openseaの使い方から特徴までを丁寧に解説いたします。
- Openseaってなんのサイトなの?
- NFT投資を始めてみたいけど、やり方が分からない…
- Openseaの使い方を教えてほしい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
記事前半ではOpensea(オープンシー)の特徴や始め方について、後半では売買の方法や利用する際の注意点などを解説するので、是非参考にしてください!
この記事の内容をよく読んで、安全にNFT投資を行いましょう。
これからNFT投資を始めてみたい方や、NFTせどりを始めてみたい方には必見の内容となっておりますので、是非最後まで読んでみて下さい。
すぐにOpenseaの使い方について知りたい方は「Openseaの始め方の手順5ステップ」へどうぞ
Opensea(オープンシー)は大手NFTマーケットプレイス
Openseaとは世界最大手のNFTマーケットプレイスのことです。
そもそもNFTって何かわからない…という方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、まずはこちらを読んで見て下さい。
世界最大手ということもあり、Openseaでは様々なことができます。
たとえば、NFTの購入はもちろん、誰でも簡単にNFT作品を作ったり、それを販売したり、売買できることにより、購入したNFTを売って差額分の利益を得るNFTせどりができたりなどです。
この記事では上記のことについて詳しく解説していきます。
Opensea(オープンシー)の特徴4つ
ここからはOpenseaの特徴を大きく分けて4つ紹介していきたいと思います。
Openseaの特徴は下記の4つです。
- 世界最大手のNFTマーケットプレイス
- ロイヤリティ設定ができる
- 5種類のブロックチェーンに対応している
- 誰でも無料でNFTの作成ができる【無料】
それぞれ順番に解説していきます。
世界最大手のNFTマーケットプレイス
ここは一番重要な特徴のひとつで、Openseaは世界一大きいマーケットプレイスなんです。
具体的には、2017年12月に設立されてから現在に至るまでに約200万人ものトレーダーに利用され、合計取引量は約320億ドル(約4兆3000億円)にも上ります。(NFTGOマーケットプレイス分析より)
しかし、世界最大手というのはメリットだけではありません。世界一トレーダー数や取引量が多いことを逆手に取って、初心者を狙ったスパムや詐欺なども多いです。
スパムや詐欺から大切な資産を守るための対策は下記の「Openseaを利用する際の注意点5個とその対策」で解説していますので必ず読んで下さい。
ロイヤリティ設定ができる
これもOpenseaの大きな特徴で、NFT販売時にロイヤリティ設定ができます。
ロイヤリティとは、一度作品のクリエイターの手から離れた作品であっても、その作品が転売されるたびに設定した割合分の報酬がクリエイターに還元されるという仕組みのことです。
この仕組みはクリエイターにとってはかなり嬉しい仕組みとなっていますね。
ロイヤリティを設定するとNFT作品自体の価格も上がってしまうため、あまり上げすぎてしまうと購入されないという事態に陥るため、大体1〜3%くらいに設定するのがいいと思います。
他にもロイヤリティ設定ができるマーケットプレイスはあるのですが、世界一の取引量を誇るOpenseaでは利用者も多いため、NFTが売れる確率も他のマーケットプレイスよりも必然的に高くなります。
Openseaでのロイヤリティ設定は0〜最大10%まで設定可能となっており、1ETHで販売するNFTに対して10%のロイヤリティを設定した場合の販売価格は1.1ETHとなります。
実際にはOpenseaの手数料2.5%がかかってくるのでクリエイターに入ってくるお金はもうちょっと少ないです。
5種類のブロックチェーンに対応している
Openseaで対応しているブロックチェーン
- ETH (イーサリアム)
- Solana (ソラナ)
- Tezos (テゾス)
- Klaytn (クレイトン)
- MATIC (マティック)
Openseaでは、イーサリアム(ETH)の他にも上記4種類のブロックチェーンに対応しており、イーサリアムを持っていない人でも他の4種類を持っていればすぐにNFTを購入することができます。
ですが、ほとんどのNFTはイーサリアムチェーン上で作られたものなので、イーサリアムを持っておくのがいいと思います。
OpenSeaは今後も対応するブロックチェーンを増やしていくと発表しています。
これはユーザーにとってはメリットだと言えます。
なぜなら、使用できるブロックチェーンが増えれば、ユーザー数も増加し、結果的に自分の作品も売れやすくなると思うからです。
個人的にはイーサリアムチェーンはガス代が高すぎると思うので、もっと他のチェーンでもNFT作品が出品されればいいのにな、と思ってます。
ちなみに、イーサリアムキラーとして名高いPolygonチェーンならETHよりも格段にガス代が安いので、これからはPolygonが主流になってくれるんじゃないかと期待しております。
