ビットフライヤー(bitFlyer)のビットコインFXが2018年の上昇相場でまたやらかしていました。
トレード画面でSFD剥離5.1%と表示されているが実際には4.9%だと…?
SFD付与目当てでショートエントリーした人が続出。
無意味にビットコインの価格を下げる圧が起きている状態となってしまいました。
注文が約定するまでSFD支払いが分からない
サーバー不調は仕方ないと思いますが、元のSFDルールも相まってやばい状況を作り出しているとのこと。
SFD報酬手数料が注文して約定するまでわからない
※お金がもらえるのか払うのか注文ボタン押してみないとわからない仕様になっている
つまり、BitMEXやBybitでいうところのFunding手数料が、付与されてからじゃないと「貰えたのか・払ったのか」わからないという感じですね。
これではまともにトレードが出来ません。
ビットフライヤーはテイカー(成行注文)手数料無料とはなっていますが、SFD手数料は明らかに悪質であり市場原理をゆがめていると言われても仕方ないと思います。
SFDとは
SFDとは、ビットフライヤーのビットコインFX(bitFlyer lightning)に導入されている価格是正制度です。海外取引所の無期限契約ではFunding cost(資金調達率)がそれにあたるものです。
現物とFXの価格乖離が5%以上(以前は10%以上だった)になった場合、
価格が広がる方向にオーダーが約定したら手数料がとられるという、価格調整制度です。
価格剥離を拡大する方向のオーダー約定の際には、エントリーと決済どちらも徴収されるので、
SFD5~10%での手数料率は0.25%×2回=実質0.5%となります。
bitFlyerのSFDは元本ではなくレバレッジを掛けたポジション金額にかかるので、0.5%とはいえ大きな手数料となります。
約定金額(日本円)に応じた SFD を徴収して、縮小する方向の約定をされたトレーダーにSFD を付与、
例えば、現物で100万円の際に、FX上で115万円で約定された場合、
ビットコインを買い(ロング)ポジションで入った人には、1%の11,500円を徴収し、売り(ショート)ポジションで入った人には11,500円を付与するといった感じです。
ただ、ここで注目してほしいのは、価格剥離方向のポジションの人(この場合はロングの人)は、決済オーダー約定時も11,500円を払うということです。
価格剥離が起きているとき、なぜか剥離拡大方向のポジション決済時のSFD手数料徴収が一回多いのです。
つまり、5%以上の剥離が起きている場合、ビットフライヤー取引所運営が儲かるようになっています。
ここはとても重要な部分なので理解してください。
5%以上の剥離が起きている場合、ビットフライヤー取引所運営が儲かるようになっています。
ビットフライヤーのSFD剥離故障事案
SFD故障の原因は価格取得Tickerの停止?
Tickerというのはリアルタイムに現在価格を表示する機能です。
原因はTickerの配信が停止しているため、Tickerを元に表示している最終更新価格、それを元に算出している乖離値、SFDの各表示がデフォルトのまま固定されていると推測されます。
BF運営もwebsocketのtickで乖離計算して表示してるけど、実際の付与の判定は別のものを参照してる?という遠回りな仕組みにしているとすれば、いろいろ勘ぐってしまいますね。
消費者庁、金融庁への直接の通報は、ビットフライヤーにまた業務改善命令という形で働き掛けてくれるので有効ですよ。
SFDで損をしている人は抗議の声をしっかり届けましょう。投資の世界で泣き寝入りはしたらアカン。
つまり、bFのFX価格が上方剥離している場合には価格が上がりにくく、下方剥離している場合には下がりにくい。
更に5%以上剥離している場合にはSFD発動の関係でその強制力がより強くなる、という考察ができます。
ビットフライヤーは相場操縦行為に該当するか?
以下に相場操縦に該当する行為を挙げます。
1.見せ玉
約定させる意思のない大量の注文発注・取消し
・大量(または複数)の注文を発注し、その後に取消す。
・売付(または買付)後に、大量(または複数)の未約定の買い(または売り)注文を取消す。
2.市場関与率が高い
・出来高の少ない銘柄で売り注文(または買い注文)のほとんどを買付ける(または売付ける)取引を反復する。
・直近の出来高に比べて大量の注文を発注し、買い上がる(または売り崩す)ような取引を行う。
・立会終了間際(大引け間際)に大量の注文を発注する。
3.買い上がり(または売り崩し)注文
・短時間に株価が急騰(または急落)している銘柄について、買い上がる(または売り崩す)ような注文を発注する。
・直近の出来高に比べて大量の注文を発注して、買い上がる(または売り崩す)ような取引を行う
・一日のうちで(または複数日に渡って)反復継続して買い上がる(または売り崩す)ような注文を発注する。
4.高値(または安値)を付ける注文
・当日の高値(または安値)を付ける取引を反復する。 ・高値(または安値)形成後すかさず追随する取引を行う。 ・複数日に渡って反復継続した高値(または安値)を付ける取引を行う。
5.株価を固定させるような注文
・市場の売り(または買い)数量に合わせた買い(または売り)数量の注文を発注する。 ・出来高の少ない銘柄で売り注文のほとんどを買付ける取引を反復する。 ・株価の下支え(または頭押さえ)の効果を持つ大量の注文を発注する。・一日において(または複数日に渡って)株価を下支える(または頭を押さえる)ような反復継続した注文を発注する。
・下値(または上値)の大口指値注文の一部を順次高く(または低く)変更する。
6.終値関与
立会終了間際の注文。
・立会終了時を含む特定の時間帯において大量の注文を発注する。
・当日の(または複数日に渡っての)立会終了時を含む特定の時間帯において反復継続した注文を発注する。
・複数日に渡って反復継続した引け成り注文を発注する。
7.仮装・馴合い売買
・一日の内に頻繁に売り、買い注文を発注する。
・特定の顧客との間で継続して対当する売買を行う。
風説の流布
ある特定の株式の相場変動を図ることを目的として、証券取引や上場会社等に関する事実関係の確認されていない情報や合理的な根拠に基づかないうわさをインターネットの掲示板等の媒体を利用して流布することをいいます。
何故ならこのような行為を規制する法律などがまだどの国にもないから、仕手のやりたい放題になっているのです。
こんな悪質な風説の流布もある
価格操作は日常茶飯事で起きています。
例えば、先日の山本一郎氏によるビットフライヤー営業停止ニュース。
これ嘘でした。誰かこの人を通報した方がいい。
便乗してICOスキャムアカウントが「ビットフライヤー営業停止!」と言い切っていました。
もちろんツイートは削除済みのようですが、明らかにアウトです。
このような輩が逮捕されるように今から法律が整うことになるでしょう。
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SFDに関するまとめ
ビットフライヤー(bitFlyer)ビットコインFXのSFD剥離の手数料が割高で市場に影響する説というテーマでビットフライヤーのSFDに関する不具合とツイートなどをまとめてみました。
ビットフライヤーのビットコインFXは明らかに何かがおかしい(時期がありました)。
現時点で日本のビットコインFX取引所のシェアは一位なので何とか改善して健全な運営をしてほしいと願っているファンも多くいるでしょう。
しかし、初心者ユーザーが闇雲にお金を落としてくれるうちは何も変えられないかもしれません。
「改善しないと客が離れる」と危機感を持ってもらうこと、その為には一時的な非難もやむを得ないのではないでしょうか。
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