今回はビットコインFXでも使えるASI(累積スイング指数=Accumulative Swing Index) について使い方を紹介していこうと思います。
.
ASI(累積スイング指数)とは
累積スイング指数、またはASI【Accumulation(=Accumulative) Swing Index】とは、その名の通りSwing Index(※)の値を累積した指標です。
過去の最高価格と最低価格を中・長期間のチャートで分析し、市場の「本当の価格(一時的な価格の乱れを除いた価格ライン)」を描くツールとのことです。
ASIとトレンドラインを組み合わせ、他のテクニカル分析と併用して、特定の市場の長期的なトレンド転換点(ブレイクアウトの可能性)を測定するためのオシレーター系の指標です。
値がゼロ以上であると上昇傾向を示し、値がマイナスだと下降傾向を示します。
- 上昇トレンド:+ASI(0~+100)
- 下落トレンド:-ASI(0~-100)
- レンジ相場:ゼロ付近で推移
ASIは100から-100の範囲で推移するらしいのですが、ビットコインFXでは桁が何やらおかしいっぽい。「特定の市場」以外の銘柄だからかもしれません。
ASIチャートはローソク足チャートよりも単純で滑らかであるため、トレンド分析が容易であり、誤ったブレイクアウトを示しダマシに惑わされにくくなるそうです。
Swing Indexとは、切り上がり(下がり)の動きから真の値動きを抽出するため開発された指標です。
二本の足の始値・高値・安値・終値を用いて算出され、スキャルピングなど短期売買シグナルとして使われています。
ASIを使ったトレード戦術
ASIがトレンドラインを下から上に抜けた時は買いシグナル、トレンドラインを上から下に抜けた時は、売りシグナルとなります。
普通にチャートにトレンドラインを引いて分析したらいい気がしてきましたが、とりあえず続けましょう。
トレンドラインというのは、サブチャートのASIインジケーターの値に引いたサポートとレジスタンスのラインのことです。
チャートのトレンドラインと同様にトレンドラインを引き、ブレイクアウトの確認に用います。
正確に描かないといけないですし、二度手間になっているという欠点があります。
だから一般的には他のテクニカルインディケーターと共に利用するんですね…。
- ASIが下落トレンドの抵抗線を上抜けた時→買いシグナル
- ASIが上昇トレンドの支持線を下抜けた時→売りシグナル
トレンドが強気の場合、ASIはプラスの値になり、トレンドが弱気の場合、ASIはマイナスの値になります。トレンドが無い場合は、ASIは0付近を上下するらしいです。
また、ASIと日足との間にダイバージェンスが示現している場合は、反転サインと見ます。
ASIをTradingViewで表示・設定する使う方法
bybitのチャートツール(TradingView)のインジケーターアイコンをクリックすると使用できるインジケーター一覧が表示されます。Accumulative Swing Indexがあるので選択しましょう。
表示されました。
-100~100の範囲内に収まるはずなんですが、数値がやたらデカくなってしまいますね。
設定の問題かもしれませんし、とりあえずビットコインFXトレードに使うのは私は保留にしておきます。
ASIを削除するには以下のように操作します。
ASIのまとめ
ASI(累積スイング指数)インジケーターをビットコインFXで使う手法をTradingViewで解説、というテーマで記事を書いていましたが、いかがでしたか?
ASIは、インジケーター上にもトレンドラインを描かないと分析が難しいという、二度手間になる欠点があります。
他のテクニカル指標と共に利用するもので、あくまでも補助的な指標です。
スウィングインデックスは特定の種類の市場に固有のものでそれ以外の銘柄では予測ツールとしては特に有用ではないかもしれませんので引き続き調査してみようと思います。
是非他のインジケーターを使ってみてくださいね!
他のテクニカル指標記事
コメント欄