coinlib(コインライブラリー)というサイトをご存知でしょうか?
下記画像のような、今現在の円やドル、テザーなどがどの仮想通貨に流れているかという分かりやすいマネーフローが見られるサイトです。
先日もNEMの流入元が日本円であることを調べるのに役立ちました。
大変使いやすく多機能なサイトで、ビットコインFXトレードにも大いに役立つのでご紹介します。
coinlib(コインライブラリー)とは
coinlibの読み方はコインリブ、ではなく、コインライブラリーらしいです。パナマにあるみたい。
仮想通貨別の時価総額や出来高のランキング、どの通貨から購入され、どこに流れていっているのかという分かりやすいフローチャート、取引量の取引所別の割合、どの法定通貨での保有量が多いのか、などなど本当にたくさんの情報が公開されています。
中華系取引所のFatbtcやLBankは去年Bitwiseが米SECに提出した資料で出来高水増しを指摘されています。
海外のサイトなので、役に立つ機能や使い方を解説していきます。
coinlibの機能①仮想通貨の詳細情報
トップページの「COINS」もしくは通貨をクリックするとこのようなページに移行します。(ここではBitcoinを例にした)
通貨のチャート
赤枠のところを選択すると、その期間でのチャートが表示されます。時間足ではないです。
通貨の概要
その通貨のランキング順位や採用しているアルゴリズム、主要な関連サイトなどが表示されています。
通貨の注目度
その通貨がReddit(アメリカの大手掲示板)や開発などでどれだけ注目されているかの度合いを知ることができます。
通貨のテクニカル分析
これは面白い機能です。
テクニカル指標・RSI、CCI、ストキャスティクス、究極オシレーター、ウィリアム%R、モメンタム、移動平均線の採用している日別に基づいた売買シグナルを一覧表示しています。
この表を見れば、テクニカル分析がわからない人でも、テクニカルトレードが可能かもしれません。(信憑性は不明だが)
いまのところ、とにかく売りサインしか出ていませんね笑
ニュースとマネーフロー
ニュースは、その通貨にかかわるTwitterなどのハッシュタグから抽出しているようです。
マネーフローは、このサイトで最も便利な機能です。通貨別にこれが表示されているのですから参考になりますね。
通貨の取引所別出来高と通貨含有割合のグラフ
左の円グラフでは、その通貨現物の取引所の出来高ランキングがわかります。一位はBitZ、二位はBinance(バイナンス)となっていますね。
右の円グラフでは、その通貨がどの通貨から最も買われているのかわかります。表によると、USDT、ETH、次いでLTCとなっています。
coinlibの機能②取引所に関する詳細情報
トップメニューの「EXCHANGES」から取引所別のデータ情報を見ることができます。世界の主要取引所はもちろん、bitFlyerやZaifのページもありました。
取引所のデータが丸裸になっています。
取引所の以下のデータがわかります。
- 取扱通貨の出来高ランキング
- 24時間の出来高推移(Total Volume)
- 24時間のマネーフロー
- 取引所に関するニュース(Twitterなど)
- 取扱全銘柄の価格・増減率・出来高一覧
Binanceなんかはアルトコインが100種類以上あるのでデータが膨大ですが、bitFlyerを見てみるとJpyとBTCがほとんどなのでシンプルです。
是非見比べてみてくださいね。
その他の機能は会員登録が必要
会員登録したら使えるようになる機能は以下のようなものがあります。
- 異なる通貨を比較・解析するツール
- ポートフォリオ機能
- アラート機能
など。会員登録は簡単なので興味がある人はやっちゃいましょう。
coinlibの登録方法
右上の方にある「register」から登録します。facebookなどのSNS連携で登録できるので私はそれで登録しました。
あとはユーザーネームを決めるだけです。
coinlibの機能③仮想通貨同士の比較
例えば、イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)など任意のペアの詳細な比較ができます。
メニュー「COMPARE」をクリック、START~をクリック。
以下のような比較一覧を見ることができます。
- 設定期間の価格増減率の比較チャート
- 設定期間の出来高比較チャート
- 設定期間の時価総額比較
- 時価総額ランキング順位推移比較
- 仕様・開発・コミュニティの並行情報
