BitMEX(ビットメックス)などビットコインFXで、ヘッドアンドショルダーやダブルトップ・トリプルボトムなどのチャートパターンはテクニカルで重要な売買サインとなります。
FXで安定して高い利益率を維持するためには、
長い時間足で三尊やダブルトップ・トリプルボトムなどのわかりやすいテクニカルシグナルが発言した時のみロットを上げて勝負に出る、ということを徹底することです。
ヘッドアンドショルダーやダブルトップが成立・不成立によってどちらかに大きく動くことが予見できるとき、どちら方向に動いてもいいように待ち構えるという感じです。
今回はそのダブルトップとダブルボトムのエントリー利確ポイントやダマシ回避方法を解説してみます。
また、ダブルボトム変形パターンであるアダムとイヴ、ドラゴンパターンも紹介します
ダブルトップ・ダブルボトムとは?
ダブルトップ・ダブルボトムは、三尊・逆三尊(ヘッドアンドショルダー)と同じトレンド転換を表す代表的なチャートパターンの一つです。
三尊・逆三尊(ヘッドアンドショルダー)よりも出現頻度が高いです。
ダブルトップ
引用元:投資の教科書
ダブルトップとは高値天井圏で出現しやすいチャートパターンで、相場の天井からのトレンド反転示す売りシグナルです。
ビットコイン価格が天井を付け下落した後に、一度は反発したけれども、上昇継続の勢いはないために前回の高値を超えられずに2つ目の山を形成し再び下落という形のチャートパターンを指します。
ダブルトップは、最初の山(first peak)が形成された後の安値のライン(ネックライン neckline)を割り込んだときに完成し、売りポイント(conservative entry point)になります。
ダブルボトムやダブルトップもこのチャートパターンが出るビットコイン価格の位置で意味合いが変わってきます。
安値圏のダブルボトムは上昇トレンド転換のサインになりますが、高値圏のダブルボトムはダマシになることが多いので注意しましょう。
高値圏のダブルトップは下落トレンドへの転換のサインになりますが、安値圏のダブルトップはダマシになることも多いので注意しましょう。
ダブルボトム
引用元:投資の教科書
ダブルボトムはダブルトップを逆さにしたもので機能もほぼ正反対だと覚えておけばOKです。
底値圏で出現しやく、相場の底を示すトレンド反転の買いシグナルのチャートパターンです。
ビットコインチャートが安値を付けて一旦反発した後、再び下落したが、1回目の安値を割り込むことなく反発して上昇に向かうチャートの形になります。
ダブルボトムは、1回目の安値(first valley)を割り込まず、はじめに反発した時の高値のライン(ネックライン neckline)を突破したところで完成し、買いポイント(conservative entry point)になります。
安値圏のダブルボトムは上昇トレンド転換のサインになりますが、高値圏のダブルボトムはダマシになることが多いので注意しましょう。
ダブルトップ・ダブルボトムのエントリーポイント
ダブルトップ・ダブルボトムのエントリーポイントをまとめます。
- 底値圏のダブルボトムは買いサイン
- 高値圏のダブルトップは売りサイン
- ネックラインの突破や下抜けがパターン成立のサインで売買ポイント
ダブルトップは、最初の山(first peak)が形成された後の安値のライン(ネックライン)を割り込んだときに完成し、売りポイントになります。
ダブルボトムは、最初の安値(first valley)を割り込まず、はじめに反発した時の高値のライン(ネックライン)を突破したところで完成し、買いポイントになります。
ダブルトップ・ダブルボトムの利確ポイント
ネックラインを超え、ダブルトップ・ダブルボトムが成立したところがエントリーポイントとなるのですが、その先どこまで上昇していくのか?利確ポイントの目安の決め方を紹介します。
ダブルトップの利確ポイント
引用元info.monex.co.jp
二番天井を付けたあと反発したライン(ネックライン)の長さと同じ長さ間隔の位置を目標値とおくことが一般的です。
そのほか、直近のトレンドラインや水平線との接触ポイントも利確ポイント(反発しやすいポイント)となります。
2番底を付けたあと反発したライン(ネックライン)の長さと同じ長さの位置を目標値とおくことが一般的です。
ちなみに、ダブルトップやダブルボトムのネックラインは、チャートパターンが成立するまでは強いレジスタンスラインとなりますが、
ネックラインを割ってしまうと、今度は強いサポートラインとなって跳ね返す力になるので意識しておきましょう。
チャートパターン アダムとイヴとは?
