MEXCは2022年現在で、全世界170カ国以上でサービスを展開している海外取引所です。
利用者は年々増加しており、全世界で500万人以上のユーザーが存在します。取扱通貨数が多く、デリバティブ取引や独自トークの保有も可能です。
しかし、「MEXCってどんな取引所なの?」「MEXCの取引所の使い方がわからない」と疑問を感じている人も多いでしょう。
そこで本記事では、MEXCの概要や特徴・取引機能の使い方を解説します。先物取引の方法やファイナンスメニューの使い方についても解説しているため、気になる人はぜひチェックしてみてください。
MEXC取引所とは?
取引所名 | MEXC(エムイーエックスシー) |
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運営/国 | MEXC Global/シンガポール |
代表者 | John Chen |
設立年 | 2018年 |
取扱通貨 | BTC・ETH・BIT・XRP・BCH・EOS・LTC・DOGE・XTZ等 1,000種類以上 |
対応兌換通貨 | USDT、USDC |
取扱商品 | USDT契約・インバース無期限契約・ETF・デリバティブ取引・現物取引 |
最大レバレッジ | BTC/USDT125倍 |
取引形態 | 板取引 |
追証 | なし |
対応言語 | 日本語・英語・韓国語・中国語・アラビア語・ロシア語・フランス語等 |
スマホ対応 | iOS・Android公式アプリあり |
法人口座 | あり(機関投資家向け) |
MEXCとは、2018年にシンガポールで運営を開始した暗号資産取引所です。
従来の取引所が展開する現物・先物取引だけではなく、デリバティブ取引やETFを取り扱っています。暗号資産関連のサービスが充実しているため、投資スタイルに合わせて取引を進められます。
また、MEXCは2022年時点で世界4カ国の金融ライセンスを取得しています。
2021年の10月には、ドバイで開催された取引所の祭典で、アジアで最も良い取引所として「Best Crypto Exchange Asia」の称号を受賞しています。
2018年に運営を開始した新興の取引所でありながら、高い運営の信頼性と実績があると言えるでしょう。
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MEXC Globalの公式サイト
MEXC取引所の特徴
MEXCの特徴は、以下の通りです。
- 1,100種類以上の暗号通貨を取り扱っている
- 暗号資産のファイナンスサービスが豊富
- 運営における高い信頼性と透明性がある
- 通貨の上場スピードが速い
- 独自トークン「MX」の取扱あり
MEXCは海外取引所の中でも、トップクラスに取扱通貨数が多い特徴があります。
2022年時点で1,100種類以上の暗号資産を取り扱っているため、他の取引所にはない通貨で取引が可能です。
また、MEXCは取扱通貨数だけではなく、上場スピードも非常に速いです。暗号資産における上場とは、通貨を取り扱う国以外で売買できることを指します。
一般的な暗号資産だけではなく、先物取引の通貨ペアに関しても上場スピードが速いです。注目のトークンをいち早く上場させているため、大手取引所へ上場前に購入できるでしょう。
MEXCの手数料一覧
MEXCで発生する手数料は、以下の通りです。
現物取引手数料 | メイカー:0.2% テイカー:0.2% |
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デリバティブ取引手数料 | メイカー:0.2% テイカー:0.2% |
入出手数料 | 無料 |
暗号資産出金手数料 | BTC:0.0005 BTC ETH:0.008 ETH USDT:20 USDT |
資金調達率 | 変動制 |
通常、MEXCで取引する際は上記の手数料が発生します。しかし、MEXCが発行する独自トークン「MX」で手数料を支払えば、20%割り引かれます。
MXの保有状況によっては、最大手数料利益の60%が還元されることもあります。MEXCで取引手数料を抑えたい場合は、積極的にXMを活用すると良いでしょう。
独自トークン「MX」を保有できる
MEXCでは、同社が独自に発行するトークン「XM」を保有できます。XMを保有。活用することで、以下のメリットが得られます。
- XMを利用して通貨手数料を支払えば20%割引
- IEO・エアドロップの参加資格獲得
- 上場希望通貨へ投票できる
- 各種MEXCファイナンスサービスを利用可能