リップルとイーサリアムの比較ではピンと来ないかもしれませんが、マイナーなアルトコイン同士の比較なんかは興味深い結果がわかると思います。
coinlibの機能④ポートフォリオ機能
保有している通貨の管理をすることができます。
メニューの「PORTFOLIO」→「ADD COIN」から保有通貨を追加していきましょう。
このポートフォリオ機能はcoinlibのアプリと共有することができるので、ブラウザからの利用よりかはアプリ向きの機能でしょうね。
後ほど説明しますがcoinlibのスマホアプリは高機能で使いやすいのでオススメです。
coinlibの機能⑤仮想通貨の価格アラート機能
価格アラートツールまであります。
通貨が設定価格に達したとき、登録メールアドレスにアラートメールが送信されます。
メニューの「TOOL」→「Alert」から設定できます。(USDのみ対応)
設定価格だけでなく、価格変動率などでのアラートも設定できるので使いどころがありそうです。absの意味はよくわからないです。
coinlibの機能⑥最も条件の良い価格の取引所検索
例えば、ビットコインが世界中の取引所の中で、より高価格で売ることができるところをランキングで表示することができる。
日本人が使えなかったり、出来高(流動性)があまりない取引所だったりすることが多いが、どこの取引所が高くなりがちなのかができるしアービトラージする隙をつくことができる可能性を探すことができるのはいいですね。
メニューの「TOOL」→「Best price explorer」をクリック。
通貨や含めない取引所などを設定して「UPDATE」をクリックして検索します。
かなりマニアックな取引所&ペアなども出てくるので、設定の調整が必要でしょうが、面白い機能です。
coinlibの機能⑦仮想通貨市場全体の把握(Global Chart)
Global Chart(グローバルチャート)はとても便利なのでオススメの機能です。(これは会員登録なしで見れる)
仮想通貨市場の時価総額だけでなく、
- ビットコインドミナンス(時価総額におけるビットコインの割合)
- 法定通貨(もしくはペグ通貨)の仮想通貨市場へのフローチャート
が見れるというのがポイント高いです。
Twitterで誰かが載せているのを見たことがあるかもしれません。
Bitcoin dominance(ビットコインドミナンス)
トレードで重要な指標だという人もいる、Bitcoin dominance(ビットコインドミナンス)を見ることができます。
仮想通貨市場全体のマネーフロー
仮想通貨市場に流入している法定通貨、ペグ通貨の流れがわかります。
たとえば、米ドルや日本円、ユーロがどれだけ影響力を持っているのか、どのように変化してきているのかを見ることができます。24時間内でしか見れないのが唯一マイナスポイントでしょうか。
時価総額トップ20通貨のグラフ
こういうグラフもあって分かりやすいですね。
coinlibその他の機能
通貨のliquidity(流動性)
仮想通貨の流動性の高いもの・低いものの割合を円グラフで表示します。全体的に流動性が低いコインが多いという結果が以下の画像では示されています。
Cryptocurrency converter(計算ツール)
仮想通貨→別の仮想通貨に変えたときの通貨数量を表示する計算ツールです。
Historical Snapshot
これは指定した日にちでの仮想通貨情報一覧ページを表示するという面白い機能です。
以下は2013/5/6のスナップショットです。
このころは仮想通貨も10種類しかなかったらしいです!
APIやウィジェットも用意されている
APIやウィジェットも提供していて、サイトに埋め込んだりすることもできます。
知識がなくても使えるようになっています。
coinlibアプリの使い方
coinlibはアプリも充実しています。
iphoneならappstoreで、androidならgoogle playで「coinlib」と検索すればアプリが出てきます。
基本的な使い方はブラウザ版と同じですが、ポートフォリオ機能が使いやすいのでいいですね。
コインライブラリーのまとめ
coinlib(コインライブラリー)の使い方を詳しく解説してみましたがいかがでしたか?
予想より情報が多くて、記事を書くのにも時間がかかりました。
とにかく多機能でかつ便利なのでビットコインFXをする人も仮想通貨の現物トレードをする人もみんな使った方がいいと思います!
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