今回は、国内で唯一の「仮想通貨取引所とNFTマーケットが一体化した」マーケットプレイスである「Coincheck(コインチェック)NFT(β版)」の使い方について解説します。
- Coincheck NFT(β版)の始め方を知りたい
- 取り扱っているNFTやサービス内容を知りたい
- NFTの買い方や出品方法を具体的に教えてほしい
このような方は必見です。
Coincheck NFT(β版)の特徴や始め方、NFTの購入方法、出品・販売方法まで詳しく紹介しますので、初心者の方でも迷わずに利用できるようになります。
さっそく使い方を知りたい方は「Coincheck NFT(β版)の始め方」へどうぞ
Coincheck NFT(β版)とは?
Coincheck NFT(β版)は、国内大手仮想通貨取引所「Coincheck(コインチェック) 」が運営するNFTマーケットプレイスです。
コインチェックの口座を持っている人であれば、会員専用アカウントからワンストップで利用できるようになっています。
マーケットプレイス内では、NFTの購入・出品および保管が可能です。
2021年3月24日にサービスを開始して以来ユーザー数は増え続けており、2022年1月末時点で7.8万人を超えています。(参考:Coincheck 公式サイト)
Coincheck NFT(β版)の基本情報を以下にまとめました。
名称 | Coincheck NFT(β版) |
---|---|
対応チェーン | イーサリアム |
トークン規格 | ERC-721 |
対応通貨 | BTC、ETH、 MONA、 LSK、XRP、 XEM、LTC、BCH、 XLM、 QTUM、 BAT、IOST、ENJ、OMG、PLT、SAND |
取り扱い タイトル |
(2022年8月時点) |
NFTについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
NFTの取引にかかる手数料について
Coincheck NFT(β版)のNFT取引にかかる手数料はこちらです。
NFT購入・出品時 | 無料 |
---|---|
NFT入庫時 | 無料 ※ネットワーク手数料(GAS代)はユーザー負担 |
NFT売却時 | 販売価格の10% |
NFT出庫時 | 0.01ETH~0.16ETH(変動手数料制) |
NFTの購入・出品は手数料無料で利用できます。
後ほど詳しく解説しますので、安心してください。
スマートフォンのアプリはAndroidのみ対応
Coincheck NFT(β版)はCoincheck の専用アプリを経由して利用する仕組みです。
現在はAndroid版のCoincheck アプリのみ対応しています。
アカウントにログインし、メニュー覧から「Coincheck NFT」を選択するとウェブビューで利用可能です。
iOS(i Phone)に関しては今後対応が予定されています。
- Coincheck NFT(β版)を利用するには、Coincheck に口座開設および会員登録が必要です
- スマホアプリからは一部利用できない機能(NFTの入庫)があります
Coincheck NFT(β版)4つの特徴
ここからは、Coincheck NFT(β版)の特徴を4つ紹介していきます。
他のマーケットプレイスと比較しても「使いやすい」と感じるポイントですので、参考にしてください。
- Coincheck のアカウントからすぐ利用できる
- NFTの購入・出品時のネットワーク手数料が無料
- 決済に利用できる仮想通貨は16種類
- 専用ウォレットで資産を安全に管理できる
順番に解説します。
1.Coincheckのアカウントからすぐ利用できる
Coincheckに口座開設すると、会員専用アカウントから「Coincheck NFT(β版)」にアクセスできるようになります。
Coincheckアカウントにログイン後、トップ画面左下にある「Coincheck NFT(β版)」から利用可能です。
最初にアクセスした際に表示される「利用規約」に同意するだけで、他に手続きはありません。
個人情報の入力や本人確認認証などを二重に行う必要がないため、ワンストップで利用できるのが魅力です。
2.NFTの購入・出品時のネットワーク手数料が無料
マーケットプレイス内におけるNFTの購入・出品はネットワーク手数料無料で行うことができます。
取引履歴がブロックチェーン上に記録されない「オフチェーン取引」が利用できるためです。
一般的に多くのNFT取引は「イーサリアム」と呼ばれるブロックチェーン上のプラットフォームで行われており、ネットワーク手数料(GAS代)が発生します。
- GAS代はトランザクション(取引)発生時に毎回かかる
- 変動手数料制で、取引の時間帯や取引需要などに影響を受ける
- 取引のタイミングによって数百円~数千円と幅がある
昨今のNFTブームもあり、イーサリアムのプラットフォーム利用者数が大幅に増加していることから、GAS代も高騰しています。