XMはさまざまなメリットを得られるだけではなく、将来性の高いトークンでもあります。
XMの総発行数は10億枚以上で、2022年時点で価格は210円まで高まっています。海外取引所のトークンと比較しても価格は高いです。
また、XMは保有しているだけでファイナンスサービスの活用範囲が大きく広がります。MEXCで積極的に取引を行うなら、一定数の保有がおすすめです。
MEXC取引機能の使い方
ここでは、MEXC上の以下3つの画面の使い方について紹介します。
- 現物取引の使い方
- 信用取引の使い方
- 定量的取引の使い方
それぞれ順に解説します。
現物取引の使い方
現物取引はMEXCのトップ画面から「取引→現物取引」を選択することで、トレード画面を表示させられます。
通貨ペアを選択し、購入方法や価格・数量を選択することで、注文が完了します。
現物取引で選択できる注文方法は、以下の3つです。
- 指値注文
- 成行注文
- トリガー注文
チャート画面では、以下の項目表示表示できます。
- チャート表示方法(tradingview・デプス)
- 時間足(1分足・5分足・30分足・1時間足・4時間足・日足・週足)
- メインインジケーター( MA・EMA・BOLL・SAR)
- サブインジケーター(VOL・MACD・KDJ等17種類以上)
また、MEXCの取引画面では、右側のバーで取引したい通貨を選択できます。あらかじめ通貨をお気に入り登録しておけば、すぐに表示できます。
複数の暗号資産で取引したいユーザーには、非常に便利な機能と言えるでしょう。
信用取引の使い方
信用取引はMEXCのトップ画面から「取引→信用取引」を選択することで、トレード画面を表示させられます。
取引画面の使い方は現物取引と基本的に同じで、注文手順も同様に手続き可能です。
対応している注文方法は、以下の3つです。
- 指値注文
- 成行注文
- トリガー注文
信用取引画面では、証拠金の準備を同じ画面で進められるため、すぐに信用取引を始められるでしょう。
定量的取引の使い方
定量的取引はMEXCのトップ画面から「取引→定量的取引」を選択することで、トレード画面を表示させられます。
初めて定量的取引を実施する際は、定量的取引のトップページから「ストラテジープール→グリッドの作成」を選択することで、現物グリッドの調整が可能です。
具体的にグリッドやパラメータ設定が必要な部分は、以下の通りです。
- 通貨種類
- 下限価格・上限価格
- チャート
- 数量
- トリガー価格
- 損切り価格
- 利益価格
上記情報を入力し、グリッドの設定を完了することで、ストラテジーが作成されます。
ストラテジー情報は定量的取引のトップ画面から確認できるため、状況に応じてチェックしておきましょう。
MEXC先物取引の使い方
続いては、MEXC先物取引にある以下3つの画面の使い方について紹介します。
- USDT-Mの使い方
- COIN-Mの使い方
- リーダーボードの使い方
それぞれ順に解説します。
USDT-Mの使い方
MEXCのUSDT-Mはトップ画面から「先物取引→USDT-M」を選択することで、トレード画面を表示させられます。
USDT-Mの取引画面では、現物取引同様にチャートや注文板・直近の取引情報を確認可能です。
また、USDT-Mで用意されている注文方法は、以下の3つです。
- 指値注文
- 成行注文
- 条件付き注文(トリガー注文)
取引画面の右側にオープン・クローズを選択できる注文画面が表示されています。
注文画面から注文方法と価格・数量を選択して取引を始めましょう。
COIN-Mの使い方
MEXCのCOIN-Mはトップ画面から「先物取引→COIN-M」を選択することで、トレード画面を表示させられます。
選択可能な注文方法はUSDT-Mと同じで、右側に表示されるオープン・クローズから注文を確定できます。
基本的なUSDT-MとCOIN-Mは、基本的な使い方に違いはありませんが、手数料金額が異なります。
MEXCで先物取引を実施する際は、あらかじめ注意しましょう。
リーダーボードの使い方
MEXCのトップ画面から「先物取引→リーダーボード」を選択することで、ランキング画面が表示されます。
あらかじめMEXCの先物取引イベントに参加しておくことで、デイリー・ウィークランキングに参加可能です。
ランキングの順位に合わせて特典が付与されるため、MEXCで先物取引を行う機会が多い場合は、イベントに参加しておくと良いでしょう。
MEXCファイナンスメニューの使い方
MEXCのファイナンスメニューで選択できる項目は、以下の通りです。
