Kucoin(クーコイン)は、約600種類以上の仮想通貨を取り扱っており、他の取引所にはない多数のアルトコインが存在します。20以上のコミュニティが存在し、200種類以上の言語に対応しているため、世界中でユーザー数が急増しています。
- 「Kucoinって取引にどれくらい手数料がかかるの?」
- 「Kucoinの手数料って他の取引所と比べるとどうなの?」
と疑問を感じている人もいるでしょう。
そこで本記事では、Kucoinの主なトレード手数料と特徴や他の取引所と比較したコストを解説します。
さらに、Kucoinの入出金手数料や発生を抑える方法を解説していますので、気になる人は是非チェックしてください。
Kucoin(クーコイン)の主なトレード手数料と特徴
Kucoinでは、取引に応じて手数料が発生します。手数料は取引を行う度に必要となるため、必ず金額を把握しておく必要があります。
また、仮想通貨の取引手数料を表す数値として、MakerとTakerが存在します。
Makerとは、取引板担い価格で注文を出す、もしきうは約定した取引を実施した際に発生する手数料です。
一方、Takerとは、取引板に並んでいる注文で約定した際に発生する手数料です。取引所によってはMakerとTakerで発生する手数料に違いがあるため、あらかじめ把握しておきましょう。
ここでは、現物・信用取引における手数料について解説します。
現物取引(スポット)の取引手数料
Kucoinの現物取引(スポット)の取引手数料は、以下の通りです。
Maker手数料 | 0.07%~0.1% |
---|---|
Taker手数料 | 0.07%~0.1% |
Kucoinの基本的な手数料は「0.1%」です。他の海外取引所に比べても安い金額となるため、コストを抑えて取引できます。
また、Kucoinが独自に発行しているトークンであるKCSの保有量に応じて取引手数料が安くなります。最大で0.1%が0.07%まで下がるため、非常にお得な制度と言えます。
先物取引の手数料
Kucoinの先物取引の手数料は、以下の通りです。
Maker手数料 | 0.02%~0.1% |
---|---|
Taker手数料 | 0.06%~0.1% |
先物取引の手数料は、Maker手数料が0.02%でTaker手数料が0.06%になります。
また、現物取引と同じくKCSの保有量によって、手数料の金額が変動します。最大0.02%もしくは0.06%まで下げられるため、取引回数が多くなりがちな信用取引と相性が良いです。
Kucoinで信用取引を積極的に行う場合は、KCSを保有して手数料の低下も検討しておきましょう。
KCSの保有量で手数料が安くなる
前述の通り、KucoinではKCSの保有量によって手数料が安くなります。
KCSとは2017年に導入されたKucoin専用のネイティブトークンで、初期供給数量は2億を上限として、定期的なバーンによって1億で安定を目指しています。
KCSは保有しているだけ取引手数料を大幅に抑えることができ、最大で0.07%までやすくなります。
また、KCS保有者には「Kucoin Bonus」と呼ばれる配当金も存在します。一定以上のKCS保有者であれば、毎日Kucoin Bonusを受け取れるため、何もしなくても資産を得られます。
さらに、4半期ごとに取引所の利益10%を用いて、KCSの買い戻し(バーン)が行われて、流通量が制限されるのです。KCS自体の流通量を減少させることで希少性は増加し、1KCSの価格が大きく下がらないように対策されています。
KCSはKucoinが提供するサービスと非常に相性が良いため、利用頻度が高いユーザーは保有を検討しましょう。
Kucoin 当サイトのリンク経由でKucoinに登録(口座開設)すると手数料割引になります。
Kucoin公式サイト
Kucoin(クーコイン)の手数料を他の取引所と比較
Kucoin(クーコイン)の手数料を把握したら「実際に他の取引所とKucoinはどれだけ手数料に差があるの?」と考える人も少なくないでしょう。
続いては、Kucoinの手数料と国内取引所・海外取引所で比較してみます。
具体的に他からみてKucoinはどの程度手数料が安いのかを解説します。
Kucoinの手数料と国内取引所を比較
Kucoin(クーコイン)の手数料を大手国内取引所と比較してみました。
現物取引手数料 | 先物取引手数料 | |
---|---|---|
Kucoin | Maker:~0.07%
Taker:~0.07% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.06% |
Coincheck | 無料 | 取扱なし |
bitFlyer | 0.01~0.15% | 無料 |
DMM Bitcoin | 販売所:0.001BTC
取引所:取扱なし |
無料 |
GMOコイン | Maker:-0.01%
Taker:0.05% |
無料 |
上記から分かる通り、国内取引所と比較してもKucoinの取引手数料は非常に安いです。
平均的に取引手数料が0.1%固定となる取引所が多いため、KucoinのKCSを保有していれば、お得に取引できます。
ただし、国内取引所は直接振込に対応しています。一方、Kucoinをはじめとする多くの海外取引所は、法定通貨の中でも日本円対応していません。