Coincheck NFT(β版)ではGAS代を気にせずNFTを売買できるため、取引のタイミングに悩む必要がありません。
3.決済に利用できる仮想通貨は16種類
NFT購入時の決済には、Coincheckで取り扱っている仮想通貨のほとんどの銘柄が利用できます。
現在、決済に対応している通貨は以下の16種類です。
XLM、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、OMG、 PLT、SAND
※ETC、XYMは対象外
※順次追加予定
多くのNFTマーケットプレイスにおける決済は、イーサリアムを含む数種類の通貨に限定されています。
Coincheck NFT(β版)では、出品者が決済に使用する通貨を自由に指定することが可能です。
4.専用ウォレットで資産を安全に管理できる
マーケットプレイス内のNFT売買は、CoincheckのNFT専用ウォレットを介して行われるため安全に取引できます。
MetaMask(メタマスク)などの外部ウォレットに接続するのは「NFTの入庫および出庫の際」に限られており、ハッキングや情報漏洩のリスクを最小限に抑えられるシステムです。
運営元のCoincheck はセキュリティ対策を厳重に行っており、ログインの2段階認証やSSL暗号化通信など徹底しています。
顧客の資産は厳重に管理されており、安心して利用できるといえるでしょう。
Coincheck NFT(β版)の始め方
それでは、Coincheck NFT(β版)を始める具体的な手順を解説していきます。
始め方の手順は以下の4ステップです。
- Coincheckで口座開設してアカウントを作成する
- Coincheck NFT(β版)にログインする
- MetaMask(メタマスク)をインストールする
- MetaMaskをCoincheck NFT(β版)に接続・連携する
一つずつ解説します。
1.Coincheckに口座開設してアカウントを作成する
Coincheck NFT(β版)を利用するには、Coincheckに口座開設し会員登録(アカウント開設)が必要です。
まだ口座を持っていない方はCoincheck公式サイトから手続きを行ってください。
「会員登録」をクリックして手順に従って進めれば簡単にできます。
口座開設が完了したら、都合の良いタイミングで通貨を購入しておきましょう。ちなみに、筆者はNFTの価格を確認してから必要な分の仮想通貨を購入しました。
2.Coincheck NFT(β版)にログインする
Coincheckのアカウント開設が完了したら、Coincheck NFT(β版)に早速アクセスしてみましょう。
手順は以下のとおりです。
- Coincheck公式サイトから会員アカウントにログイン
- アカウント内からCoincheck NFT(β版)にアクセス
- 「利用規約」に同意して利用開始
今回はWebからのアクセス手順を紹介します。
まずは、Coincheck公式サイトの「ログイン」をクリックし、「取引アカウント」を選択します。
「メールアドレス」と「パスワード」、「チェックボックス」にチェックを入れて「ログイン」をクリックしてください。
認証アプリに表示された数字を入力し、「認証する」をクリックします。
Coincheckのアカウントトップ画面に移りますので、左下の「Coincheck NFT(β版)」を選択してください。
表示されている利用規約にすべて目をとおします。
問題がなければ「同意してサービスを利用する」をクリックして完了です。
Coincheck NFT(β版)のトップ画面が表示されます。
3.MetaMask(メタマスク)をインストールする
続いて、Coincheck NFT(β版)にWebウォレットのMetaMask(メタマスク)をインストールします。
Coincheck NFT(β版)以外で保有しているNFTの入庫(取り込み)や、NFTの出庫(取り出し)に必要となります。
MetaMaskについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
以下の手順でMetaMaskのインストールを進めましょう。
Coincheck NFT(β版)内の「マイページ」を開き、「MetaMaskをインストール」をクリックします。
「ブラウザにMetaMaskをインストールする」という画面がでますので、インストールしたいデバイスを選択してください。
ここでは「Google Chrome」を選択した場合の手順を紹介します。
「Chromeに追加」を選択。
「拡張機能を追加」をクリックします。
MetaMaskにようこそ、と出てくるので「開始」をクリックします。
「ウォレットを作成」をクリック。
「MetaMaskの品質向上へのご協力のお願い」の内容を確認し「同意する」をクリックします。
パスワードを作成し、利用規約に同意して「作成」をクリックします。
ウォレットの保護と説明動画が表示されます。