- ローンチパッド
- Kickstarter
- M-Day
- MX-DeFi
- MX情報
- スロットオークション
- 投票
- MEXCステーキング
- ETH2.0ステーキング
それぞれ順に解説します。
ローンチパッドの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→ローンチパッド」を選択することで、ローンチパッド画面が表示されます。
ローンチパッドとは、IEO(Initial Exchange Offering)の確認・参加が可能なサービスです。IEOは暗号資産取引所で資金調達ができるサービスで、上場前通貨の購入が可能です。
ローンチパッド画面を開くと、現在開催されているIEOが表示されるため、未上場の通貨を購入したい場合に利用しましょう。
Kickstarterの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→Kickstarter」を選択することで、Kickstarter画面が表示されます。
Kickstarterとは、MEXCで上場を目指すトークンに投票できるサービスです。
自身が投票したトークンが目標参加率を達成した場合、投票時に預けた資金は無くなりますが、無料のエアドロップトークンを獲得できるメリットがあります。
もちろん、プロジェクト自体が目標達成に届かない場合は、資金は返金される仕組みです。
M-Dayの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→M-Day」を選択することで、M-Day画面が表示されます。
M-Dayとは、MEXCが指定した銘柄で取引することで、エアードロップを受け取れるイベントです。
イベント自体は無料で参加でき、上場してすぐの注目されている暗号資産を用いてトレードできます。
イベント開催中はMEXCでしか取り扱っていない銘柄も多く存在するため、気になる通貨・トークンがあれば積極的に参加すると良いでしょう。
MX-DeFiの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→MX-DeFi」を選択することで、MX-DeFi画面が表示されます。
MX-DeFiとは、MEXCからDeFiを利用できるサービスです。特定の通貨をDeFiに預けることで、運用分の年利を獲得できます。
ステーキング対象の通貨は7種類以上存在するため、自身の好きな内容を選択肢て参加可能です。
MX情報の使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→MX情報」を選択することで、MX情報画面が表示されます。
MX情報とは、MEXCが独自に発行するトークンXMの情報を確認できる機能です。
XMのバーン数量や流通量などを確認でき、保有者は保有MXのスナップショットなどもチェックできます。
これからXMの保有を考えている場合は、事前に全体のトークン情報を確認しておきましょう。
スロットオークションの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→スロットオークション」を選択することで、スロットオークション画面が表示されます。
スロットオークションとは、MEXCが開催している「Polkadotスロットオークション」に参加できるシステムです。
Polkadotスロットオークションは、DOT・KSMを使ってプロジェクトに投票でき、オークションの報酬を得られます。
また、投票した通貨はロックすれば、現在進行しているプロジェクトのトークンを報酬として獲得可能です。
投票の使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→投票」を選択することで、投票画面が表示されます。
投票とは、MEXCで上場を希望するプロジェクトに対して投票できる機能です。
MEXCで通貨を上場させるためには3つの審査を通過する必要があり、一般ユーザーでも1段階目の投票を行えます。
また、投票した通貨の得票数に応じて報酬を獲得できるため、気になるトークンがあれば投票してみましょう。
MEXCステーキングの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→MEXCステーキング」を選択することで、MEXCステーキング画面が表示されます。
MEXCステーキングとは、現在保有している暗号資産をステーキングできる機能です。