誰でも無料でNFTの作成ができる
Openseaでは誰でも無料で簡単にNFT作品を作成することができます。
※ただし、初回のみ「ウォレットの初期化」「トークン取引の承認」2つのガス代がかかります。2回目以降は無料、Polygonを使えば制約はありますが、無料にできます。
作り方もとても簡単で、「Create a collection」からコレクションページを作り、「Add item」から作品を作ります。
これだけで自分のNFT作品がつくれます。
NFTを販売する手順については「OpenseaでNFTを出品する手順4ステップ」で解説しております。
Opensea(オープンシー)の始め方の手順5ステップ
ここからはOpenseaの始め方の手順を解説していきます。
手順としては以下の5ステップ
- 国内取引所で口座開設する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- MetaMaskアカウントを作成する
- イーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金する
- OpenseaとMetaMaskを接続する
順番に解説していきます。
国内仮想通貨取引所で口座開設する
まずは、国内の仮想通貨取引所で口座開設しましょう。
Binanceなどの海外の口座は日本円が入金できないため、不便です。
これからOpenseaで取引をしていきたい方は、国内の取引所があると柔軟に対応できるので、この機会に開設しておきましょう。
SOLの取り扱いもあるFTX JPの口座開設方法はこちらで詳しく解説しております。
イーサリアム(ETH)を購入する
Openseaを少し見てもらえば分かる通り、現状ではほとんどのNFTはイーサリアムで購入することになります。
そのためイーサリアムを準備しておいて損はしないでしょう。
FTX JPにログインしたら「取引所」でイーサリアムを購入しましょう。
ちなみに、販売所でも購入することができますが、販売所は手数料が高く設定されているため、「取引所」で購入するようにしましょう。
MetaMaskアカウントを作成する
FTX JPでイーサリアムを購入できたら、MetaMaskのアカウントを作成しましょう。
MetaMaskとはデジタル上にある仮想通貨のお財布のことです。
日常生活でも、スーパーなどに買い物に行くときにはお財布を持っていきますよね、それと同じでOpensea(=スーパー)で買い物をするときにはMetaMask(=お財布)が必要なわけです。
MetaMaskのインストールの方法はとても簡単で、詳しくはこちらで解説しておりますので読んでみて下さい。
イーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金する
MetaMaskのアカウントを作成できたら、FTX JPで購入したイーサリアムをMetaMaskに送金しましょう。
まず、「イーサリアムメインネット」になっていることを確認して、自分の名前が表示されている部分(デフォルトならAccount1)をクリックすると送金アドレスのコピーができます。
つぎは、FTX JPからイーサリアムをMetaMaskに送金します。
このとき、送金アドレスを入力する際はMetaMaskからコピペしましょう。間違えると資金を回収不可能となります。
OpenseaとMetaMaskを接続する
最後に、OpenseaでNFTを購入するために先程作成したMetaMaskアカウントを接続していきます。
まずは、Opensea公式サイトにアクセスしましょう。
アクセスしたら、画像のように「Connect your wallet.」と表示されているはずなので、「MetaMask」を選択しましょう。
これだけでMetaMaskにイーサリアムが入っていればいつでもOpenseaでNFTが購入できるようになりました。
NFTの世界では販売価格が一気に上昇することも珍しくないです。そのため、いつでもすぐに取引ができるようにある程度MetaMaskにイーサリアムを入れておくと機会損失を回避できます。
まだ、FTX JPの口座開設がお済みでない方はたった10分ほどで終わるのでサクッと登録しておきましょう。
Opensea(オープンシー)でNFTを購入する手順2ステップ
ここからはOpenseaでNFTを購入する手順を紹介していきます。
購入方法はとても簡単で、手順としては下記の2ステップ
- 欲しいNFTを検索する
- 購入する
順番に解説していきます。
欲しいNFTを検索する
欲しいNFTが決まっている場合は、画像のようにOpenseaのトップページ上にある検索窓からNFTの名前を検索します(今回はCryptoNinja Partners)
決まっていない場合は、「Stats」から「Rankings」をクリックすれば、NFTの世界上位200位までのNFTプロジェクトを見ることができるのでその中から探すのもいいでしょう。
購入する
欲しいNFTが見つかったら、「Buy Now」をクリックした後、「Complete purchase」をクリックして購入に進みます。