動画の音声は英語ですが、右側に日本語でシークレットリカバリーフレーズについての解説がありますので確認しましょう。
内容を確認したら「次へ」を選択してください。
「鍵マーク」をクリックすると「シークレットリカバリーフレーズ」が表示されます。
表示されたフレーズをメモして「次へ」をクリック。
メモをとったシークレットリカバリーフレーズを確認しながら、画面に表示されるフレーズを順番にクリックしていきます。
すべて選択したら「確認」をクリックしてください。
「すべて完了」をクリックします。
Coincheck NFT(β版)のマイページに戻り、「MetaMaskに接続」と表示されていればインストール完了です。
4.MetaMaskをCoincheck NFT(β版)に接続・連携する
インストールしたMetaMaskをCoincheck NFT(β版)に接続して連携します。
マイページに表示されている「MetaMaskに接続」をクリックしてください。
接続先がCoincheckのアドレスであるか確認して「接続」をクリックし、続いて表示される「署名」を選択します。
Coincheck NFT(β版)のマイページに戻り、表示されているMetaMaskが「接続中」になっていれば連携成功です。
お疲れさまでした。
Coincheck NFT(β版)の使い方(NFTの買い方)
ここからは、Coincheck NFT(β版)に出品されているNFTの購入方法を解説します。
以下の流れで手続きが可能です。
- Coincheck NFT(β版)にアクセスする
- マーケットプレイス内の商品一覧からNFTを探す
- 欲しいNFTをクリックする
- 内容を確認して購入・決済する
順番に説明していきます。
Coincheck NFT(β版)にアクセスし、トップページのタイトル一覧や新着入庫順一覧から購入したい商品を探します。
キーワード検索もできます。
購入を希望するNFTが見つかったらアイテムをクリックし「購入確認」を選択してください。
購入内容の確認画面に移ります。
購入価格や支払い通貨を確認し、問題なければ「購入」をクリックして完了です。
コインチェックの口座に保有している仮想通貨からその場で自動決済されます。
購入したNFTはCoincheck NFT(β版)のマイページ「アイテム」内から確認可能です。
Coincheck NFT(β版)の使い方(NFTの出品・販売方法)
続いて、Coincheck NFT(β版)でNFTを出品・販売する方法を解説します。
出品には2種類のやり方があり、手順が異なる部分があります。
- Coincheck NFT(β版)で購入したNFTを出品する
- Coincheck NFT(β版)以外で保有しているNFTを入庫して出品する
それぞれ見ていきましょう。
Coincheck NFT(β版)で購入したNFTを出品する
Coincheck NFT(β版)で購入したNFTの出品方法はとても簡単です。
以下の手順にそって進めてください。
Coincheck NFT(β版)にアクセスし、マイページの「アイテム」内に保管しているNFTから売りたいものを選択します。
アイテムをクリックし「出品」を選択します。
出品の編集画面に移りますので「受け取る通貨」を選択し「出品金額」を入力しましょう。
出品金額を入力すると、すぐ下に販売手数料と販売利益が表示されます。
確認の上「出品」をクリックして手続き完了です。
Coincheck NFT(β版)以外で購入したNFTを入庫して出品する
他のマーケットプレイスで購入したNFTを出品・販売するには、MetaMaskからCoincheck NFT(β版)への入庫(取り込み)が必要です。
Coincheck NFT(β版)に入庫後、マイページから出品する流れとなります。
以下が手順です。
- Coincheck NFT(β版)にアクセスする
- マイページの「MetaMaskから入庫する」を選択する
- 入庫するNFTのタイトルを選択し、Token IDを入力する
- 「入庫」ボタンを選択する
Coincheck NFT(β版)にアクセスし、マイメージの「MetaMaskから入庫する」をクリックします。
「入庫するNFT」を選択し「Token ID」を入力します。最後に「入庫」をクリックして完了です。
入庫したNFTアイテムはマイページの「アイテム」欄に表示されます。
この後の出品の流れは「1.Coincheck NFT(β版)で買ったNFTを出品する」と同様です。
Token IDがわからない場合は「miime(ミーム)」や「Etherscan(イーサスキャン)」から確認できます。
miimeでToken IDを確認する場合の手順
- miimeにログインしてマイページを開く
- アイテム一覧からCoincheck NFT(β版)に入庫したいNFTを選択
- miimeのNFT出品ページに戻り、アイテム情報に表示される「トークンID」を確認する
EtherscanでToken IDを確認する場合の手順
- MetaMaskを開く