これまで暗号資産の保管方法は、ウォレットやマイニングが主流でしたが、ブロックチェーン技術を用いたステーキングを活用できます。
通貨ごとのオペレーションにステークすることで、指定APYを獲得可能です。
ETH2.0ステーキングの使い方
MEXCのトップ画面から「ファイナンス→ETH2.0ステーキング」を選択することで、ETH2.0ステーキング画面が表示されます。
ETH2.0ステーキングとは、ETH2.0のステーキングを実行できる機能です。
ETH2.0はまだまだ新しい技術であるため、暗号資産としての流動性を高めるため、ステークすることで金利を獲得できます。
ただし、ETH2.0ステーキングを利用するためには、コンバート→BETH取引の手順を踏む必要があるため、獲得前にチェックしておきましょう。
MEXCの入金/出金機能の使い方
ここでは、MEXCで暗号資産の入金・出金機能の使い方について解説します。
入金・出金機能を利用するためには、MEXCのトップページから「ウォレット→概要」の順に進めましょう。
また、MEXCはアカウント登録していなければ、入金・出金機能を利用できないため、トップページの「新規登録」からアカウントを作成しておきましょう。
MEXCの入金可能通貨
MEXCでは、日本円などの法定通貨での入金に対応しておらず、全て暗号資産での対応が必要です。
BTCやETH・USDTなどメジャーな通貨はもちろんのこと、約1,000種類以上の暗号資産の入金に対応しています。
どの通貨を何度入金しても入金手数料は無料ですので、気にすることなく取引資金をウォレットに追加可能です。
ただし、出金時は通貨によって一定の手数料が発生するため、あらかじめ注意しましょう。
MEXCでBTCを入金する方法
MEXCでBTCを入金する際は、ウォレットの概要から「入金」を選択します。
BTCを入金希望通貨として選択すると、入金アドレスとQRコードが表示されるため、表示アドレス宛に送金を実施します。
入金時の注意事項が表示されますので、同意した上で入金を実施すれば完了です。
MEXCでBTCを出金する方法
MEXCでBTCを出金する際は、ウォレットの概要から「出金」を選択します。
出金画面からBTCを選択して、出金先のアドレスや数量を入力します。
各種数値の入力が完了した後は「確認」を選択することで、出金手続きは完了です。
MEXCの使い方に関するQ&A
ここでは、以下3つのMEXCの使い方に関するQ&Aを解説します。
- MEXCはデモトレードが可能ですか?
- 取引手数料を抑えるにはどうしたらいいですか?
- 2段階認証設定は必須ですか?
それぞれの情報を把握しておき、MEXCでスムーズに取引を進めましょう。
MEXCはデモトレードが可能ですか?
MEXCでは、デモトレードの環境を提供しています。
デモトレードはMEXCの「先物取引→デモ取引」から、トレード画面を表示させられます。
また、デモトレードはアカウントにログインすれば、リアルタイムの市場と連動して取引が可能です。
仮想の市場だけではなく、リアルな市場で取引経験を積めるため、初めてMEXCで取引するなら、一度経験しておくと良いでしょう。
取引手数料を抑えるにはどうしたらいいですか?
MEXCで手数料を抑えたい場合は、専用トークンXMの保有がおすすめです。
XMを保有しているだけで、通常の取引コストを20%抑えられます。
さらに、保有しているXMの取引手数料60%を還元してくれたり、一定期間でバーンしてもらえたりします。
XMを保有するメリットは多いため、取引手数料を抑えるためにも、保有を検討してみてください。
2段階認証設定は必須ですか?
MEXCで取引を進める場合、2段階認証設定は必須です。
2段階認証設定ができていないと、アカウントを作成していても入金・出金機能を利用できません。
MEXCの2段階認証設定は、トップページ「セキュリティ」を選択することで、比較的簡単に設定が可能です。
MEXCでスムーズに取引するためも、2段階認証設定は実施しておきましょう。
MEXCの使い方まとめ
以上、MEXCの概要や特徴・取引機能の使い方を解説しました。
MEXCは2020年に運営を開始した、比較的新しい取引所ではありますが、非常に豊富な機能を取り揃えています。
現物・先物取引だけではなく、ファイナンスメニューからDeFiや専用トークンXMの管理が可能です。
MEXCの新規登録は無料で行えるため、気になる人はぜひチェックしてみてください。
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