スムーズな入金を望むなら、クレジットカードもしくは別の取引所で仮想通貨を用意しておきましょう。
Kucoin手数料と海外取引所を比較
Kucoinの手数料を海外取引所と比較してみました。
現物取引手数料 | 先物取引手数料 | |
---|---|---|
Kucoin | Maker:~0.07%
Taker:~0.07% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.06% |
Binance | Maker:~0.1%
Taker:~0.1% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.04% |
Bybit | Maker:-0.025%
Taker:0.075% |
Maker:-0.025%
Taker:0.075% |
OKEx | Maker:~0.1%
Taker:~0.15% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.05% |
bitFinex | Maker:~0.1%
Taker:〜0.2% |
Maker:~0.02%
Taker:~0.04% |
bittrex | Maker:0.25%
Taker:0.25% |
取り扱いなし |
BaseFEX | 取り扱いなし | Maker:0.02%〜
Taker:0.06%〜 |
FTX Global | Maker:~0.02%
Taker:~0.07% |
現物と同じ |
Kucoinの取引手数料は、同じ海外取引所と比較しても安く設定されています。
また、国内取引所と同様に基本の取引手数料が0.1%で固定されているケースが多いため、KucoinのKCSによる手数料マイナスは非常にメリットが多いです。
取引手数料を抑えつつ、ボーナスも同時に獲得できるため、これから海外取引所で取引を考えている日にもKucoinはおすすめできるでしょう。
Kucoinは比較してもトップクラスに手数料が安い
国内・海外取引所に関わらず、Kucoinの取引手数料はトップクラスに手数料が安いです。
通常時の手数料も安いですが、専用トークンのKCSを保有していれば、さらにコストを抑えられます。他の取引所も専用トークンを発行して同様のサービスを提供していますが、Kucoinは中でもコストを抑えられます。
そのため、専用トークンを保有した上で、取引手数料を抑えるならKucoinのKCSがおすすめと言えるでしょう。
Kucoin(クーコイン)の入出金手数料
続いては、Kucoin(クーコイン)の入出金に関係する手数料について解説します。
取引手数料以外にも発生する手数料を把握しておき、無駄なく取引を進めましょう。
入金手数料
Kucoinでは、入金手数料は必要ありません。クレジットカードや仮想通貨など、どの決済手段を選択した場合でも、手数料不要で入金処理を進められます。
ただし、送金元の仮想通貨取引所によっては出金手数料が発生するケースがあります。国内・海外だけではなく、利用する取引所によってコストは異なるため、ユーザー側で把握しておきましょう。
出金手数料
Kucoinの出金手数料は、選択する仮想通貨によって異なります。
具体的な送金手数料と最低出金額は、以下の通りです。
仮想通貨名 | 送金手数料 | 最低出金額 |
---|---|---|
BTC | 0.0005BTC | 0.002BTC |
ETH | 0.01ETH | 0.02ETH |
XRP | 0.5XRP | 25XRP |
NEO | 0NEO | 1NEO |
KCS | 0.93KCS | 1.86KCS |
LTC | 0.001LTC | 0.002LTC |
BCH | 0.0005BCH | 0.01BCH |
EOS | 0.1EOS | 0.2EOS |
XLM | 0.01XLM | 21XLM |
TRX | 1TRX | 10TRX |
LSK | 0.1LSK | 1LSK |
USDT | 3.3USDT | 6.6USDT |
上記は、2022年9月時点のKucoinにおける出金手数料です。Kucoinの出金手数料は、市場状況と利用するネットワークの種類によって変動します。
そのため、Kucoinで仮想通貨を送金する際は、マーケットから現在どの程度手数料がかかるのかチェックしておきましょう。
他の取引所と入出金手数料を比較
続いては、他の仮想通貨取引所とKucoinで入出金手数料を比較してみました。
取引所 | 入金手数料 | 出金・送金手数料 |
---|---|---|
Kucoin(クーコイン) | 無料 | 通貨(ネットワーク)の種類により異なる |
FTX(エフティーエックス) | 無料 | 日本円出金無料 |
Coinbase(コインベース) | 無料 | 110円(3万円以上なら330円) |
kraken(クラーケン) | 日本円無料 | 250円 |
BINANCE(バイナンス) | 無料 | 通貨(ネットワーク)の種類により異なる |
gate.io(ゲート) | 無料 | 無料(仮想通貨のみ) |
Gemini(ジェミニ) | 仮想通貨:入金無料
米ドル:金融機関による |
通貨(ネットワーク)の種類により異なる |
MEXC(エムイーエックスシー) | 無料 | 通貨(ネットワーク)の種類により異なる |