- 入庫したいNFTアイテムのトランザクションを選択する
- 右上に表示される矢印をクリックする
- Etherscanに移動するので「Tokens Transferred」に記載されているToken IDを確認する
Coincheck NFT(β版)の使い方(NFTの出庫方法)
Coincheck NFT(β版)に保管しているNFTカードやアイテムをゲームで利用する場合は、MetaMaskへの出庫(転送)が必要です。
以下に手順を紹介します。
Coincheck NFT(β版)にアクセスしてマイページを開き、アイテム一覧から出庫したいアイテムをクリックしてください。
アイテム確認画面の右側に表示される「出庫」をクリックします。
出庫申請画面で「出庫先」を選択し、「出庫」をクリックすれば完了です。
出庫先の登録が必要な場合は「出庫先の編集」から行うことができます。
Coincheck NFT(β版)の取り扱い商品について【ジャンル別】
Coincheck NFT(β版)では、おもに以下のジャンルのNFTを取り扱っています。
- NFTトレーディングカード
- メタバース(仮想空間)
- NFTアート
- NFTデジタルファッション
現在取り扱っている10種類のタイトルをジャンルごとに紹介していきます。
どのようなアイテムがあるのかイメージがわくと思いますので、NFT購入時の参考にしてください。
NFTトレーディングカード
ブロックチェーンを活用したNFTゲームで利用できるカードや、人気アイドルグループのカードコレクション(NFTトレカ)が購入できます。
タイトルはこちらです。
- CryptoSpells(クリプトスペルズ)
- Sorare(ソラーレ)
- NFTトレカ(SKE48)
それぞれ見ていきましょう。
『CryptoSpells(クリプトスペルズ)』
2019年6月25日にリリースされた日本初のNFTトレーディングカードゲームです。
リリース初日の売上金額は600ETH(約2,000万円)を記録するほど人気が爆発しました。
仕組みは従来のカードゲームと同じです。
プレイヤー同士でカードバトルを行い、報酬やレアカードの獲得を目指します。
Coincheck NFT(β版)では、100万円以上の価格で出品されているレアカードもあります。
「MyCryptoHeroes(マイクリ)」など別のNFTゲーム内でも使える点や、オリジナルカードが発行できる点も魅力です。
『Sorare(ソラーレ)』
現実世界で行われるサッカーの試合戦績が反映されるNFTトレーディングカードゲームです。Coincheck NFT(β版)ではJリーグや海外リーグに所属している選手のカードが購入できます。
好きな選手を集めてチームを編成し、他のユーザーとスコアを競い合って上位に入ると報酬やレアカードの取得が可能です。
2019年にフランス企業がリリースし、現在までに世界280のクラブチームと提携しています。
アイドルグループ『SKE48』のNFTトレカ
人気アイドルグループ「SKE48」のコンサートやイベント開催時のメンバーの姿を収めたNFTトレカです。
カードごとに固有の画像や音声、動画等のデータが組み込まれています。
『CryptoSpells(クリプトスペルズ)』とのコラボも話題を集めました。
コレクションするだけでなく、ゲーム内のカードバトルで使って楽しめます。
メタバース(仮想空間)
メタバース空間で使えるアバターやアイテムなどが購入できます。
Coincheck NFT(β版)で取り扱っているタイトルは次のとおりです。
- The Sandbox(サンドボックス)
- Otherside(アザーサイド)
- Meebits(ミービッツ)
- Decentraland(ディセントラランド)
一つずつ紹介します。
メタバースについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
『TheSandbox(サンドボックス)』
サンドボックスはメタバース空間でプレイするNFTゲームです。
メタバース空間内は166,464個の土地で構成されており、Coincheck NFT(β版)では「LAND」と呼ばれる土地が購入できます。
ゲーム内ではオリジナルのゲームやアバターの作成もできるなど、ユーザー主導でプレイできるのが魅力です。
2022年3月には大手ゲームメーカー「SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)」と提携を結んだことでも話題となりました。
『Otherside(アザーサイド)』
世界で爆発的な人気を誇る、猿をモチーフとしたNFTコレクション「BAYC」を手がけたYuga Labo社がリリースした新しいメタバースプロジェクトです。
RPGゲームフィールド内は20万区画の土地で構成されており、Coincheck NFT(β版)では「Otherdeed」と呼ばれる土地が購入できます。
2022年4月30日のサービス開始日だけで55,000区画(1個約75万円)の土地が完売し、大きな注目を集めました。