ダブルトップ・ダブルボトムの変形パターンに、アダム&イヴ(Adam and Eve Double Bottoms)というユニークな名前のチャートパターンがあります。
少し変わった二番底フォーメーションといえます。
左側の尖った底(谷)がアダム、そして二番目の丸みをおびた底(谷)がイヴです。
ダブルトップなら「逆アダムとイブ」、どっちも尖った谷だったら「アダム&アダム・ダブルトップ」とか呼ぶみたいです。
売買のエントリーポイントは赤丸を突破したところです。
利食いポイントはアダムの底からAまでの距離に相当する価格上昇、もしくは上位足のレジスタンスラインや天井ということになります。
2019年7月末のビットコイン日足レベルでアダム&イヴが確認できました。
アダムとイヴの例
買いのエントリーはAの高値突破の矢印部分で行います。アダムの底からAまでの距離に相当する上昇が望めます。
リスクリワードがわかりやすいですね。
エントリーポイントはアダムとイヴのネックラインを抜けたところになります。
ドラゴン・パターンというダブルボトムの変形
ダブルボトム・トリプルボトムの変形でもう一つ紹介したいのがこのドラゴンチャート。
名前がかっこいいのですぐ覚えられます笑。
このドラゴンチャートは、ドラゴンの尻尾・背中・脚・首(頭)で構成されています、が、ドラゴンをイメージして覚えると忘れません。
チャートが下落傾向の時(ドラゴンの尻尾)、ダブルボトムが形成され(二本脚)、ネックラインを突破をしたところで買いエントリー(ドラゴンの背中~首)、利食いポイントはドラゴンの尻尾の先端というトレード戦術になります。
底値圏で発生したアセンディングトライアングルという形にも見えますね。
下落後にダブルボトムを形成するようだったら、ドラゴンパターンを疑ってみましょう。
ドラゴンパターンは、ビットコインや為替のような比較的流動性の高い銘柄で出現しやすい傾向があります。
※ドラゴンの尻尾は大きく下落している必要はありません。
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシ判定と回避方法
チャートの形が「M」や「W」の字になったら、すべてがダブルトップやダブルボトムと言えるわけではありません。
ダブルトップ・ダブルボトムは基本的にはトレンド転換することを示唆しているので、
高値でのダブルボトム、安値でのダブルトップは機能せずダマシとなる可能性が高いです。
そもそもダブルトップ・ダブルボトムが現れるチャートパターンは、「相場の転換点」を意味するものです。
つまり、大きな上昇(下降)トレンドが発生していることがダブルトップ・ダブルボトムが成立する条件となります。
- 上昇トレンドの時にダブルトップが形成される
- 下落トレンドの時にダブルボトムが形成される
と覚えておきましょう。
上昇トレンドの天井圏で発生するのがダブルトップで、下落トレンドの底値圏で発生するのがダブルボトムです。
チャートがMとかWの形になっていても、トレンドがはっきりと一致しているとき以外は、狭義の意味ではダブルトップ・ダブルボトムとは言いません。
勝率の高いビットコインFXトレードだけを狙い撃ちするのなら、
上昇トレンド時のダブルトップ・下落トレンド時のダブルボトムだけエントリーしましょう。
ネックラインを見つけたからといって、それだけを根拠に闇雲にトレードにエントリーするようでは勝てません。
オシレーター系の指標(RSI、ストキャスティクス、CCI)が買われ過ぎ・売られ過ぎの指標なので相性ぴったりです。
また、ネックラインを活用したトレード戦略で最も強力なのはヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)です。
有名なチャートパターンですが、それだけ役に立つ指標なので必ず覚えておきましょう。
関連記事 Bitmex(ビットメックス)スマホアプリの操作方法はこちらの記事で解説しています。
まとめ
ダブルトップとダブルボトムのエントリー利確ポイントやダマシ回避方法を解説してきましたがいかがでしたか?
ダブルトップは上昇トレンド時の高値圏・ダブルボトムは下落トレンド時の底値圏で真価を発揮するチャートパターンであること、
利確ポイントは二番底・二番天井とネックラインの等距離の位置が目安であることがわかりましたね。
また、「売られ過ぎ・買われ過ぎ」を判断する為のオシレーター系の指標を併用すると相性がいいので使いやすくなると思います。
ダブルトップとダブルボトムの応用形であるヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)は、ネックラインを活用して、エントリーポイントや利益ポイントを読むことができ、期待値も値幅も大きく出るので併せて覚えておきましょう。
BitMEXで他のテクニカルツールを使ったトレード方法もご紹介しています。
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