ちなみち、イーサリアムチェーンはガス代が高いため、多めにイーサリアムをMetaMaskに入れておくのをオススメします。
日本は朝の8〜9時辺りがガス代が安い傾向にあるので、その時間を狙って購入するのもいいですね。
ガス代の確認は「ETH Gas Station」がおすすめです。
Opensea(オープンシー)でNFTを出品する手順4ステップ
ここからはNFTを出品する手順を紹介していきます。
出品の方法も簡単で、手順としては以下の4ステップです。
- NFTを作成する
- もっているNFTを選択する
- 出品条件の設定をする
- 出品する
順番に解説していきますね。
NFT作成する
自分の作品を作って販売したい方は、Opensea上で無料で簡単に作成することができます。
やり方もとても簡単で、まずはトップページの「Create」をクリックします。
MetaMaskに署名すると、「Create New Item」というページが表示されるはずですので、必要事項を入力しましょう。
最後に一番下にある「Create」をクリックすれば自分だけのNFT作品が出来上がります。
持っているNFTを選択する
作成したNFTや購入したNFTをOpenseaで販売する方法も簡単です。
まず、自分のプロフィールページに行き、販売したいNFTを選択します。
そして、右上にある「Sell」をクリックしましょう。
出品条件の設定をする
続いて、出品条件の設定をしていきます。
販売方法については2種類あり、違いとしては下記の通り。
Fixed Price | 定額出品 |
---|---|
Timed Auction | オークション出品 |
「定額出品」の方が一般的で、ほとんどの方が定額出品です。ですのでデフォルトのままでいいと思います。
次に、「Price」でいくらでその作品を出品するのかを決めましょう。
最後に、「Duration」で販売する期間を選択します。
出品する
上記の設定が終わったら「Complete listing」をクリックしてガス代を払い、MetaMaskで「確認」を押せば、「Your item has been listed!」と表示されます。
これで無事に出品完了です。
確認で、自分のプロフィールページで先程出品したNFTを見ると、「Buy now」と表示されていますので、ちゃんと出品されていることが確認できます。
Openseaを利用する際の注意点4個とその対策
ここからはOpenseaを利用する際の注意点5個と、その対策について解説していきます。
- 偽サイト・詐欺サイトが多い
- 盗品も多く出回っている
- hiddenフォルダにスパムNFTが送られてくる
- NFTは価値が下がっていく可能性のほうが高い
順番に解説していきます。
偽サイト・詐欺サイトが多い
Openseaは世界一のNFTマーケットプレイスであるため、偽サイトや詐欺サイトが多いです。
Openseaの偽サイトにMetaMaskなどを接続してしまうと、MetaMaskに入れている仮想通貨を抜かれ、所持しているNFTも全て盗まれることでしょう。
対策として有効なのは下記の3つ。
- 日頃からTwitterやDiscordから公式ページにアクセスする
- URLをしっかり確かめる
- 一度使ったサイトはブックマークしておく
シンプルですが、これらが最も安全だと思います。
盗品も多く出回っている
Openseaでは盗品も数多く出回っています。
盗品というのは、偽サイトなどにアクセスしてしまい盗まれたNFTのことを言います。
Twitterなどを見ていると、「自分が買ったNFTが実は盗品だった」なんていうケースもよくあります。
購入した NFTが盗品らしく
モヤモヤ。先人のアドバイスで私自身の
被害は気持ちの部分だけだが
モヤモヤが残る。「DMは詐欺」
「DM以外でも詐欺はある」 pic.twitter.com/ztYYAU1nsd— カズにゃん(手話カルタNFT) (@kazunyan_bus) July 12, 2022
hiddenフォルダにスパムNFTが送られてくる
hiddenフォルダは自分が所持しているNFT作品を非公開にできるフォルダです。
give-awayなどで自分のウォレット宛に送られてきたNFTは一旦hiddenフォルダに入ります。
hiddenフォルダを見た時に見知らぬNFTが入っていた場合は「TrashBox for Spams v2」などで安全に削除するようにしましょう。
NFTは価値が下がっていく可能性のほうが高い
最後に、NFTは価値が下がっていく可能性のほうが高いという点です。
これからNFT投資を始めようと思っている方は、NFTを安く買って高く売りたいと考えていますよね。
イケハヤさんも自身のVoicyで、「NFTはただの画像であり、価値はコミュニティにある」と仰っていました。
価値のあるNFTを見つけるためにはまず、そのNFT作成者のDiscordなどのコミュニティに参加して、クリエイターの本気度を確かめるのもいいかもしれません。
価値が下がってもこのNFTをアイコンにしたい!と強く思える作品ならそこまで考えなくても買えますね。
Opensea(オープンシー)に関するQ&A
Openseaについての質問をまとめてみましたのでご覧ください。
売買手数料はかかる?