2022年7月からは「Oasis MARS(オアシス・マーズ)」と呼ばれるメタバース都市を制作するプロジェクトも開始されています。
『Meebits(ミービッツ)』
引用元:meebits公式サイト
ドット絵で有名な「CryptoPunks(クリプトパンクス)」を手がけたLarva Labs社が2021年5月にリリースしたNFTコレクションです。(2022年3月にYuga Labs社が権利を取得)
豚やスケルトン、ロボット、人間などの3Dボクセルのキャラクターは「Meebits(ミービッツ)」と呼ばれ、メタバース空間でアバターとして利用することができます。
コレクションは2万体限定となっており、レア度によりキャラクターの価値が変動します。
アニメーションソフトに取り込むと動かすこともできるなど、自由度の高いアバターです。
Coincheck NFT(β版)ではいくつかのアバターが出品されています。
『Decentraland(ディセントラランド)』
カリフォルニアを拠点とする非営利団体「Decentraland Foundation」が手がけており、2015年から開発が始まった歴史の長いメタバースプロジェクトです。
ユーザーはメタバース空間内を自由に探索したり、ゲームやコンサートに参加するなど現実世界と同じようにすごせます。
Decentralandは90,000区画の土地で構成されており、Coincheck NFT(β版)では「LAND」と呼ばれる土地の購入が可能です。
メタバース空間内では購入したLANDに建物や施設を建てるなど、カスタマイズすることもできます。
NFTアート
Coincheck NFT(β版)では現在2タイトルのNFTアートを取り扱っています。
- Generativemasks(ジェネラティブマスクス)
- Art Blocks(アートブロックス)
それぞれの詳細を紹介します。
『Generativemasks(ジェネラティブマスクス)』
引用元:Generativemasks
ジェネラティブアートと呼ばれる、アルゴリズムなどコンピュータープログラムからランダムに作り出されるデジタルアート作品です。
クリエイティブコーダーの高尾俊介氏らが手がけており、2021年8月に発売された10,000点の作品は2時間で完売するなど人気を集めています。
リロードするたびにさまざまな表情のマスクが生み出される仕組みが特徴的です。
Decentralandのメタバース空間で展示することもできます。
『Art Blocks(アートブロックス)』
引用元:ArtBlocks
プロジェクション・マッピングアーティストのErick Calderon(エリック・カルデロン)が手がけるジェネラティブアートのプラットフォームです。
クリエイターが設定したテーマ(アルゴリズムやプログラム)にそって作品がランダムに作り出され、購入時に色や背景などデザインが完成します。
一見するとシンプルなアート作品群に見えますが、2021年には6億円を超える価格で購入された作品も出現するなど、大きな可能性を秘めています。
Thesis: we like the Goose. pic.twitter.com/RBI9Axuvac
— Zhu Su (@zhusu) August 27, 2021
Coincheck NFT(β版)でもさまざまなデザインのアートが出品されています。
NFTデジタルファッション
メタバース空間でアバターに着用させることができるNFTデジタルファッションアイテムを取り扱っています。
『Joyfa(ジョイファ)』
引用元:Joyfa
最先端のCG技術を活用したNFTデジタルファッションアイテムのコレクションです。
AR技術を活用し、自分の写真を使ってデジタル上で試着が出来たり、メタバース空間でアバターに着せたりといった楽しみ方ができます。
2022年2月には東京オリンピックで歌手のMISIAさんの衣装を手がけたファッションブランド「TOMO KOIZUMI」と提携し、カラフルなバーチャルドレスをリリースして話題となりました。
Coincheck NFT(β版)では、TOMO KOIZUMIデザインのバーチャルドレスやJoyfaのスニーカーが出品されています。
Coincheck NFT(β版)の注意点
Coincheck NFT(β版)はNFTの購入・出品が手数料無料で行える便利なマーケットプレイスですが、注意点もあります。
マーケットプレイス内で売買できるNFTは「Coincheck NFT(β版)で取り扱いがあるタイトルに限られる」ということです。
他のマーケットプレイスで購入したNFTを何でも自由に売買できるわけではありませんので、注意しましょう。
また、タイトルにより売買できるNFTに制限があるものがありますので、事前に確認しておくと安心です。
NFT売買に制限があるタイトルは以下となります。
- CryptoSpells(クリプトスペルズ):「カードのみ」
- The Sandbox(サンドボックス):「LANDのみ」