BITTREX(ビットレックス) | 無料 | 無料 |
Bybit(バイビット) | クレジットカード決済時のみ1.1~4.5% | 通貨(ネットワーク)の種類により変動 |
上記から分かる通り、Kucoinの手数料は非常に安い数値で設定されています。取引所の中には、出金時に固定費用が発生します。
そのため、ネットワークの状況によって発生有無が異なるKucoinは、ベストなタイミングを見計らえば他の取引所よりもお得に出金できるでしょう。
Kucoin(クーコイン)の手数料をできるだけ抑える方法
Kucoin(クーコイン)の手数料をできるだけ抑える方法は、以下の通りです。
- KCSの保有量を増やす
- 成行注文を控える
- 頻繁に出金しない
それぞれ順に解説します。
KCSの保有量を増やす
Kucoinで取引手数料を抑えたいなら、KCSの保有量を増やしましょう。
Kucoinが独自に発行するKCSを保有している場合、通常0.1%の取引手数料を最大0.07%まで引き下げられます。具体的には1,000KCSを保有するごとに1%の割引が適用されます。
30,000KCSが上限となり、通常の取引手数料から30%の割引が適用されるため、0.07%の手数料で取引が可能です。
また、取引手数料が0.07%といった数値は他の取引所と比較しても非常に低い数値であり、頻繁に売買を実施してもコストを抑えられます。
成行注文を控える
国内・海外取引所含め、成行注文の方が比較的手数料が高めに設定されています。
KucoinはMakerはTakerに関わらず手数料の価格は同じですが、他の取引所で仮想通貨を購入してから送金する場合は、非常に重要なポイントです。
仮想通貨取引において、0.1%でも手数料が違えば、大きな金額を損してしまいます。特に大きい金額を複数取り低いする場合は、手数料だけでも見逃せない損失となります。
そのため、手数料で損しないためには、できる限り成行注文は控えて取引を進めましょう。
頻繁に出金しない
Kucoinで手数料を抑えて取引したいなら、頻繁な出金は控えましょう。
Kucoinで入金すると手数料は無料ですが、出金時は基本的に手数料が必要です。Kucoinの出金手数料は利用する仮想通貨やネットワーク状況によって異なるものの、頻繁に出金していると手数料だけでも大きい金額になります。
また、タイミングや出金方法を誤ると、一度の出金でも1,000円以上のコストを支払うケースも少なくありません。何度も仮想通貨を出金しているとその分コストがかかるため、一気に送金するようにしましょう。
Kucoinの手数料に関するよくあるQ&A
ここでは、Kucoin(クーコイン)の手数料に関するよくあるQ&Aを紹介します。
- 海外取引所は国内に比べて手数料が安いの?
- 取引所で発生する手数料はどんな種類があるの?
- Kucoinで取引するには必ず手数料が必要なの?
それぞれ順に解説します。
海外取引所は国内に比べて手数料が安いの?
Kucoinと国内取引所を比較して分かる通り、海外取引所の手数料は国内に比べて安く設定されています。
仮想通貨取引において0.1%の違いは、長期的に取引する上では非常に重要な部分となるため、若干の違いだけでも非常に重要なポイントです。
ただし、海外取引所で銀行振込を活用して入金する場合は、資金の換金や送金で余分な手数料が発生するケースがあります。Kucoinで手数料を抑えて入出金機能を利用するなら、銀行振込ではなくクレジットカードや仮想通貨による対応が必要です。
国内取引所の中には、海外取引所よりも手数料が安く設定されているケースもあるため、事前にチェックしておきましょう。
取引所で発生する手数料はどんな種類があるの?
仮想通貨取引において発生する手数料は、以下の通りです。
- 入金手数料
- 出金手数料
- 取引手数料
- スプレッド
- Funding手数料
Kucoinでは、入金手数料やFunding手数料は必要ありません。国内・海外取引所に関わらず、上記手数料が必要なケースがあるため、取引する前に確認しておきましょう。
Kucoinで取引するには必ず手数料が必要なの?
Kucoinで取引する上では、必ず手数料が必要です。Kucoinで不要な手数料は入金手数料のみとなるため、出金手数料や取引手数料が求められます。
ただし、KucoinはKCSを活用することで、大幅に手数料を抑えられます。最大30%のコストダウンが可能なため、Kucoinでの取引回数が多いなら、保有しておいて損はないでしょう。
前述した手数料を抑える方法を用いて、できるだけKucoinでコストが発生しないように取引したり、入出金機能を利用したりすることが重要です。
Kucoin(クーコイン)の手数料まとめ
以上、Kucoin(クーコイン)の主なトレード手数料と特徴や他の取引所と比較したコストを解説しました。
Kucoinは他の取引所に比べても、手数料が安めに設定されています。Kucoinが独自に発行するトークンKCSを利用すれば、最大30%も割引を適用可能です。
ただし、取引時や出金時は必ず手数料が発生してしまうため、事前にどの程度コストが必要なのかチェックが重要です。
本記事を参考にKucoinで手数料を抑えて、取引してみてはいかがでしょうか。
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