かかります。
OpenseaでNFTを購入するときには「ガス代」と呼ばれる手数料が発生します。これはイーサリアムチェーンにかかる手数料で、Polygonチェーンなどと比べると高い傾向にあります。
日本の場合は土日祝や、朝8〜9時は安い傾向にあるため、その時間を狙って購入するのがおすすめです。
販売の際、出品者にはNFTが売れる度に販売額の2.5%が販売手数料としてOpenseaに引かれます。(2022年8月現在)
1ETHで売れた場合、2.5%に当たる0.025ETHが引かれた0.975ETHが自分のウォレットに送金されます。
未成年でも売買できる?
できません。(2022年8月現在)
というのも、国内の仮想通貨取引所は未成年の方は口座開設ができないからです。
もし、未成年の方でどうしてもNFTが欲しい!という方は、ご両親にお願いして口座開設をしてもらう、という手もあります…。
ですがこの方法は決して推奨している訳ではないので、完全自己責任でお願いします。
スマホでも利用できる?
できます。
MetaMaskのアプリが必要になりますが、スマホからOpenseaのサイトにアクセスしてNFTを購入することは可能です。
アプリはある?
一応あります。
Openseaには2021年9月17日にリリースされた公式のアプリがあるのですが、2022年8月現在、アプリ内でできることは、
- NFTの閲覧
- Openseaのブログ閲覧
- ランキング閲覧
上記3つになります。
現時点ではNFTの「閲覧用」みたいな立ち位置となっております。
ですが、先程も紹介しましたが、MetaMaskのアプリからOpenseaのサイトにアクセスすることができるため、MetaMaskのアプリがあればスマホ一台でNFT投資をスタートすることができます。
日本語には対応してる?
パソコンなら、google翻訳が使えます。
スマホのMetaMaskアプリからOpenseaにアクセスした場合は翻訳機能は使えません。
ですが、普段からOpenseaを見ている方ならなんの問題もないでしょう。
Opensea(オープンシー)の使い方まとめ
この記事では、Openseaの特徴や使い方を徹底的に解説してきました。
Openseaの特徴をおさらいすると以下のようになります。
- 世界最大手のNFTマーケットプレイス
- ロイヤリティ設定ができる
- 4種類のブロックチェーンに対応している
- 誰でも無料でNFTの作成ができる【無料】
上記のように、Openseaは世界最大手のNFTマーケットプレイスで、利用者も取引量も頭ひとつ抜けています。
5種類のブロックチェーンに対応しており、無料でNFT作品が作成できる点も利用する大きなメリットだと言えるでしょう。
NFTを購入したことがある日本人は20代男性で9.7%、20代女性で1.9%と、まだまだこれから伸びていく産業だと言えます。(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調べ)
早いうちにNFTに慣れておいて、損することは無いでしょう。
逆にこれから人気が出てくるNFTを早めに持っておけば、需要に応じて価格もどんどん上がってくるので価値の上がりそうなNFTを何枚か持っておくのもいいかもしれませんね。
NFTがこれから本格的に盛り上がる前に、ぜひ本記事を参考にしてOpenseaでNFTを売買してみて下さい!
まずは、国内の仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入するところからです。
この機会にFTX JPで口座開設をしておきましょう。
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