- Decentraland(ディーセントランド):「LANDのみ」
- Otherside(アザーサイド):「Otherdeedのみ」
- Joyfa(ジョイファ):「ドレス、スニーカーのみ」
取り扱いタイトルやアイテムは今後も拡充が予定されています。
Coincheck NFT(β版)のトップページには、取り扱いタイトルとあわせて「最新情報」も更新されますので、こまめにチェックしていきましょう。
Coincheck NFT(β版)のNFTで収益を得る方法
最後に、Coincheck NFT(β版)で購入したNFTで収益を得る方法について紹介します。
NFTは保有しているだけでも唯一無二の価値を持つのはもちろん、資産としてうまく運用することで利益を得られる可能性があります。
初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
NFTゲームのアイテムを売買する
Coincheck NFT(β版)ではNFTゲームのアイテムやトレーディングカードを多く取り扱っています。
すべてのアイテムはデジタル資産として価値を持ち、ユーザー間で自由に売買が可能です。
NFTゲームの中にはプレイすると報酬がもらえたり、アイテムのレアリティが高まったりと、楽しく遊ぶだけでも資産価値が高まるものもあります。
NFTの価値は時間や需要の高まりに応じて変動するため、価値が上昇したタイミングで売却することで利益を得られます。
メタバース市場への投資
メタバースプロジェクト関連のタイトルに力を入れているのもCoincheck NFT(β版)の特徴です。
メタバース市場は今後ますます拡大していくと予想されており、世界有数の技術調査・アドバイザリー企業Technavioが発表した「金融分野のメタバース市場に関する予測と分析レポート」によると、
2026年までに同市場のシェアが約6.7兆円(503億7,000万ドル)に拡大し、今後5年間、年平均成長率20.93%で市場の成長が加速する
(引用:COINPOST)
と分析されています。
メタバース空間内で使えるアバターやアイテムは今後価値の上昇が見込めるのはもちろん、メタバースに関連する仮想通貨に投資しておくことで後々利益につながる可能性があります。
NFTアートを売買する
NFTアートは2021年頃から爆発的な人気を集めており、高値で購入される作品も数多く存在しています。
アメリカのデジタルアーティスト「Beeple」によるNFTアート作品『Everydays: the First 5000 Days』は約75億円で落札され、デジタルアート史上最高額を記録しました。
Coincheck NFT(β版)で取扱いのある「Art Blocks」「Generativemasks」はすでに知名度も人気が高く、高値で取引されています。
「Art Blocks」
Automatism #380 sold for 3.75 ETH ($6,643) https://t.co/BG8rzaE4pH pic.twitter.com/S7p7JzRKOA
— Art Blocks (Bot) (@artblocks_bot) August 8, 2022
「Generativemasks」
https://twitter.com/NFTTrack/status/1512613266576400389?s=20&t=kcIw-J2BpEqfX3ZclcFB-g
将来的に需要が高まりそうな作品を購入しておくと、作品のファンやコレクターに高い価格で購入してもらえる可能性が生まれます。
Coincheck NFT(β版)の使い方まとめ
本記事ではCoincheck NFT(β版)の使い方について解説しました。
- Coincheck のアカウント内からワンストップで利用できる
- NFTの購入・出品時のネットワーク手数料が無料
- 決済には16種類の仮想通貨が利用できる
- 10種類のNFTタイトルを取り扱っている
8月3日にマネックスグループが開示した決算報告書(第1四半期4月〜6月分)からは、CoincheckのNFT事業が好調であることがわかります。
NFTの取引サービスを含む「その他事業」の収益は、前年同期の5.67億円から8.18億円に増加。Coincheck は、NFTを活用したメタバースゲームの「The Sandbox」と「Decentraland」で、メタバース上の都市開発を加速化して、NFT事業の収益拡大を図っている。
(引用:coindeskJAPAN )
NFTゲームやメタバースを中心に、更なるコンテンツの充実と新しいサービスの拡充などが期待できます。
国内のNFTマーケットの最先端であるCoincheck NFT(β版)をとおして、魅力あふれるNFTの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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